各少年鑑別所視察委員会の
意見に対する措置等報告一覧表
令和2年度
番号 施設名
委員会の意見 講じた措置
年月日 内 容 内 容(講じなかった場合はその理由)
1 札幌少鑑 R3.3.31
在所者に対する対応について,在所者が精神的
に不安定な状態にあることも考慮し,誤解が生じ
ないよう丁寧な言葉遣いを用いるとともに,職員
の指導について,事前にその趣旨や目的を丁寧か
つ平易な言葉で説明するよう求める。
職員に対し,在所者それぞれの心情や特性を踏
まえて丁寧な指導等を行うよう指導するととも
に,特に指導内容の趣旨や目的を事前に説明する
よう引き続き努める。
2 札幌少鑑 R3.3.31
「生活のしおり」について,熟語が多く,文書量
も多いため,在所者が理解しやすいよう,より平易
な表現に改めたり,図表やイラストを多数取り入れ
たりするほか,
「生活のしおり」
とは別に,
必要最低
限の情報が記載されたポスターないしチラシを別
途作成し,掲示することを求める。
頂いた御意見を踏まえ,
令和2年度において,
「生
活のしおり」の特に重要な項目について見出しペー
ジを新設した。
なお,御提案いただいたポスターないしチラシの
作成については,別途検討する。
3 札幌少鑑 R3.3.31
金曜日の審判後,翌月曜日に少年院へ送致となっ
たことを付添人等が知らされておらず,在所者と面
会できなかった事例があったことから,審判後にお
いても夜間や休日の面会を許可するなど,在所者と
付添人等が面会する機会を確保するよう最大限配
慮することを求める。また,可能な範囲で付添人等
と少年鑑別所等との間で情報共有を図るよう求め
る。
付添人等に対し,夜間や休日の面会の運用等につ
いて説明を引き続き丁寧に行い,円滑な運用がなさ
れるように努める。
4 札幌少鑑 R3.3.31
新型コロナウイルス感染防止対策を継続しつつ
も,在所者,付添人等の権利(特に面会,宅下げ,
差入れについて)については,必要以上に制限する
ことなく,感染防止対策を実施する以前と同程度の
水準を維持するよう求める。
新型コロナウイルス感染防止対策を引き続き確
実に実施し,可能な限り,面会等に影響を与えない
ように努める。
5 旭川少鑑 R3.2.15
在所者の入浴について,LGBTである在所者等
への配慮として,女子在所者に限らず男子在所者も
一律で単独入浴とするよう早急に運用の改善を図
られたい。
女子在所者については,同時に在所する人数が少
ないことや,浴室がユニットバスであるという構造
上,単独で入浴している。
限られた時間内に十分な入浴時間を確保するた
めには,一律に単独入浴とすることはできないが,
男子在所者であるからといって一律に集団で入浴
させるわけではなく,個別の事情等を踏まえた上
で,判断及び実施している。
6 旭川少鑑 R3.2.15
就寝時間の照明について,在所者の就寝の妨げと
ならないよう,職員の暗視スコープの使用を検討さ
れたい。
照明の光量の減少や遮光措置については,保安上
支障を来すため現状の運用を変更するのは困難で
ある。また,職員用の暗視スコープの導入は,通常
よりも視野が狭くなるため夜間における在所者の
動静視察を困難にするほか,突然の停電等で非常灯
が意図せずに点灯すれば一瞬にして目がくらむお
それがあること,更に,高価なものであり,予算上
の理由からも直ちに実施することはできない。
7 旭川少鑑 R3.2.15
就寝時間の照明について,在所者の就寝の妨げと
ならないよう,在所者へのアイマスクの貸与・自弁
購入等を可能とするなど改善を図られたい。
保安上の必要性から就寝中の在所者の心身の動
静を確認するため,顔の一部であっても覆うことは
適当でなく,現状のままとする。
8 旭川少鑑 R3.2.15
在所者の入浴
(シャワーのみを含む。)頻度につい
て現行の原則夏季週5回,冬季週3回から増やすよ
う,また入浴日の間隔について現行の最長中3日間
から短縮するよう求める。
現行においても,気候等に配慮し,入浴に加えて
夏季においてはシャワー浴を取り入れているとこ
ろであるが,入浴回数を増やすことは,予算事情を
考慮すると困難である。また,入浴は,関係法令の
定めに基づき,保健衛生に配慮した上で必要十分な
回数を確保している。
9 青森少鑑 R3.3.30
視察委員会開催当日に,在所者の面接の意思確認
を行う方法について,視察委員会作成の文書で行う
ことを検討されたい。
頂いた御意見を踏まえて,対応について検討して
いる。
10 仙台少鑑 R3.3.29
仙台少年鑑別所において,図書の充実と利用の拡
大に関して,次の点について実施を検討していただ
きたい。
1図書の充実を図ること。21回の貸与図書の冊数
を増やすこと。3休日(土曜日)も図書交換が可能
であることについて,入所後一定期間経過後に重ね
て説明するなどし,周知を図ること。
図書については40冊を購入し,内容を充実させ
た。今後も予算の範囲内で計画的な充実を図ってい
く。貸出しの方法等については,平日2回在所者自
ら図書を手に取って選択させる方法と,土曜日に貸
与希望図書をリストから選択させる方法を併用し
ていたが,在所者自ら図書を手に取って選択できる
機会を増やすことが望ましいとの観点に加え,貸与
希望図書を書棚から探し出す担当職員一人に掛か
る負担も小さくないことから,回数自体は減らさ
ず,居室から出て在所者自ら手に取って図書を選択
できる機会を増やすために,平日に週3回図書交換
日を設けた。また,貸与冊数を週当たり18冊から
28冊に増やした。
番号 施設名
委員会の意見 講じた措置
年月日 内 容 内 容(講じなかった場合はその理由)
11 仙台少鑑 R3.3.29
仙台少年鑑別所,盛岡少年鑑別支所及び山形少年
鑑別支所において,室温調節の不備等によって在所
者に負担が掛かることのないよう,室温・空調の整
備について検討いただきたい。
夏季は,扇風機やエアコンを,冬季は,暖房機器
やエアコンを稼働させるなどし,特に夏季について
は在所者に負担が掛からないよう,施設内に設置さ
れたエアコンを有効活用し,収容区域全体の温度調
整を図り,居室内の温度調整に配意している。
12 仙台少鑑 R3.3.29
仙台少年鑑別所において,意見・提案箱等に関す
る周知として次の対応を求める。
1提案用紙については,
「生活のしおり」
に用紙を複
数枚入れるなど,居室にも備え付けていただきた
い。2意見・提案箱の存在等について,入所後一定
期間経過した時点においても改めて説明する機会
を設けるなどの周知を図っていただきたい。
提案用紙は,
「生活のしおり」
に複数枚入れること
とした。意見・提案箱の周知については,入所から
10日前後経過後に,施設の運営に係る意見・提案
を受け付けている旨を,
改めて説明することとした
ほか,意見・提案箱の存在を認識しやすいよう,設
置箇所に
「提案箱 鑑別所の運営に関する意見・提案
をください」などという標示を行った。
13 仙台少鑑 R3.3.29
盛岡少年鑑別支所において,意見・提案箱等に関
する周知として次の対応を求める。
1提案用紙については,
「生活のしおり」
に用紙を複
数枚入れるなど,居室にも備え付けていただきた
い。2意見・提案箱の存在等について,入所後一定
期間経過した時点においても改めて説明する機会
を設けるなどの周知を図っていただきたい。
提案用紙は,
「生活のしおり」に複数枚入れるこ
ととした。意見・提案箱の周知については,入所
から10日前後経過後に,施設の運営に係る意
見・提案を受け付けている旨を,改めて説明する
こととしたほか,意見・提案箱の存在を認識しや
すいよう,設置箇所に「提案箱 鑑別所の運営に関
する意見・提案をください」などという標示を行
った。
14 仙台少鑑 R3.3.29
山形少年鑑別支所において,意見・提案箱等に関
する周知として次の対応を求める。
1提案用紙については,
「生活のしおり」
に用紙を複
数枚入れるなど,居室にも備え付けていただきた
い。2意見・提案箱の存在等について,入所後一定
期間経過した時点においても改めて説明する機会
を設けるなどの周知を図っていただきたい。
提案用紙は,
「生活のしおり」
に複数枚入れること
とした。意見・提案箱の周知については,入所から
10日前後経過後に,施設の運営に係る意見・提案
を受け付けている旨を,
改めて説明することとした
ほか,意見・提案箱の存在を認識しやすいよう,設
置箇所に
「提案箱 鑑別所の運営に関する意見・提案
をください」などという標示を行った。
15 仙台少鑑 R3.3.29
仙台少年鑑別所,盛岡少年鑑別支所及び山形少年
鑑別支所の3施設合同で視察委員会を開催する必
要があることから,テレビ会議システム等の使用で
はなく,可能な限り各委員が顔を合わせる形での開
催が可能となるよう予算措置を講じるなどの対応
をお願いしたい。
一部がテレビ会議システムでの開催となった理
由は予算上の問題ではなく,委員の都合によるもの
であり,対面開催に必要な予算は確保されている。
御要望について上級官庁に伝達するとともに,引き
続き開催に必要な予算措置の確保に努めてまいり
たい。
16 秋田少鑑 R3.3.24
就寝時において完全に消灯することは困難かも
しれないが,できる限り照明の明るさは減じるべき
である。また,希望する在所者にアイマスクを貸与
することが望ましい。
照明の光量の減少や遮光措置については,夜間に
おける在所者の動静視察等保安上の支障を来すた
め,現状の運用を変更することは困難である。
また,アイマスクは,訓令において在所者への給
貸与品あるいは自弁を許す物品として規定されて
いない上,就寝中の在所者の心身の状態の確認にお
いて,顔の一部であっても覆うことは適当ではない
ことから,現状の運用を変更することは困難であ
る。
17 秋田少鑑 R3.3.24
当地域は夏季には35度位まで気温が上がるこ
ともあり,居室内に冷房設備を完備することが望ま
れる。また,就寝時において一定の温度まで気温が
下がらない場合には,共有スペースに設置されてい
る冷房設備を稼働させるべきである。
冷房設備を全居室に設置することは,予算上の制
約もあり直ちに実施することは困難であるが,頂い
た御意見については上級官庁に報告するとともに,
当所の予算事情等において可能な範囲で,引き続き
暑さ対策の充実を図りたい。
18 秋田少鑑 R3.3.24
朝食の菓子パンのメニューが増加したのは喜ば
しいが,おにぎりやサンドイッチなども含めて選択
できるようにしていただきたい。
また,
従前どおり,
秋田刑務所で調理した食事を給与することが望ま
しいので再考されたい。
共同炊さんの実施は食事の輸送に係るコストや
輸送を担当する職員の配置上困難である。また,食
事の選択についても困難であるが,引き続き,在所
者の食事の充実に向けて,納入業者との調整を図っ
ていきたい。
19 秋田少鑑 R3.3.24
心情安定のため,自由時間に自弁のCDラジカセ
で音楽鑑賞させることについて検討されたい。
CDラジカセは,訓令において在所者への給貸与
品あるいは自弁を許す物品として規定されておら
ず,当所のみでの対応は困難である。
なお,頂いた御意見については上級官庁に伝達す
る。
20 秋田少鑑 R3.3.24
面会申出者に発熱(37.5度以上)があった場
合,それを理由に必要以上に面会を制限しないよう
配慮していただきたい。
当所において,面会申出者に発熱があったことを
理由に面会を制限した事例はないが,引き続き,在
所者及び職員への新型コロナウイルス感染症防止
対策の徹底を図りつつ,
適切に面会を実施していき
たい。
番号 施設名
委員会の意見 講じた措置
年月日 内 容 内 容(講じなかった場合はその理由)
21 福島少鑑 R3.3.30
令和元年度にレクリエーション室にエアコンを
増設したとの報告を受けたが,居室への冷気の取り
込みが十分であるか心配される。引き続き,扇風機
の併用,頻回な飲料配布等の工夫を求める。
夏季は扇風機及びレクリエーション室設置のエ
アコンを稼働させ,居室内の温度調節を行うととも
に,スポーツドリンクを給与するなど,必要な熱中
症予防対策を講じているところであるが,今後も在
所者の健康管理を適切に行い,熱中症の予防に努め
る。
22 福島少鑑 R3.3.30
意見・提案箱の運用に問題は見当たらないが,意
見・提案箱について,見たことがなく,説明を受け
たかも覚えていないと述べた在所者がいた。入所時
には緊張のため,理解できなかったと推察されるこ
とから,入所後,生活が安定したら,再度,意見・
提案箱について説明し,周知することを求める。
入所時オリエンテーション時の説明,
「生活のし
おり」への記載により,意見・提案箱の周知を図っ
ているところであるが,今後は,更に在所者が理解
しやすいよう,入所後一定期間経過後に再度説明す
る機会を設けることとする。
23 福島少鑑 R3.3.30
夕食の配膳時間が午後5時であり,朝食までの時
間が長すぎるので,更なる工夫を求める。
夕食の配膳時間は,職員の勤務時間や日課の円滑
な運営,さらに調理を福島刑務所に依頼しているこ
となどを踏まえて設定されているものである。ま
た,食事を調理してから給与するまでの時間が長い
と,食品の衛生管理上の問題が生じるおそれもあ
り,現在の配膳時間を変更することは困難である。
24 福島少鑑 R3.3.30
毎朝,ポットにお茶を入れて給与しているが,飲
み切ってしまい,足りなくなると述べた在所者がい
た。飲料の給与は熱中症対策にもつながることか
ら,適宜声掛けして補充することを求める。
お茶については,ポット回収時に残量を確認して
おり,
不足するような場合には,
在所者に声掛けし,
給与するなど配慮している。
25 福島少鑑 R3.3.30
バスケットボールは単独でもできるので,在所者
の運動に適している。自立式のバスケットゴールは
比較的安価に購入できると考えられるので,設置場
所に配慮し,設置することを求める。
所内に適切な設置場所がなく,また保安上の理由
から,バスケットゴールを設置することは困難であ
るが,運動種目については拡大することを検討す
る。
26 福島少鑑 R3.3.30
休日が連続する場合には,入浴日を変更する等し
て,在所者が居室から出られない状態が継続しない
ように対応しているとのことであるが,5月の連休
期間や年末年始のように休日が連続する場合に十
分に対応できるか危惧されるため,必要な対応を求
める。
長期の連休期間には,入浴日を変更したり,レク
リエーション室での運動を実施できる機会を設け
たりするなどして対応している。
27 福島少鑑 R3.3.30
在所者の収容状況から,地域援助業務の重要性が
増してくると推測されるところ,積極的に当該業務
を周知し,関係機関と連携することを要望する。
今後とも,各種協議会等の機会を活用して,地域
援助業務について広報するとともに,関係機関との
連携に努める。28宇都宮
少鑑
R3.2.22 全居室への暖房設備の設置及び稼働を希望する。
予算の都合等,当所限りでは対応が困難な事情が
あるため,上級官庁へ働き掛けていきたい。
29 前橋少鑑 R3.3.23
在所者の居室及び共用部分にエアコンを設置す
ることを求める。
予算の都合等,当所限りでは対応が困難な事情が
あるため,上級官庁へ働き掛けていきたい。
30 前橋少鑑 R3.3.23
在所者が意見・提案書を提出する上での物理的・
心理的障壁を取り除くために,意見・提案箱の運用
を改善し,意見・提案書の投かんが増えるよう努め
ることを求める。
在所者全員に配布している「生活のしおり」の中
に意見・提案書1部を編てつした上,入所時オリエ
ンテーション時に,意見・提案がなくても同書を投
かんすることは問題なく,投かんを検討するよう強
制にわたらない範囲で職員から声掛けを行ってい
る。意見・提案箱の増設については検討したい。
31 前橋少鑑 R3.3.23
在所者の処遇環境改善の観点から,在所者の人員
等を指標とする安易な職員の人員削減がなされる
ことのないよう求める。
職員数については,当所限りで対応することは困
難であるため,頂いた御意見については上級官庁に
伝達したい。32さいたま
少鑑
R3.3.4
新型コロナウイルス感染防止のため,今後も,最
新の医学的知見を踏まえた十分な対策を講じるよ
う要望する。特に,新型コロナウイルス感染防止対
策を理由に,家族等との面会が不当に制限されるこ
とがないよう要望する。
感染防止対策の一環として,家族等との面会につ
いては,床から天井を遮蔽板で仕切った面会室で実
施すること以外は,これまでと同様に面会が実施で
きるようにしている。また,面会の申出が重なった
場合であっても,法令で規定された面会時間を確保
している。33さいたま
少鑑
R3.3.4
在所者の生活環境の改善について,積極的に検討
されたい。特に,就寝時間帯の照明の明るさについ
ては具体的な対応を検討されたい。
就寝時間帯の照明の明るさについては,保安上の
必要性や在所者の健康状態を把握する必要性から,
職員が巡回して在所者の様子を確認するために,一定程度の明るさを確保する必要があるため,現状の
ままとする。34さいたま
少鑑
R3.3.4
在所者が,意見・提案箱を積極的に利用するよう
促すための具体的な方策を,更に講じるよう要望す
る。
入所時に,意見・提案書1部を他の課題等ととも
に交付しているほか,週2回,午後の休憩時に寮内
放送によって視察委員会や意見・提案書に関する周
知を行っている。また,
「生活のしおり」に意見・提
案箱の写真を掲載する予定である。
番号 施設名
委員会の意見 講じた措置
年月日 内 容 内 容(講じなかった場合はその理由)35さいたま
少鑑
R3.3.4
視察委員と在所者との面接が充実したものとな
るように,在所者に対して,事前に視察委員会の役
割や面接の趣旨を十分に周知し,在所者が積極的
に,安心して視察委員との面接に応じられる方策を
講じるよう要望する。
入所時に視察委員会の役割や面接の趣旨につい
て周知しており,
「生活のしおり」
にも同様の説明を
記載している。また,週2回,寮内放送によって視
察委員会に関する周知を行っており,視察委員会開
催日の前日及び当日には,視察委員による面接につ
いて,同様に寮内放送で周知を図っている。
36 千葉少鑑 R2.7.28
夜間,居室内から時計が見づらいという意見があ
ったため,見やすくなるよう配意されたい。
時計は各寮廊下壁面に設置(男子寮6か所,女子
寮4か所)しており,各居室から確認できる状態で
ある。就寝時間帯以降は減灯するため,見づらくな
るが,保安上の問題が生じることを未然に防ぐた
め,現状のままとする。
37 千葉少鑑 R2.9.15
夕食の時間が早すぎると思われるため,もう少し
遅らせるよう求める。
厚生労働省が発出している「大量調理施設衛生管
理マニュアル」において,調理終了後から2時間以
内に食事を給与することとされており,夕食時間を
遅らせることは食事を調理してから給与するまで
の時間が長くなり,食品衛生上の問題が生じるおそ
れがあるほか,職員配置等の事情を踏まえると調理
時間を遅らせることは困難であることから,現状の
ままとする。
38 千葉少鑑 R3.3.1
施設のみではおよそ解決が不可能な事項(1居室
内へのエアコン設置,電気容量の確保及び運用に係
る経費,毎日の入浴及びシャワー浴のための予算措
置,2常識的な時間での夕食開始となるための措
置,3共同炊さん庁に感染症が出るなどし,炊場が
停止した際の食事の質の向上)について,法務省本
省に対応措置を求めたい。
頂いた御意見を踏まえて,各種調書や会同を通じ
て上級官庁に対し,処遇環境の向上に資する必要な
要求を行っていきたい。
39 千葉少鑑 R3.3.1
退所時アンケートの中で,少年鑑別所での生活の
ルールについて,
「生活のしおり」
に記載されている
内容と職員の指導内容に差異があることや,職員に
よって指導内容に差異があること等の記載が認め
られたため,必要に応じて見直しや研修の実施を検
討されたい。
少年鑑別所法第28条に規定される生活態度に
関する助言及び指導について,庁内会議や研修など
を通じて,指導内容に差異が生じないよう,統一的
な処遇の在り方についての検討を随時行っていく。
40 東京少鑑 R3.3.22
新型コロナウイルス感染症への対応について,来訪者に対して,受付の掲示等により安心感を与える
工夫を更に実施されたい。
新型コロナウイルス感染症への対応として,受付
に同感染症感染拡大防止のための協力を依頼する
書面を掲示しているほか,消毒液を複数箇所に設置
するなどしている。
41 東京少鑑 R3.3.22
新型コロナウイルス感染症への対応の一環とし
て,保護者との面会では,在所者と保護者の間の距
離を広く開けているが,
貴重な面会の機会であるの
で,臨機に対応を変えていただきたい。
面会時における保護者と在所者との距離につい
ては,新型コロナウイルス感染症の感染状況に応じ
て検討する。
42 東京少鑑 R3.3.22
新型コロナウイルス感染症への対応の一環とし
て,飲料の差入れが継続的に禁止となっているが,
在所者の楽しみであるので,適切に対応されたい。
面会時の飲料の差入れについては,飛まつ感染防
止等の観点から,感染が拡大している状況において
は実施は困難である。
なお,在所者が領置金からし好飲料を購入し,居
室において摂取することは,現状においても可能で
ある。
43 東京少鑑 R3.3.22
入所時及び在所中の身体検査に当たっては,在所
者の人権や心情等への十分な配慮の下,人間として
の尊厳を考慮し,必要最低限の制約に限るという姿
勢を堅持することを希望する。
身体検査に当たっては,在所者の人権,心情等に
配慮して実施しているところであり,引き続き徹底
していく。
44 東京少鑑 R3.3.22
在所者に対して視察委員会及び意見・提案箱の存
在を周知し,意見・提案箱への投かんを容易にする
ため,具体的に情報提供を行うことを検討された
い。
入所時オリエンテーションにおける説明,ポスタ
ー掲示等による周知を引き続き行うとともに,他の
周知方法についても検討を行う。
45 東京少鑑 R3.3.22
意見・提案箱について,在所者が投かんしやすい
場所及び方法を検討されたい。
在所者がより投かんしやすくなるよう,意見・提
案箱の設置場所を増やすことなどについて検討す
る。
46 東京少鑑 R3.3.22
意見・提案箱への投かんに対するフィードバック
について,過去の視察委員会の取組などを紹介する
「便り」を作成することなどを検討されたい。
現在,投かんの件数及び視察委員会が対処した月
日を掲示しているところであるが,適切なフィード
バックについて更に検討していく。
47 東京少鑑 R3.3.22
夏の暑さに対する対策について,廊下へのスポッ
トクーラーの設置等が行われているところではあ
るが,根本的な対処の必要があり,工夫されたい。
冷房設備については,
平成30年度に各寮の廊下
にスポットエアコンを導入した。今後も,予算事情
を踏まえ,暑さ対策を検討していく。
番号 施設名
委員会の意見 講じた措置
年月日 内 容 内 容(講じなかった場合はその理由)
48 東京少鑑 R3.3.22
冬季の寒さ対策について,男子在所者の1階の居
室は10度を下回る室温になる日があることから,
問題意識を持続して対応を検討されたい。
暖房設備については,スポットエアコンのほか,
灯油式ファンヒーターを各寮の廊下に設置してお
り,令和2年度には使い捨てカイロを使用させた。
今後も予算事情を踏まえ,寒さ対策を検討してい
く。
49 東京少鑑 R3.3.22
夏季は週3回,冬季は週2回の入浴を行っている
ところ,社会一般の水準に照らしても少ないため,
入浴・シャワーの利用回数を増やすことについて検
討されたい。
予算の問題等,当所限りでは対応が困難な事情も
あるが,今後も上級官庁へ働き掛けていきたい。
50 東京少鑑 R3.3.22 温食給与について検討されたい。
食中毒防止の観点から,業者において,副食は冷
却処理をしているため,従来どおり,温食給与は主
食のみとする。電子レンジで配膳直前に温めること
については,
業者側の耐熱容器,
当所における加熱・
保温機器等の設備の導入及び配置人員の確保の観
点から対応は困難である。
51 東京少鑑 R3.3.22
食事の量が多いという在所者に対して,残すこと
は差し支えないと周知する方法について検討され
たい。
毎朝食時,室内放送により,食べ切れない場合は
残してもよい旨を伝達している。
52 東京少鑑 R3.3.22
在所者の食事の量について,在所者本人の希望に
より給与量を増減できないか検討されたい。
食事の量については,
関係訓令等により給与熱量
及び標準栄養量が定められており,在所者本人の希
望による増減は困難である。
53 東京少鑑 R3.3.22
異物混入について,対処方法は示されたが,それ
を徹底されたい。
令和2年度には異物混入の申出が1件あったため,原因を調査し,
給食業者への注意喚起を行った。
同年度には2回,担当者が給食業者の調理工場を視
察しており,今後も給食に係る衛生管理に万全を期
することとしたい。
54 東京少鑑 R3.3.22
少年鑑別所での生活ルールについて,職員の指導
と「生活のしおり」の不一致や,職員により指導内
容が異ならないよう,随時確認されたい。
職員の指導と「生活のしおり」の不一致や職員に
より指導内容に差が生じないよう,職員研修等を行
うことを検討する。
55 東京少鑑 R3.3.22
少年鑑別所での生活ルールについて,視覚情報や
聴覚情報の記憶や処理が不得手であるといった特
性を有する在所者に対応するため,
「生活のしおり」
に限定せず,放送や視覚情報を活用して周知する工
夫を検討されたい。
生活ルールについては,口頭及び書面で説明を行
っているところであるが,在所者の特性に配慮し,
伝達手段の多様化を検討する。
56 東京少鑑 R3.3.22
日本語を十分に解さない外国人在所者との意思
疎通を図るため,スマートフォンの翻訳アプリケー
ションの活用などを検討されたい。
令和2年度から,61言語に対応した翻訳機を1
台導入しており,今後も必要に応じて,予算事情を
踏まえつつ,台数の増加等を検討していく。
57 東京少鑑 R3.3.22
屋根のコイル状の有刺鉄線は,施設通行中に視界
に入りやすく,威圧感,隔離感を強く抱かせるもの
であるため,別の形状の設備にすることを強く求め
る。
有刺鉄線は,収容の確保を目的として,種々の検
討を重ねて設置したものであるが,威圧感,隔離感
が大きいといった短所も認められるため,代替可能
な設備について,引き続き検討する。
58 東京少鑑 R3.3.22
冷暖房など施設内の設備の維持や改修等,必要な
環境整備に要する費用を提示するなど実現に向け
た努力を継続されたい。
現在も,必要な環境整備に要する費用を上級官庁
に提示するなどしており,今後も継続していく。
59 東京少鑑 R3.3.22
面会の時間は非常に貴重なものとして確保し,やむを得ず短縮せざるを得ない場合でも,保護者の面
会にかける思いに十分配慮し,必要な説明を行うこ
とを希望する。
保護者等との面会については,受付時間の終了が
迫る時間帯に多数の面会申出が重なるなどした場
合に,やむを得ず10分間を下回らない範囲で面会
時間を短縮することがある。その場合には,事情を
丁寧に説明し,理解を得るよう努めている。
60 東京少鑑 R3.3.22
令和元年度,保護者に送付される通知に,あらか
じめ差入れ可能物品の説明を同封するなどの配慮
をすることについて検討を依頼したところである
が,その結果を説明されたい。
在所者が入所した際,
保護者宛てに郵送する通知
文に,差入れ可能な物品の一覧を同封することを,
現在検討中である。61東京西
少鑑
R3.3.8
アクリル板越しに行われる面会の際に通声孔を
塞いでいることで,互いの声が聞き取りにくいた
め,マイクやスピーカーを設置されたい。
新型コロナウイルス感染症感染防止対策として
通声孔を塞いだが,互いの会話が聞き取りにくくな
ったため,令和3年3月18日,面会室にマイク付
きスピーカーを設置した。62東京西
少鑑
R3.3.8
夜間の巡回の際の足音や物音をできる限り減ら
し,夜間の静寂を保つよう職員に周知されたい。
職員の巡回時に足音を出しづらくするため,令和
2年度,足袋を整備した。今後も,できる限り夜間
の静寂を保つよう職員への周知を図る。63東京西
少鑑
R3.3.8
図書について,引き続き在所者のニーズの調査も
含め,蔵書の種類や数の充実を図られたい。
今後も在所者のニーズを踏まえた書籍の整備を
行うため,整備前には入所者へのアンケートを実施
する。
番号 施設名
委員会の意見 講じた措置
年月日 内 容 内 容(講じなかった場合はその理由)64東京西
少鑑
R3.3.8
在所者への対応姿勢について,今後も信頼できる
大人との出会いの機会となるよう,引き続き丁寧な
対応を努力されたい。
今後も在所者への対応については,丁寧な対応を
するよう職員へ指導する。
65 横浜少鑑 R3.3.12
働き方が多様化する中,保護者面会は在所者の健
全育成にとって重要なことであるから,土日面会,
電話面会及びリモート面会について検討するよう
強く要請する。
職員配置上,休日に面会を実施することは困難で
ある。また,現行法令では,電話等による通信は,
在院中在所者に限られており,他の在所者が実施す
ることは困難である。
66 横浜少鑑 R3.3.12
季節を問わず,毎日入浴又はシャワー浴を実施す
るよう要請する。
入浴回数を増やすことは,予算面及び職員配置の
面から当所限りでは対応が困難である。入浴及びシ
ャワー浴の回数については,法令に基づき,夏季に
おいてはシャワー浴を取り入れるなど保健衛生に
配慮して実施しているところ,頂いた御意見につい
ては,上級官庁に伝達することとしたい。
67 横浜少鑑 R3.3.12
生理中の女子在所者について,毎日入浴又はシャ
ワー浴を早急に実施するよう要請する。
生理中の女子在所者については,入浴日以外の日
(休庁日は除く。)に衛生シートを支給するなど,柔軟に対応したい。
68 横浜少鑑 R3.3.12
毎日入浴又はシャワー浴を実施するまでの間は,
少なくとも各在所者に身拭の方法を指導するよう
要請する。
夏季においては熱中症対策も踏まえて室内運動
終了後,午後及び就寝前に,身拭の方法(タオルを
水で濡らして固く絞った後,
身体を拭くこと。)を具
体的に説明し,許可する放送を行うほか,その他発
汗が著しい場合は夏季に限らず同様に許可するな
ど,柔軟に実施することとしたい。
69 横浜少鑑 R3.3.12
新型コロナウイルス感染症の感染予防の観点か
ら,少なくともマスクは1日1枚を支給でき,外し
たマスクをしまう入れ物も準備できるような予算
措置を講じることを要請する。
新型コロナウイルス感染症拡大当初と比較し,マスクの価格が安定してきたことから,在所者一人当
たり1日1枚の支給とし,引き続き在所者の感染予
防に万全を期することとする。マスクをしまう入れ
物に関しては,その材質,形状,適正かつ衛生的な
使用の可否等について検討の上,判断する。
70 横浜少鑑 R3.3.12
今後も在所者の能力や状況を見ながら,在所者の
心情安定に資するよう要所での説明や声掛けをし
ていただくよう要請する。
従前から,担当の法務技官(心理)や担当の法務
教官以外の職員も,個々の在所者の特性に応じ,助
言・指導をこまめに行っており,引き続き,在所者
の心情安定に資するよう努める。
71 新潟少鑑 R3.3.15
通常は着衣により隠れている身体を他者に見ら
れない自由は,プライバシー権等の基本的人権とし
て保障されているものであることから,在所者の入
浴時には,浴室と脱衣場の間の扉を閉めて入浴させ
るべきである。
在所者の動静視察に支障がない限りにおいて,扉を閉めるなど,プライバシーが保たれるよう配慮す
る。
72 新潟少鑑 R3.3.15
脱衣場と廊下はアコーディオンカーテンで仕切
られているところ,廊下からの冷気が脱衣場を通っ
て浴室内に進入してくることから,脱衣場と廊下の
間に扉を設け,入浴中は扉を閉めるべきである。
同所に設置されているアコーディオンカーテン
の改修等,廊下から脱衣場に流れ込む冷気への対策
を検討する。
73 甲府少鑑 R2.7.2
在所者が意見・提案箱の存在について理解が不十
分であるとの印象を受けるため,意見・提案箱の趣
旨と利用方法について,一層の周知を図られたい。
意見・提案箱の一層の周知を図るため,在所者が
提案しやすいよう,新たに意見・提案箱の趣旨や利
用方法などについて記載した用紙を作成し,生活の
しおりに編てつした。
74 甲府少鑑 R2.11.13
新型コロナウイルス感染症対策のため,面会室が
仕切られたことで,面会時の声が聞き取りづらいた
め,改善されたい。
音声を聞き取りやすくするため,仕切り板越しに
会話をするためのマイクを面会室に整備し,改善を
図った。
75 甲府少鑑 R3.3.31
新型コロナウイルス感染症について,予防・対策
に努めるとともに,感染者発生時には感染拡大防止
と在所者・職員等の安全を確保しつつ,施設の機能
を維持するための適切な事後対応を執ることがで
きるよう備えられたい。
法務省の指針に基づき,施設の実情に合わせた対
策により感染拡大防止を図るとともに,感染者発生
時の業務継続を含めた対応策を策定し,必要に応じ
て更新しているところ,
今後も国内における感染の
動向や社会情勢に応じた対応の継続に努めていき
たい。
76 甲府少鑑 R3.3.31
夏季の暑さ対策のため,男子寮において,エアコ
ンを(少なくとも,居室に接する廊下に1台)増設
されたい。
エアコンの更なる増設については,予算事情や設
備面の実情などを勘案し,引き続き検討したい。ま
た,既設のエアコンによる冷房効果を向上させるた
めの措置についても,併せて検討したい。
77 甲府少鑑 R3.3.31
災害時の備えとして「非常事態発生時の対応マニ
ュアル」を作成して見直し,運用がなされていると
ころ,今後も引き続き見直しを図るなど災害対策に
努められたい。
「非常事態発生時の対応マニュアル」は令和2年
度中に見直しと改訂を行ったところ,今後も地方公
共団体から提供される情報等を参考としつつ,必要
に応じて見直しを図りたい。
番号 施設名
委員会の意見 講じた措置
年月日 内 容 内 容(講じなかった場合はその理由)
78 甲府少鑑 R3.3.31
地域援助業務について,学校現場においては少年
鑑別所の機能について十分周知されていない傾向
が見受けられる。学校を始めとした関係機関への周
知を十分に図り,出前授業等を適切に実施された
い。
地域援助業務については,見学や講演の機会を通
じてその広報に努めているところ,今後も広報の方
法を工夫しつつ,地域援助業務の周知と拡大に努め
ていきたい。
79 長野少鑑 R3.3.30
居室内が乾燥していると述べる在所者がおり,感染症対策にも有効であることから,湿度計を設置す
るなど,客観的な指標の下で対応を検討されたい。
湿度計の整備を予定しており,その後,客観的な
指標の下に対応を検討していきたい。
80 長野少鑑 R3.3.30
夏季の猛暑対応について,対策が積み重ねられて
いることは評価するが,万全とは言い難く,抜本的
な改善策として在所者の居室に固定式冷房機器を
設置するよう検討されたい。
在所者の居室への固定式冷房機器の設置につい
ては,予算事情等を総合的に勘案しつつ検討してい
きたい。
81 長野少鑑 R3.3.30
令和2年度末に発生した職員の逮捕事案を受け
て,在所者,あるいは今後収容される少年が,鑑別
や観護処遇に反発するなど,施設の適切な運営に重
大な支障を及ぼしかねないので,再発防止に万全を
期されたい。
職員研修において,公務員としての自覚を深く認
識すること,また,勤務時間外であっても,自らの
行動が公務の信用に影響を与えることについて指
導した。
82 静岡少鑑 R3.3.30
在所者の健康上の観点から,全居室への冷暖房設
備の設置及び稼働を要望する。
冷暖房設備の設置については,予算事情等によ
り,直ちに実施することは困難であるが,頂いた御
要望については上級官庁に伝達したい。
83 静岡少鑑 R3.3.30
就寝時の照明により,
睡眠を妨げられていると述
べる在所者が複数いたことから,上級官庁に対しア
イマスクの貸与等について要望するなど,在所者の
睡眠を確保するための対応・工夫を検討することを
要望する。
アイマスクは就寝中の在所者の動静の確認にお
いて,顔の一部であっても覆うことは適当ではない
上,訓令において在所者への給貸与品あるいは自弁
を許す物品として規定されておらず,当所のみでの
対応は困難である。頂いた御意見については上級官
庁に報告する。
84 静岡少鑑 R3.3.30
在所者の朝食が菓子パンであることは,栄養面か
ら適切でないと思われるため,見直しを検討された
い。
また,冬季には温食の提供を検討されたい。
朝食の給与,少数の給与等,厳しい条件を満たす
給食の入札に参加する業者の確保に苦慮している
ところ,唯一の応札業者から,人件費,勤務条件,
設備及び衛生管理上の理由により,朝食献立の変更
及び温かい汁物などの給与を追加することが困難
との回答を得ているため,直ちに変更することは難
しい。
85 静岡少鑑 R3.3.30
令和2年度においては,意見・提案箱への投かん
が増加した一方で,面接において意見・提案箱の存
在を知らないと述べた在所者もいた。
引き続き周知し,より多くの意見・提案がなされ
るよう協力されたい。
過去にも同様の御意見を頂いたことから,現在は
入所時説明,
「生活のしおり」
への掲載,
ポスター提
示,館内アナウンス等にて既に実施しているとこ
ろ,引き続き,周知のための措置を講じていく。
86 静岡少鑑 R3.3.30
外部交通権の保障のため,今後も特段の制限なく
面会が行われるよう努められたい。
外部交通権の保障のため,今後も,権利面会につ
いて,制限なく面会が行われるよう努め,裁量面会
についても,適切に可否を判断するよう努めたい。
87 静岡少鑑 R3.3.30
視察委員会の開催を年6回とするための適切な
予算措置を講じるよう,上級官庁に進言されたい。
視察委員会の開催に必要な予算の増額措置につ
いては,頂いた御要望について,上級官庁に報告し
たい。
88 金沢少鑑 R3.3.25
単独室のエアコン設置について,上級官庁と協議
することも含めて,積極的な対応を求める。
単独室におけるエアコンの増設は,予算事情を踏
まえながら検討していきたい。また,頂いた御意見
については上級官庁に伝達する。
89 金沢少鑑 R3.3.25
暑さ対策について,引き続き,工夫を凝らして対
応するとともに,これまで同様に,在所者の体調確
認を励行されたい。
暑さ対策として,冷茶・スポーツ飲料給与,冷却
剤・冷感敷きパッド貸与,冷却スプレー・扇風機使
用等実施してきたが,引き続き,暑さ対策・在所者
の体調確認に工夫を凝らして取り組むこととする。
90 金沢少鑑 R3.3.25
エアコンが設置された居室の積極的な利用を検
討されたい。ただし,新型コロナウイルス感染症対
策として,例えば在所者による当該居室の利用が重
ならないよう工夫されたい。
新型コロナウイルス感染症の接触感染リスク対
策を講じた上で,限られた数しかないエアコンが設
置された居室を運用することは容易ではないが,頂いた御意見を受け,同居室の使用要領の工夫に努め
たい。
91 金沢少鑑 R3.3.25
在所者に対する職員の指導・説明について,職員
間でそごが生じないようにされたい。
在所者に正確な情報を伝えることができるよう,
引き続き,朝礼,ミーティング等を通じて職員間の
情報共有や指導方針のすり合わせに取り組む。
92 金沢少鑑 R3.3.25
食物アレルギーは,在所者及び親族の申告に基づ
き判断する実情にあるようだが,金沢少年鑑別所に
おいて検査を実施することも検討されたい。
食物アレルギー検査は,在所者及び親族の申告を
参考に医師の指示に基づき実施している。
番号 施設名
委員会の意見 講じた措置
年月日 内 容 内 容(講じなかった場合はその理由)
93 金沢少鑑 R3.3.25
職員の就労条件を悪化させずに,在所者の入浴を
(休日も含め)
増やすよう,
上級官庁とも協議の上,
対応されたい。
入浴回数を増やすことは,予算面及び職員の配置
の面から,対応することは困難である。入浴は,法
令に基づき保健衛生に配慮し,必要な回数を確保し
て実施しているが,頂いた御意見については,上級
官庁に伝達する。
94 金沢少鑑 R3.3.25
上級官庁とも協議の上,女性職員の補充に取り組
まれたい。
当所では,既に2名の女性職員が配置され,女子
在所者の処遇に従事しているほか,女子在所者の観
護処遇に支障を来さないよう,必要に応じて他施設
から女性職員の応援を得る体制を構築している。
更なる女性職員の補充については,当所のみでの
対応は困難であるため,
頂いた御意見については上
級官庁に伝達する。
95 金沢少鑑 R3.3.25
時勢に応じた図書の充実を図られたい。予算上の
制約があるならば,図書館から借り入れるなどされ
たい。
当所では,既に近隣図書館の御理解の下,相当数
の図書を定期的に借り受け,在所者の閲読に供する
運用を行っているが,引き続き,予算の範囲内にお
いて,時勢に応じた図書選定に努め,充実を図りた
い。
96 金沢少鑑 R3.3.25
在所者に,
既に付添人・弁護人が選任されており,
当該在所者が付添人・弁護人との面会・接見を希望
した場合は,その意思を取り次いでいただきたい。
かかる取次ぎの実現に向け,積極的に上級官庁と協
議されたい。
少年鑑別所において,
御意見頂いたような取次ぎ
は実施しておらず,在所者本人に手紙等で連絡する
ように助言しており,所持金がない場合についても
手立てを講じている。
なお,頂いた御意見については上級官庁に伝達す
る。
97 福井少鑑 R3.3.22
福井少年鑑別所の分所化が予定されているとこ
ろ,視察委員会については,従来どおり,福井少年
鑑別支所に設置されることを要望する。
当所限りで対応することは困難であるため,頂い
た御意見については上級官庁へ伝達する。
98 福井少鑑 R3.3.22
現在実施されている入所時の全裸での身体検査
について,在所者の羞恥心を抱かせないように配慮
した方法に改められたい。
身体検査の際には検査職員を1名とし,カーテン
を使用して他の職員から検査の様子が見えないよ
う,在所者に羞恥心を抱かせないように配慮して実
施しているところであるが,下着については,陰部
を検査するまではできる限り着衣した状態で行い,
全裸となる時間が短くなるよう配意する。
99 岐阜少鑑 R3.3.24
在所者の居室に関し,
エアコンを設置するなど施
設の抜本的な改修が必要である。
居室のエアコン設置工事については,上級官庁に
予算措置を要望しているところである。
100 岐阜少鑑 R3.3.24
熱中症対策として夜間に配布される冷却剤につ
いて,職員から積極的に交換すべきである。
在所者には夜間であっても遠慮せず交換を申し
出るよう指導しており,実際,申出があれば交換を
行っている。
101 岐阜少鑑 R3.3.24
男子在所者が浴室を使用する際は,女子在所者と
同様に浴室と廊下を隔てる扉は閉めるべきである。
男子在所者が複数名入所している場合は,入浴場
と居室の両方を視察する必要があるため,扉を完全
に閉め切ることはできない。男女共に他の在所者等
からの視線を遮るために浴室前にカーテンを設置
する予定である。
102 岐阜少鑑 R3.3.24
職員に対し,少年鑑別所法第1条に規定された目
的を徹底するため,在所者に対する対応について改
めて指導すべきである。
在所者に対する言動については,これまでも注意
喚起してきたが,職員研修等によって改めて適切に
対応するよう周知徹底した。
103 岐阜少鑑 R3.3.24
在所者が借りた図書を読み切ってしまった場合,
その都度貸出しを実施するべきである。
これまで図書交換は週3回実施していたが,休日
を除く毎日実施することにした。
104 岐阜少鑑 R3.3.24
図書の選定をする際,
在所者の意見を取り入れる
ことも検討されたい。
備付図書を選定する際は,退所時のアンケートの
図書の項目を参考にしたい。
105 岐阜少鑑 R3.3.24
物品制限がされている要注意指定の在所者であ
っても,安全な筆記用具を貸し出すなどして意見・
提案書を視察委員会に提出できる体制を早急に整
えるべきである。
自殺・自傷等の要注意指定者で物品制限をされて
いても,
その時々の状況を考慮し,
適切に対処する。
106 岐阜少鑑 R3.3.24
在所者の居室にある報知器の動作確認及び作動
不良時の修理を確実に実施すべきである。
毎日点検を実施しており,作動不良等があれば修
理している。
107 岐阜少鑑 R3.3.24
意見・提案書について,所定の書式のみでなく,
在所者の使いやすい自由な書式を認めるよう求め
る。
意見・提案書の様式は,通達をもって定められて
いる。ただし,同通達において,在所者が私物の便
箋の使用を申し出たときは,その使用を認めてい
る。
108 岐阜少鑑 R3.3.24
在所者は居室から出る際,所持品検査をされると
のことであるが,視察委員会に対する意見・提案書
について,投書したか否かも含め秘密に投かんでき
るよう工夫することを求める。
在所者が居室を出入りする際の所持品検査につ
いては保安上省略できない。
なお,在所者が意見・提案書を携行している場合
は,記載内容について見ないよう周知しているが,
今回改めて注意喚起した。
番号 施設名
委員会の意見 講じた措置
年月日 内 容 内 容(講じなかった場合はその理由)
109 岐阜少鑑 R3.3.24
広く意見を集めるため,在所者の関係者も気軽に
意見を投かんできるよう,待合室に意見・提案箱を
設置することを求める。
意見・提案箱は,在所者が視察委員会へ意見・提
案書を提出するためのものである。一方,在所者以
外の方からの施設運営に資するための意見聴取に
ついては,施設が必要に応じて実施すべき事項であ
ると考えており,在所者以外の者から視察委員会に
宛てた意見・提案箱を設置する予定はない。110名古屋
少鑑
R3.3.16
冬季及び夏季いずれについても入浴回数を増や
し,夏季については,入浴できない日にはシャワー
浴の時間を設けるよう引き続き検討いただきたい。
在所者の入浴は,季節に応じて回数を調整し,夏
季においては運動後にシャワー浴をさせるなど,保健衛生にも配慮して実施している。その上で,冬季
及び夏季において入浴回数を増やすことや,夏季に
おいて入浴日以外にシャワー浴を実施することに
ついては,予算の都合上困難であるため,夏季にお
ける就寝前の清拭を積極的に勧めるとともに,予算
上の措置に関して上級官庁に意見具申を行ってい
く。111名古屋
少鑑
R3.3.16
入浴時間を現在の20分から5分でも増やすよ
う引き続き検討いただきたい。
入浴時間に関しては,気候や日課の内容のほか,
予算上の制約や職員配置等の事情を考慮して設定
しているため,入浴時間の延長の要否については,
これらの事情も考慮した上で慎重に検討していく。112名古屋
少鑑
R3.3.16
リンスインシャンプーではなく,シャンプーとリ
ンスそれぞれ分かれているものを使用させること
を検討いただきたい。
在所者の入浴時間が限られているため,効率良く
洗髪する観点から官給品については,リンスインシ
ャンプーを採用している。
なお,シャンプーとリンスの差入れがあった場
合,使用を認めている。113名古屋
少鑑
R3.3.16
体を洗う石けんは,固形石けんだけではなくボデ
ィーシャンプーも使えるように検討いただきたい。
予算状況を考慮した上で,今後,ボディーシャン
プーの導入も検討したい。114名古屋
少鑑
R3.3.16
入浴後に保湿するための化粧水を設置すること
を検討いただきたい。
化粧水は,在所者に係る物品の貸与等及び自弁並
びに金品の取扱いに関する訓令(平成27年矯少訓
第17号大臣訓令)において,在所者に支給・貸与
できる物品として認められないため,当所限りで対
応するのは困難である。なお,自弁による購入や差
入れは認めている。115名古屋
少鑑
R3.3.16
現行の夕食開始時間が午後4時30分からであ
るが,30分から1時間程度繰り下げることを引き
続き検討いただき,早急な対応が困難な場合には,
同7時からの娯楽時間に,希望者には補食を配布す
る対応が1年を通してできるようにすることを引
き続き検討いただきたい。
契約業者の都合上,調理時間や納品時間を遅らせ
ることはできないため,
夕食の喫食時間を現状より
も繰り下げることは困難である。また,矯正施設被
収容者食料給与規程(平成7年法務省矯医訓第65
9号大臣訓令)によって在所者の摂取カロリーが定
められているため,補食の対応は困難である。116名古屋
少鑑
R3.3.16
食事のおかずと汁物について,温かいものを提供
できるよう引き続き検討いただきたい。
在所者に給与している弁当給食については,契約
書等にも温食給与に関する規定を設けるなどし,施設としてもその実現に尽力しているほか,審判で帰
庁が遅れ,食事時間が遅くなる場合などは,各教官
室に整備されている温蔵庫内におかずや汁物を入
れて置き,できる限り温かい状態で在所者に給与す
るよう努めている。117名古屋
少鑑
R3.3.16
朝食のおかずは,消化が良く食べやすいメニュー
にするよう配慮されたい。
契約業者の都合上,在所者の給食メニューは業者
により決められているところ,御要望の趣旨は,適
宜の機会をとらえて業者に伝えるようにしたい。118名古屋
少鑑
R3.3.16
御飯のお代わりができるように検討いただきた
い。
在所者一人当たりの主食の熱量は,矯正施設被収
容者食料給与規程(平成7年法務省矯医訓第659
号大臣訓令)によって定められており,健康管理上
適正な摂取量で対応している。
なお,身長が高い者に対する主食量の変更などの
対応は現状においても実施している。119名古屋
少鑑
R3.3.16 みそ汁に必ず具を入れるよう配慮されたい。
契約業者との契約上,
在所者の給食メニューにつ
いて,みそ汁には2種以上の具を入れることとして
いる。ただし,個別の容器内の具の多寡が目立つよ
うであれば,業者に申入れをすることとする。120名古屋
少鑑
R3.3.16
購入できるおやつの種類を増やすよう検討いた
だきたい。
在所者が自弁で購入できるおやつは,契約業者の
都合も勘案しながら菓子及び飲料としてそれぞれ
3種類ずつ品目を定めており,現状において支障が
ないものと思料する。
番号 施設名
委員会の意見 講じた措置
年月日 内 容 内 容(講じなかった場合はその理由)121名古屋
少鑑
R3.3.16
親族との面会時間については,初回だけでも30
分は確保されるように検討いただきたい。
親族を含め,基本的に面会時間は30分を確保し
ている。ただし,面会の申出が重なった場合は,面
会室及び配置職員の数が限られていることから,各面会者の待ち時間の状況も考慮し,在所者一人当た
りの面会時間を若干短縮せざるを得ない場合も有
り得る。122名古屋
少鑑
R3.3.16
必要な場合には土曜日や日曜日にも面会ができ
るよう検討いただきたい。
休日の面会については,付添人や弁護人を除き,
施設の管理運営上の問題から原則として実施して
いないが,個別具体的な事情により,特に必要と認
められる場合は面会を許可する場合もある。123名古屋
少鑑
R3.3.16
在所者から1日に発信できる手紙の上限を2通
から5通くらいまで増やすよう検討いただきたい。
事務処理の都合等,施設の管理運営上,特段の理
由が認められない限り,
在所者一人当たり一日につ
き2通までとしている。124名古屋
少鑑
R3.3.16
冬季に廊下の暖気が在所者の居室内に入ってい
くよう対策を取られたい。
試行的に単独室の居室上部の通気口2箇所に換
気用扇風機を設置したところ,その効果が一定程度
検証されたことを踏まえ,今後,廊下の暖気を取り
入れるための同機器の整備を順次図っていく予定
である。125名古屋
少鑑
R3.3.16
冬季に居室内の窓から隙間風が入ってきて居室
内を冷やすことのないよう対処されたい。
冬季は,暖房機器やエアコンを稼働させるなど,
居室内の温度状況を踏まえつつ,在所者に身体的負
担が掛からないよう温度調整に配意している。その
上で,居室内の窓の更新など,施設設備に関する事
項については,予算の都合も考慮し,整備に要する
費用などを検討した上で,必要があれば上級官庁に
要望することとしたい。126名古屋
少鑑
R3.3.16
就寝時の部屋の電灯をもっと暗くするよう検討
いただきたい。
在所者の就寝時間帯の居室の照明は,保安上の目
的及び在所者の健康状態を把握する必要があるた
め,一定の明るさを確保する必要があり,現在の照
度を落とすことは困難である。127名古屋
少鑑
R3.3.16
新たな書籍を購入する機会には,購入書籍の中
に,生きづらさや自分ではどうしようもない悩みを
抱える子どもが勇気付けられる内容の書籍や心理
学の書籍を追加することを検討いただきたい。
備付書籍の購入については,毎年度,予算事情を
勘案した上で,インターネット検索や職員アンケー
トなどを参考にして書籍の選定を行っており,今後
も在所者のニーズに応じて,豊富な種類の読みやす
い書籍をそろえるよう配慮していく。128名古屋
少鑑
R3.3.16
土日に漫画本を借りられるよう検討いただきた
い。
少年鑑別所の日課運営や在所者のニーズなどを
踏まえ,今後検討したい。129名古屋
少鑑
R3.3.16
テレビの視聴番組について,在所者各自が選局で
きるよう検討いただきたい。
令和3年3月17日に自主放送システムの改修
工事が行われ,同日以降,在所者が居室内で視聴す
るテレビ番組は各自で選局できるようになってい
る。130名古屋
少鑑
R3.3.16 土日も戸外運動ができるよう検討いただきたい。
保安上及び施設の管理運営上,職員配置の少ない
土・日曜日に戸外運動を実施することは困難であ
る。131名古屋
少鑑
R3.3.16
戸外運動について在所者らの希望を聞くよう検
討いただきたい。
戸外運動は集団で行う場合もあることから,個々
の要望に全て応えることはできないが,退所時アン
ケートの内容も確認しながら,随時,種目選定を行
っていきたい。132名古屋
少鑑
R3.3.16
特に女子在所者のテストの立会には必ず女性職
員を配置するなど配慮されたい。
女性職員の人員配置上,全てにおいてそのように
対応することは困難であるが,できる限り女性職員
を配置できるよう配慮したい。133名古屋
少鑑
R3.3.16
在所者が希望したときには,職員から勉強を教え
てもらえる時間を作るよう検討いただきたい。
職員の配置上,全て対応することは困難である
が,在所者の健全な育成のための支援の一環とし
て,希望する在所者に対しては学習機会を付与して
いるところ,在所者のニーズに応じて,今後も職員
によるそうした機会を確保できるよう配慮したい。134名古屋
少鑑
R3.3.16
入所時身体検査において,陰部を職員に見せるよ
う強要するような検査方法を改め,在所者の羞恥心
に配慮した別の方法に変更するよう検討いただき
たい。
入所時身体検査においては,現在もカーテン等で
周囲からのぞかれないよう遮蔽した上で,職員と在
所者が一対一で対応するなど,在所者の羞恥心など
に最大限配慮しながら実施している。入所時は,特
に居室内への不正物品の持ち込みに留意する必要
があるところ,今後も適正に検査を実施したい。
番号 施設名
委員会の意見 講じた措置
年月日 内 容 内 容(講じなかった場合はその理由)135名古屋
少鑑
R3.3.16
勾留中の未決在所者に限り,同在所者の権利保障
(憲法第31条等)の観点から,在所者から弁護人
との接見希望があった際は,名古屋少年鑑別所から
電話で弁護士事務所へ通知する対応ができるよう
検討いただきたい。
施設から弁護人に対する連絡については通達等
に定めがないことから行っておらず,在所者本人か
ら弁護人へ連絡することになっているところ,その
連絡方法としては,省令において想定された電報に
よる通知を行うこととなっている。今後も在所者本
人から弁護人への連絡に疎漏がないよう施設とし
て十分に留意することとしたい。136名古屋
少鑑
R3.3.16
福井少年鑑別支所及び富山少年鑑別支所につい
て,各支所における視察委員の活動を十全ならしめ
るため,選任される視察委員を各支所複数名として
いただくよう引き続き検討いただきたい。
福井少年鑑別支所及び富山少年鑑別支所の視察
委員をそれぞれ複数名にすることについては,施設
限りでは対応できないので,引き続き,上級官庁に
意見具申を行っていく。137名古屋
少鑑
R3.3.16
視察委員会の開催について,現在,名古屋少年鑑
別所,福井少年鑑別支所及び富山少年鑑別支所間に
おいては,テレビ会議システムを用いて実施してい
るところ,今後もこれが継続するのであれば,各々
会場からの発言が他会場からストレスなく聞き取
れるよう,十分な機能を有する適切な機器を設置す
ることを検討いただきたい。
令和2年度の視察委員会を開催するに当たって
は,テレビ遠隔通信システムを使用する際,マイク
やスピーカーなどの音響機器を設置して対応した
が,引き続き,出席委員の聞き取りに支障が生ずる
ことのないよう適切に対応する。138名古屋
少鑑
R3.3.16
支所であっても,視察委員会を各施設独自で開く
ことができるよう改善を検討いただきたい。
現行制度上,視察委員会は本所である名古屋少年
鑑別所に設置されているため,支所が独自に開催す
ることは困難である。139名古屋
少鑑
R3.3.16
年5回の視察委員会開催のほか,意見・提案書の
内容及び在所者との面接内容次第では,同会委員長
の判断により,臨時会議を開催すること及び臨時会
議開催に係る予算措置について臨機の対応を取ら
れたい。
現状では,5回を上回る会議に係る予算措置はな
されていない。これについては,施設限りでは対応
できないので,頂いた御意見について上級官庁に報
告する。
140 津少鑑 R3.3.4
意見・提案箱投書促進のため,新様式の「意見・
提案書」の導入を要望する。
様式については,通達で定められているため,当
所限りで変更することはできないが,面接希望者に
対し,提案された新様式に事前に記入させて面接の
ツールとして活用いただくなどの協力を行う予定
である。
141 大津少鑑 R3.3.31
新型コロナウイルス感染症対策のため中止とな
っているヨガ指導について,感染防止の措置を講じ
た上で実施を検討されたい。
近畿圏内の新型コロナウイルスの流行状況を見
る限り,当所においても感染防止のために,細心の
注意を払わざるを得ない状況にあり,マスクを着用
しない状態でのヨガの実施は当面見合わせたい。
142 大津少鑑 R3.3.31
新型コロナウイルス感染症対策として,在所者が
使用する石けんや水道を非接触型のものに改善さ
れたい。
ほとんどの在所者が入所から退所まで単独室に
て生活している現状から,直ちに石けんを非接触型
のものに変えることは考えていない。また,水道を
非接触型のものにするには相当の予算が必要であ
り,当所限りで対応することは困難であるため,頂
いた御要望については上級官庁に伝達したい。
143 大津少鑑 R3.3.31
令和4年4月に予定されている滋賀刑務所組織
改編後も,現在の共同炊飯体制を維持し,在所者に
温かい食事が提供されるようにされたい。
滋賀刑務所が組織改編により刑務所の機能が停
止された場合に,現在の共同炊飯体制を維持するこ
とについては,当所限りで対応することは困難であ
るため,頂いた御要望については上級官庁に伝達し
たい。
144 大津少鑑 R3.3.31
在所者の更生及び健全育成を一層充実させるた
め,職員の増員を求めたい。
職員増員を当所限りで対応することは困難であ
るため,頂いた御要望については上級官庁に伝達し
たい。
145 京都少鑑 R3.3.22
入所者に対してPCR検査を実施するなど,新型
コロナウイルス感染症のまん延やクラスターの発
生に対して効果的な対策を行われたい。
事前に関係機関から情報収集を行っている。必要
に応じ,検査等の実施も行う準備をしている。
146 京都少鑑 R3.3.22
新型コロナウイルス感染症対策に関する設備は,
施設の実態や運用に適合した利用者に配慮したも
のとなるよう工夫されたい。
赤外線サーモグラフィカメラについては,利用者
に不快感を抱かせないよう説明を記載した。据置型
消毒噴霧装置については,より一層有効活用できる
よう,引き続き検討していく。
147 京都少鑑 R3.3.22
庁舎・寮棟の老朽化が著しいことから,抜本的な
施設・設備上の改善を行われたい。
当所の施設・設備の実情について引き続き上級官
庁へ働き掛け,施設整備の充実化について要求して
いきたい。
148 京都少鑑 R3.3.22
在所者の居室,共用部分等に冷暖房設備を設置さ
れたい。
高圧受電設備の更新を含めた冷暖房設備の整備
について,引き続き上級官庁に要求していきたい。
149 京都少鑑 R3.3.22
在所者の居室に時計を設置するなどして,時間が
確認できるようにされたい。
頂いた御意見を踏まえ,居室内から見える廊下に
時計を設置した。
150 京都少鑑 R3.3.22
冬季の入浴回数を,週2回ではなく,3回にされ
たい。
光熱水料の予算上の制約もあることから,現状の
運用としたい。
番号 施設名
委員会の意見 講じた措置
年月日 内 容 内 容(講じなかった場合はその理由)
151 京都少鑑 R3.3.22
夕食の開始時刻が午後4時30分と早いため,夕食開始時刻を社会一般的な時間帯にされたい。
食中毒の発生防止の手立てを含め,実施可能であ
るか,検討したい。
152 京都少鑑 R3.3.22
地域援助業務の増加に際し,職員の負担が過大と
ならないよう適切に配慮されたい。
これまでの対応に加え,少年鑑別所の専門性を生
かした地域援助業務に特に注力するなど更なる工
夫を続けるとともに,全庁的な取組とすることで一
部職員に負担が掛からないよう配慮したい。
153 大阪少鑑 R3.3.4
意見・提案書の書式について,法務省矯正局に対
して,面接希望の有無の欄及び面接を希望する場合
には氏名を記入する欄を設けるよう強く働き掛け
ていただきたい。
視察委員会から書式の変更について強い御希望
があったことは上級官庁に伝達したい。
154 大阪少鑑 R3.3.4
土日祝日の保護者等との面会について,少なくと
も月1回,予約制とするなどの制限を設けた上で実
施されたい。
御意見頂いた方法について,在所者全員に行うこ
とは,職員の人員が限られているため困難である
が,必要と認めるときは,個別に判断することとし
たい。
155 大阪少鑑 R3.3.4
面会時間を30分確保することを含め,保護者等
との面会を特に制限してはいないとのことである
が,外部交通権の保障を拡充するため,収容状況や
面会の混雑状況に応じて面会時間を延長して保護
者等との面会ができるように努められたい。
面会時間については,
一律に30分で面会を終了
させているわけではなく,ある程度幅を持たせて終
了としているところ,引き続き,面会予約の状況等
に応じて個別に対応したい。
156 大阪少鑑 R3.3.4
食事に温かい汁物を追加することを求める意見
について,汁物の追加は給食業者にとって負担が大
きく,入札に参加する業者の確保に苦慮している現
状を踏まえれば,仕様書に汁物の給与を盛り込まな
い等の仕様の緩和により,応札業者の確保に努めて
いる(令和元年度回答)とのことであるが,我が国
には古くから
「一汁三菜」
という言葉があるように,
食事の質において汁物は必須とされてきたことか
ら,少なくとも冬季の夕食には温かい汁物を追加し
ていただきたい。
令和2年度においても,仕様書に規定する栄養価
を満たすことなど給食業者の選定には苦慮してお
り,現状では汁物の給与については困難な状況であ
るが,頂いた御希望の趣旨を踏まえ,今後も給食の
質の向上に努めていきたい。
157 大阪少鑑 R3.3.4
夏季の暑さ及び冬季の寒さを訴える在所者への
対応として,
「引き続き,
定期的に居室内の温度測定
を行い,更に適切な配室を行うとともに,防寒具の
適切な貸与や必要に応じた冷暖房器の運転延長な
どを行い,適切な生活環境が維持できるよう努めて
まいりたい。」(平成30年度回答)との回答であっ
たが,定期的に居室内の温度測定が行われていない
ようであるため,少なくとも夏季及び冬季に居室内
の温度測定を行うこと並びに視察委員会に報告す
ることを含めて,適切な対応を徹底していただきた
い。
頂いた御意見を踏まえ,内規を定め,夏季及び冬
季には定期的に居室内の温度を測定するようにし
たところであり,今後は必要に応じ視察委員会に報
告するなど適切に対応したい。
158 大阪少鑑 R3.3.4
在所者の弁護人に対する接見依頼連絡について,
「警察庁,検察庁は,弁護人への電話での取次ぎに
ついての通達があると聞き及んでいるが,矯正施設
については,そのような通達はなく,本人が手紙や
電報で連絡することになっており,そのために,所
持金がない場合の手立ても講じている。」(令和元年
度回答)との回答であったが,接見交通権の保障の
観点から,法務省矯正局と協議の上,少なくとも勾
留期間中は,電話で取り次ぎ連絡することができる
ようにされたい。
令和元年度も同様の御意見を頂いたことについ
て上級官庁に伝達したところであるが,令和2年度
も改めて頂いた御意見について伝達することとし
たい。
159 大阪少鑑 R3.3.4
職員の超過勤務について,自己申告のみによるの
ではなく,管理責任者が現認することにより確認す
るか,客観的な記録を基礎として確認するか,いず
れかの方法により適正に記録するような仕組みを
整備されたい(厚生労働省「労働時間の適正な把握
のために使用者が講ずべき措置に関するガイドラ
イン(平成29年1月20日策定)
」参照)。超過勤務の管理等については適正に行っている
ところであるが,更に改善できる部分がないか検討
するとともに,職員に対しても誤解を与えないよう
説明を行いたい。
160 大阪少鑑 R3.3.4
新型コロナウイルス感染症予防のためのワクチ
ン接種が開始される見通しとなっているが,職員に
対して,接種を事実上強制することがないよう配慮
されたい。
ワクチン接種は強制するものではないが,頂いた
御意見については上級官庁にも報告したい。
番号 施設名
委員会の意見 講じた措置
年月日 内 容 内 容(講じなかった場合はその理由)
161 大阪少鑑 R3.3.4
視察委員会開催回数を6回とされたい。
令和2年度における視察委員会の開催回数は5
回であったが,意見・提案箱投かんの増加,面接希
望者への面接実施,意見・提案書の検討等により6
回の開催は必要と考えられる。
令和2年度においても年5回分の視察委員会開
催の予算措置が講じられており,今後も予算措置の
範囲内での開催を予定しているところであるが,頂いた御要望については上級官庁に報告したい。
162 大阪少鑑 R3.3.4
令和3年度視察委員会についても,各開催日に際
し,施設の現況・発生した職員・処遇関係の現況・
月間行事予定(視察委員が出席可能な行事を含む。)などの資料提供と説明をされたい。
令和2年度視察委員会に当たっては,各開催日に
施設現況・職員及び処遇関係で生起した事案の説明
を受けた
(平成29年度から実施)。視察委員会とし
ては,施設の運営や在所者の状況についての理解を
深めることができる有益なものであったので,次年
度以降も引き続き情報提供を続けられたい。
頂いた御意見を踏まえ,令和3年度においても引
き続き視察委員会の開催の都度,積極的な情報提供
に努めたい。
163 神戸少鑑 R3.3.31
在所者からの意見・提案書の提出が少ないため,
同制度について,入所時に職員から説明していただ
きたい。
視察委員会に対する意見・提案書の提出については,「生活のしおり」
に記載しているほか,
入所時に
も説明しているところ,
今後も引き続き周知に努め
たい。
164 奈良少鑑 R3.2.3
男子在所者から聴取した意見の中で,トイレ使用
に際して外部から見えないようにしてほしいとい
う希望があった。保安上の理由から,トイレ使用中
も在所者の姿が全く見えないようにすることはで
きないことは理解しているものの,男子居室内にお
いても,女子居室内と同様,つい立てではなくカー
テンを設置し,男女間の差をなくすべきである。
単独室の洗面所及びトイレは着替えスペースを
兼ねており,女子在所者の場合は着替えの際に全身
を隠せるようにカーテンを設置している。保安上の
理由から在所者の行動が観察できない状況は最小
限にとどめる必要があることを考慮して,男子単独
室のトイレは現状のままとするが,個別の事情に応
じて,外部から視察可能な窓付きの個室トイレが設
置されている共同室を使用することを検討したい。
165 奈良少鑑 R3.2.3
在所者から,
「就寝時の照明が明るすぎて,
深い眠
りにつくことができない。」,
「何度も目が覚める。」との意見が聞かれた。
「健康づくりのための睡眠指
針2014」における「睡眠12箇条」には「睡眠
による休養感は,こころの健康に重要」や「良い睡
眠のためには,環境づくりも重要」などと記載され
ており,十分な睡眠をとることは,健全な心身の成
長に必要な要素であると考えることから,睡眠の質
の低下を招かないよう,
就寝時の照明の明るさを調
整されたい。少なくとも,職員が巡回するとき以外
は,少し照度を下げるなど工夫することを検討され
たい。
居室内の照明は,保安上の理由や,在所者の健康
状態を把握する必要があることから,就寝時におい
ても一定の明るさを確保しなければならず,現在の
照度を変更することは困難である。
巡回時のみ照度を上げることについても,在所者
に巡回時間を知らせることとなり,保安上の問題が
ある上,医療上の理由等でカメラ付居室を使用して
いる場合は,巡回時以外でも常に一定の照度を保つ
必要があることから,対応は困難である。
166 奈良少鑑 R3.2.3
出入口での検温や手指の消毒,来所者との面会ス
ペースや面談室へのビニールシート設置等,新型コ
ロナウイルスへの感染対策が認められる一方,在所
者から,
「入所以降マスクを取り替えていない。」,
「職員と卓球をする際は,マスクをはずしている。」との意見が聞かれたことから,新型コロナウイルス
への対応について,より万全で徹底したウイルス対
策を極力実施すべきである。人と触れ合う機会が少
ない環境ではあっても,マスクの着用及び交換は,
感染防止対策の基本である。また,運動の時間の際
にマスクを着用しないことは,感染リスクを伴うも
のである。したがって,在所者に対しては日々新し
いマスクを支給し,着用させることを要望する。
当所では,
マスクの着用を始めとして検温,
消毒,
換気,
「3密」
の回避等,
各種の感染防止対策を実施
しており,引き続き,対策を徹底していきたい。
なお,マスクが全国的に不足していた時期にマス
クの交換が遅れる場合があったが,現在は,毎日新
しいマスクを支給している。また,居室内でも職員
と会話する場合にはマスクを着用させているほか,
運動時も「3密」を避けた上で,呼吸が苦しくなら
ない範囲でマスクの着用を指導している。
167 奈良少鑑 R3.2.3
面会の時間経過を知らせるために,アラーム音を
使用することは避けるべきである。理由は,面会の
際の30分が経過したことを知らせるアラームに
ついては,これまでも意見してきたところであり,
その意図は30分以上の時間を確保するためであ
る旨の説明を受けた。また,在所者にアラーム音が
終了を告げるものではないことを伝えているよう
であるが,なかなかその意図が伝わっていない。面
会者も含めて,アラーム音を聞くこと自体が心理的
な圧迫を感じる要因とも考えられる。本年度も,在
アラーム音は鳴らさず,
職員からの声掛けで時間
の目安を知らせるようにしたい。
番号 施設名
委員会の意見 講じた措置
年月日 内 容 内 容(講じなかった場合はその理由)
所者から意見を聴取した中で,
「30分でタイマー
が鳴るので,
終了時間と思った。」との意見が聞かれ
たことからも,アラーム音による時間の案内は避け
てもらいたい。
168 奈良少鑑 R3.2.3
在所者に対し職員の対応について意見聴取した
ところ,
令和2年度も一様に
「優しい。」,
「何かあれ
ば相談できる雰囲気である。
」との回答があったこ
とから,今後も引き続き,在所者の理解者として,
在所者の自主性を尊重しつつ,学習支援や情操のか
ん養に努めるとともに,
人権が尊重されるような環
境作りを積極的に行っていただきたい。
頂いた御意見を励みに,
今後も丁寧な対応を継続
していく。169和歌山
少鑑
R3.3.18
新型コロナウイルス感染症対策について,感染防
止に万全を期するとの観点から,関係機関と連携の
上,全ての入所予定者に対し,入所前にPCR検査
を実施することの可否を検討されたい。
関係機関から,事前情報として入所予定者の体調
を提供していただいており,新型コロナウイルスが
疑われる場合は入所の時期等を調整することにな
っているため,入所前に全件PCR検査を実施する
ことについては検討していない。
当所としては,頂いた御意見を踏まえ,関係機関
にも改めて実施の可否を検討願いたい旨申し入れ
たい。170和歌山
少鑑
R3.3.18
夏季のシャワー使用について,在所者の希望によ
り,温水を使用できるようにするとともに,清潔保
持の観点から,シャンプーやボディーソープの貸
与・使用も認めることを検討されたい。
夏季のシャワー使用は,
週3回の入浴に加えて実
施しているもので,専ら夏場の熱中症予防として体
温を下げる目的で実施する,入浴とは異なるものあ
る。ただし,在所者の希望があれば温水を使用でき
るよう,改善を図りたい。
なお,シャンプーやボディーソープを使用した入
浴の回数を増やすことについては,予算事情や職員
の配置上の問題等を考慮すると,直ちに対応するこ
とは困難である。171和歌山
少鑑
R3.3.18
テレビ視聴時のチャンネル選択について,2時間
同一のチャンネルを視聴するのではなく,途中でチ
ャンネルを選択できるよう運用を検討されたい。
テレビ視聴時のチャンネル選択については,個々
の在所者に説明し,
既に実施しているところ,
「生活
のしおり」等による周知がなされておらず,徹底さ
れていなかったため,
「生活のしおり」
を見直すなど
して改善を図りたい。172和歌山
少鑑
R3.3.18
小規模少年鑑別所の支所化については,抑制的に
臨んでいただくとともに,支所化の検討に当たって
は,支所化後の実質的な視察の運用について,視察
委員会とも十分に協議され,意見が述べられるよう
要望する。
組織再編等に関する御意見であり,当所限りで対
応することは困難であるため,頂いた御要望は上級
官庁に伝達する。
173 松江少鑑 R3.3.19
食事の量が物足りない,おかずが口に合わないと
の意見が多いことから,
提供する食事の充実を検討
されたい。
法令に基づいて適正な量を給与し,味について
は,法令で定める栄養量に基づき,少年に給与する
ことを前提に,提供業者に工夫をお願いしている。
食事量やバリエーションの充実のために,出所時ア
ンケートの食事に関する意見を参考にしながらお
かずの内容の充実に努めており,今後も継続してい
く。
174 松江少鑑 R3.3.19
在所中の閉塞感を緩和する手段として,運動の機
会の確保と運動内容の充実を検討されたい。
運動の機会は,職員配置や日課進行の都合で実施
困難とならないよう,調査や取調べの際には職員間
で調整し,1日当たりおおむね1時間以上確保して
いる。
運動内容の充実については,安全・保安面を考慮
しつつ,指導職員の習熟のための職員研修を実施す
るとともに,運動用具の購入に当たっては予算事情
も勘案して検討していく。
175 松江少鑑 R3.3.19
閉塞感を緩和させるために,余暇時間に,運動場
や室外に出て外気に触れる機会や,外の景色を眺め
られる機会を確保することを検討されたい。
健康管理上必要な運動時間を確保しながら,規則
正しい生活を実現できるよう日課運営に努めてい
るところ,その中で,余暇時間等に,外気に触れる
機会や外の景色を眺める機会を一律に確保するこ
とは困難であるが,職員配置の状況や在所者の特
性,必要性等を考慮した上で,実施を検討したい。
176 松江少鑑 R3.3.19
図書交換の機会を1日に複数回設けること及び
漫画本の貸出冊数を増やすことを検討されたい。
他の日課運営上及び職員配置の都合上,1日に複
数回の図書交換を実施することは困難である。書籍
に触れた経験に乏しい在所者がほとんどであるこ
とから,健全育成を目的として,良書に触れる機会
を確保するよう努めているところであるが,漫画本
も含め,貸出図書全般の増冊を検討したい。
番号 施設名
委員会の意見 講じた措置
年月日 内 容 内 容(講じなかった場合はその理由)
177 松江少鑑 R3.3.19 各居室へのエアコン整備を検討されたい。
居室へのエアコン整備は,予算上の制約もあり直
ちに実施することは困難であるが,頂いた御意見に
ついては上級官庁に報告する。
178 松江少鑑 R3.3.19
学習等支援制度の周知について,職員から積極的
に行われたい。
在所者が粗暴行為等に及び外部講師に危害を加
えるおそれはないか,在所者自身取組への意欲を有
しているかなど,在所者個々の心身の状態を把握し
た上で,在所者に対し受講意思の確認を行ってい
る。引き続き学習等支援制度について,生活のしお
りの記載をもとに,実施する具体的な教科などを説
明して周知を図り,その機会を確保するとともに,
在所者の特性に応じて必要な助言等を行っていく。
179 松江少鑑 R3.3.19
新型コロナウイルス感染者(疑いのある場合も含
む。
)等への対応マニュアルを準備されたい。
新型コロナウイルス感染症への対応については,
当所嘱託医師に相談の上,その都度効果的な助言・
指導を得ている。すでに整備している対応マニュア
ルについても医師に相談しながら感染状況に即し
たものとなるよう改訂していきたい。
180 松江少鑑 R3.3.19
職員に対するワクチン接種を優先して実施する
よう対応を検討されたい。
現在矯正施設の医療従事者については,ワクチン
接種について地方関係機関と協議,調整を行うよう
上級官庁から指示が出ており,協議が進められてい
るところであるが,当所は医療従事者がいないこと
から,
対象外となっている。
しかし,
「高齢者施設等
の従事者」のうち,矯正施設の患者が発生した場合
の処遇に従事する職員については,優先接種対象者
とされたため,市と調整を進めているところであ
る。
181 松江少鑑 R3.3.19
視察委員会の意見に対する回答は書面で行われ
たい。
書面での回答を行う。
182 岡山少鑑 R3.2.25
在所者就寝時の睡眠環境を整えるため,照明の明
度調整ができるように工夫することを要望する。
在所者の就寝時間帯の居室の照明は,保安上の目
的及び在所者の健康状態を把握する必要があるた
め,一定の明るさを確保する必要があり,現在の照
度を落とすことは困難である。
183 岡山少鑑 R3.2.25
明度調整を完備するまでの間,給貸与品へのアイ
マスクの追加を要望する。
給貸与品の品目については,訓令で定められてお
り,当所のみでの対応は困難である。
184 岡山少鑑 R3.2.25
明度調整を完備するまでの間,自弁可能品へのア
イマスクの追加を要望する。
自弁品の品目については,訓令で定められてお
り,当所のみでの対応は困難である。
185 岡山少鑑 R3.2.25
入浴又はシャワー浴の機会を更に増やすこと(特
に冬季の就寝前)を要望する。
入浴又はシャワー浴の機会を更に増やすことは,
冬季の就寝前も含め,職員配置上実施は困難であ
る。
186 岡山少鑑 R3.2.25
居室内へのエアコンの設置又はパーソナルクー
ラー,ホットカーペット等の設置を要望する。
冬季の防寒対策としては,在所者の起床後から就
寝前まで各居室で電気アンカを使用できるように
している。
なお,エアコン等の設置については,購入費用及び
ランニングコスト等予算上の制約や電気容量の制
約もあり,直ちに実施することは困難である。
187 岡山少鑑 R3.2.25
図書やビデオの整備について,今後も御尽力いた
だくよう要望する。
引き続き図書・ビデオの整備について努力する。
188 岡山少鑑 R3.2.25
職員の体制上,困難なことは理解しているが,更
に運動時間を確保するための工夫を要望する。
新型コロナウイルス感染症対策のため,入所から
2週間以内は単独で運動を実施しているところ,職員配置や運動実施場所の制約から,在所者一人当た
りの屋外での運動時間を短縮せざるを得ないこと
がある。
屋外での運動時間が十分確保できない場合は,居室内において別に1時間運動できる機会を設けて
いる。
189 岡山少鑑 R3.2.25
意見・提案書を出しやすくするため,用紙の書式
を改善することを要望する。
意見・提案書は通達において定められた様式であ
り,当所の判断で変更することは困難である。
190 岡山少鑑 R3.2.25
意見・提案箱を複数設置すること及び「生活のし
おり」に意見・提案書の用紙を何枚か挟むことを要
望する。
意見・提案箱については,令和2年度予算で新た
に購入し,令和3年度予算でグラウンド出入口前に
設置する予定である。
「生活のしおり」に意見・提案書の用紙を2枚ず
つ挟むこととした。
番号 施設名
委員会の意見 講じた措置
年月日 内 容 内 容(講じなかった場合はその理由)
191 広島少鑑 R2.8.31
在所者の面接は視察委員会の開催に合わせて実
施されるところ,全在所者の意見を聴取することが
できずにいることから,
全在所者に対し視察委員会
作成のアンケート用紙を配布し,希望する在所者が
回答して意見・提案箱に投かんする運用に改めるよ
う要望する。
視察委員会に対する意見・提案は局長通達で規定
された様式を使用することを前提としている。
ただし,視察委員会の活動及び意見提案の方法につ
いて,入所時のオリエンテーションに加えて,所内
放送による定期的な告知を行うこととした。また,
意見・提案箱が在所者の目に留まりやすいよう装飾
を施すとともに,
「生活のしおり」
に実際の意見・提
案箱及びその設置箇所の写真,並びに「意見・提案
書」の様式の見本を掲載することとした。
192 広島少鑑 R2.8.31
意見・提案箱の設置場所を全在所者に周知できる
方策を講じることを要望する。
広島少年鑑別所については,意見・提案箱に装飾
等を施して在所者の目に留まりやすくするとともに,「生活のしおり」
に意見・提案箱とその設置場所
の写真を掲載した。鳥取少年鑑別支所については,
設置場所を在所者の目に留まりやすい場所に移動
させた。
193 広島少鑑 R2.12.18
広島少年鑑別所について,冬季の防寒対策を講じ
ることを要望する。
広島少年鑑別所においては,冬季の防寒対策の一
環として,使い捨てカイロの自弁購入が可能となっ
ている。
また,各居室で使用させる安全な暖房器具として
充電式カイロの整備などを検討している。
194 広島少鑑 R3.3.19
広島少年鑑別所の分所として鳥取少年鑑別支所
が再編されたことに伴い,本所と支所の委員が相互
にそれぞれの施設を視察する必要があることから,
視察委員会を少なくとも年6回開催することを前
提とした予算措置を要望する。
視察委員会の予算は,
当所限りでは対応できない
ため,要望については上級官庁に伝達する。
195 広島少鑑 R3.3.19
広島少年鑑別所の分所として鳥取少年鑑別支所
が再編されたことに伴い,鳥取少年鑑別支所の視察
委員が1名に減員となったことについて,視察委員
会活動のためには複数の委員が必要であるから,増員を要望する。
なお,視察委員が2名となった場合,うち1名は
弁護士とすることを要望する。
視察委員の増員は,当所限りでは対応できないた
め,要望については上級庁に伝達する。
196 広島少鑑 R3.3.19
広島少年鑑別所及び鳥取少年鑑別支所における
実情を検証し,職員の配置や想定される緊急の事態
における職員の補充などについて具体的に検討し,
対応に関するマニュアルを作成するなど,施設運営
に支障が生じないための対策の検討を要望する。
職員定員等については,当所限りでは対応できな
いため,上級官庁に伝達する。
なお,鳥取少年鑑別支所への応援については,近
隣の少年施設からの応援体制が整備されているほ
か,鳥取刑務所からの応援職員の派遣も既に実施さ
れている。また,令和2年度末からは,鳥取少年鑑
別支所に新収容があった際に広島少年鑑別所の職
員を3日間連続で派遣することを試行的に行って
おり,職員派遣を円滑に行うための具体的内容の検
討を本所・分所間で進めている。
197 広島少鑑 R3.3.19
広島少年鑑別所について,冬季の防寒対策とし
て,消灯時間頃まで暖房機を稼働させたり,居室前
の廊下に暖房機を設置したりするなどの工夫を要
望する。
寮の廊下に設置されている空調機器については,
現状においても,気温状況に応じて就寝時間まで稼
働させる対応をしているが,光熱水量の予算の範囲
内で,可能な限り稼働時間延長するなどして防寒対
策を講じたい。なお,各居室の前に暖房機を設置す
ることは,ランニングコストや防火管理の面から対
応困難である。
198 広島少鑑 R3.3.19
夕食の開始時間について,現行の午後4時30分
から少しでも遅くすることを要望する。
夕食の開始時間については食中毒防止の観点と,
納入業者の都合もあり,
現状では対応が困難である
が,納入業者に協力を要請するなどして,夕食開始
時間を遅くできるよう検討を継続する。
199 広島少鑑 R3.3.19
食事について,副菜についても温かい物を給与で
きるよう改善を要望する。また,インスタント味噌
汁等を追加するなどして温かい汁物を給与するな
どの改善も検討されたい。
当所の食事の副菜は弁当容器に盛り付けられて
おり,電子レンジ等で再加熱した場合,それに適さ
ない料理もあることから,容器ごとの再加熱ができ
ない。また,仮に再加熱に適した料理のみを再加熱
する場合,それらを弁当容器から一旦取り出して戻
すということになり,職員配置上及び衛生管理上の
観点から対応が困難である。
番号 施設名
委員会の意見 講じた措置
年月日 内 容 内 容(講じなかった場合はその理由)
食事については,予算の範囲で,納入業者と年間
契約(朝食のみ味噌汁付き)しているが,その余剰
額で,追加して汁物を給与することは困難であるた
め,次年度の入札において,納入業者と昼食及び夕
食の汁物給与の可否協議の上,可能であれば仕様書
に盛り込むこととしたい。
200 広島少鑑 R3.3.19
入浴の実施時間について,5分延長して20分程
度にすることを要望する。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため,通常よ
りも一度に入浴できる在所者数を減らしているこ
とから,実施時間の確保は容易ではないが,可能な
限り職員配置を工夫して対応したい。
201 広島少鑑 R3.3.19
就寝時の照明について,保安上必要な措置である
ことは理解できるが,不眠を訴える者もいることか
ら,希望者にはアイマスクを貸与するなどの対応の
検討を要望する。
アイマスクについては,在所者の生存確認を含む
健康状態等の把握の観点から使用させることは適
切ではない上,使用させることができる物品として
訓令で規定されていないため,対応は困難である。
202 広島少鑑 R3.3.19
投薬漏れや個人情報漏えいの防止に努めること
を要望する。
職員研修や内規整備などの防止措置を講じてお
り,確実に対応していきたい。
203 山口少鑑 R3.3.29
新型コロナウイルス感染症の地域の感染状況等
に留意しながら,適切な感染症予防や対策を行うこ
とを要望する。
新型コロナウイルス感染症対策については,職員
及び在所者の感染予防や,関係機関との情報共有を
中心に必要な対策を講じている。今後も地域の感染
状況に留意しながら予防と対策に努めていきたい。
204 山口少鑑 R3.3.29
新型コロナウイルス感染症対策を理由とした面
会の不適切な制限がないことを要望する。
在所者への感染予防策として面会室にアクリル
板のついたてを設置するほか,面会者にマスク着用
等の感染防止対策への御理解をいただき,これまで
と同様に面会を実施している。今後の新型コロナウ
イルス感染症の感染状況によっては,遮蔽板を使用
するなど,更なる遮蔽措置を執ることも考えられる
が,面会者に丁寧に説明し,御理解を頂いた上で,
面会が実施できるように努めていきたい。
205 山口少鑑 R3.3.29
令和2年度に在所者の居室前廊下と男女の居室
各1部屋にエアコンが設置されたが,その他の居室
にも,エアコン又はエアコンの代替となるスポット
クーラー等の空調設備の設置を検討されたい。
全居室に空調設備を直ちに設置することは困難
であるが,予算事情等を勘案しつつ,計画的な整備
を検討していきたい。また,頂いた御意見について
は上級官庁に報告する。
206 山口少鑑 R3.3.29
在所者の貸与図書について,1日当たりの冊数の
増加を検討されたい。
1日当たりの貸出冊数を増加することを検討し
ていきたい。
207 山口少鑑 R3.3.29
在所者に貸与する書籍について,文庫本や新書判
の書籍など,在所者が手にとって読みやすいものと
することを検討されたい。
今後の図書整備時に積極的に検討していきたい。
208 山口少鑑 R3.3.29
今後の生活備品の購入に当たっては,一般社会の
日常生活に適応したものになるよう要望する。
今後の購入時に検討することとしたい。
209 山口少鑑 R3.3.29
就寝時間帯の照明の照度について,検討された
い。
在所者の就寝時間帯の居室の照明は,保安上及び
在所者の健康状態把握の必要性から,一定の明るさ
を確保する必要があり,
現在の照度からの変更は考
えていない。
210 山口少鑑 R3.3.29
就寝時間帯の照明について,他施設の実情を確認
し,器具等の変更ができないか検討されたい。
今後,他施設の状況を確認しながら対応を検討し
たい。
211 山口少鑑 R3.3.29
視察委員会開催日以外の視察委員会と在所者と
の面接について,在所者に対する働き掛けを積極的
に実施することを要望する。
入所時の視察委員会説明時に,視察委員会との面
接について引き続き周知していきたい。
212 山口少鑑 R3.3.29
在所者に対し,意見・提案箱の存在を周知するこ
とを要望する。
入所時に視察委員会や意見・提案箱についての説
明を引き続き行うことに加えて,新たな周知方法に
ついて,今後検討していきたい。
213 徳島少鑑 R3.3.5
夏季において,入浴日以外の曜日については,シ
ャワー浴を実施する等の対応を検討されたい。
夏季において,入浴日以外の曜日については,運
動に参加した在所者に対し,シャワー浴をさせてお
り,引き続き,在所者に対する保健衛生上の配慮に
努めたい。
214 徳島少鑑 R3.3.5
活字が苦手な在所者への対応として,読みやすい
本の種類を増やすことや有益と思われるテレビ番
組等を視聴する機会を設けることを検討されたい。
令和2年度は,絵本や振り仮名のある小説など,
活字が苦手な在所者にも読みやすい図書を整備し
たほか,従前から自己啓発を促す視聴覚教材等を計
画的に視聴させており,引き続き,図書や視聴覚教
材等の更なる充実に努めたい。
215 高松少鑑 R3.3.24
面会時間について,在所者が希望した場合には,
時間の延長等臨機応変に対応されたい。
調整等の必要がある場合の面会時間は柔軟に運
用しており,今後も臨機応変に対応したい。
216 高松少鑑 R3.3.24
面会の立会について,
必ずしも必要ではない場合
は,職員無立会での面会の実施について,検討いた
だきたい。
少年鑑別所法第81条の規定に基づき,適正に面
会を実施している。
番号 施設名
委員会の意見 講じた措置
年月日 内 容 内 容(講じなかった場合はその理由)
217 高松少鑑 R3.3.24
入浴回数について,適切な保健衛生上の措置を講
じるため,通年週3回とすることを強く要望する。
通年で常態的に入浴回数を増やすことは,予算事
情及び職員配置の事情から困難であるが,関係法令
の定めに基づき,令和3年度は,予算執行状況及び
気候等の状況に応じて,
臨機の入浴又はシャワーの
使用回数を増やすよう極力努めたい。
218 高松少鑑 R3.3.24
入浴時間について,保健衛生上適切な時間が確保
できるよう配慮されたい。
1人当たり20分程度の入浴時間は確保してお
り,引き続き適切な時間確保に留意したい。
219 高松少鑑 R3.3.24
運動時間について,心身の充実を図るため,1時
間程度の運動時間の確保を要望する。また,在所者
から屋外での実施を望む意見があったことにも配
慮されたい。
夏季の熱中症予防等の理由で,屋外での運動時間
を短縮することもあるが,引き続き,室内運動も含
め,法令に基づきおおむね1時間以上を確保してい
く。
220 高松少鑑 R3.3.24
特に下着等の洗濯について,十分な洗濯回数を確
保されたい。
下着の洗濯については,従前から運動後等に実施
できるようにしており,
引き続き適切に対応してい
く。
221 高松少鑑 R3.3.24
図書について,在所者のニーズに合った本を取り
そろえるよう配慮されたい。
令和2年度は,在所者からの意見等を基に,約2
00冊の本を新たに整備しており,今後も在所者の
ニーズに合った本の整備に努めたい。
222 高松少鑑 R3.3.24
食事について,在所者から「冷たい」との意見や
異物混入等の意見があることから,できる限り改善
されたい。
温食の提供については,可能な場合には,電子レ
ンジで加熱するなどし,対応している。また,異物
混入については,その都度業者に連絡し,原因の追
及及び改善を促している
223 高松少鑑 R3.3.24
夕食の提供時間について,午後5時に近い時間で
の提供をされたい。
夕食の給与時間については,頂いた御意見を受け
て,少しでも午後5時に近い時間に夕食を実施でき
るよう配慮しており,引き続き対応していきたい。
224 高松少鑑 R3.3.24
冷暖房の使用について,健康維持に影響を及ぼさ
ないよう,在所者の意見を聴取し柔軟に対応された
い。
冷暖房使用時期は,居室内の在所者の状態に留意
し,適切な温度設定になるように配慮している。
225 高松少鑑 R3.3.24
保護室について,在所者の安全を確保し,心身を
安定させるため,設置を要望する。
引き続き,保護室の設置を上級官庁に要望した
い。
226 高松少鑑 R3.3.24
職員の待遇について,
女性職員の割合に配慮しつ
つ,適正な人員配置及び良好な職場環境の維持を願
いたい。
女性職員増員については,上級官庁に要望し,令
和3年度は1名増員して合計4名となった。職場環
境については,毎年,職員にアンケートを実施する
などし,必要な措置を講じている。
227 高松少鑑 R3.3.24
職員の在所者への接し方について,在所者の模範
となることができるよう熱意をもって接していた
だきたい。
在所者との適切な接し方等について,引き続き新
採用職員も含め確実に指導していく。
228 高松少鑑 R3.3.24
地域援助業務について,虐待問題に対し,例えば
児童相談所の検討会議に参加するなど専門性を生
かし取り組んでいただきたい。
児童相談所からの依頼に基づき,保護者に対する
カウンセリング,暴力防止ワークブックの実施等専
門性を生かした地域援助を積極的に展開しており,
引き続き連携・強化を図りたい。
229 高松少鑑 R3.3.24
地域援助業務について,虐待を受けた子どもの安
全を確保しつつ,アセスメントを行うため,少年鑑
別所を委託一時保護施設として,子どもを収容でき
るように検討いただきたい。
法務省限りで判断できるものではなく,他省庁と
の協議の上,法律改正等が必要なものであり,当所
限りで対応することは困難であるため,頂いた御意
見については上級官庁に伝達する。
230 高松少鑑 R3.3.24
地域援助業務について,小中学校の保護者向けの
出前授業を行っていただきたい。
学校現場からの依頼は増えてきており,連携が強
化されつつあることから,学校側のニーズに応じて
積極的に取り組んでいきたい。
231 松山少鑑 R3.3.4
在所者につき1日当たりマスク1枚の配布がな
されているが,
今後も遺漏なく実施されたい。
また,
職員についても執務時の常時マスク着用,換気,手
指の消毒,来訪者の体温チェック等,引き続き必要
な感染防止対策を実施されたい。加えて,職員につ
いて,体調不良が認められた場合には,休暇を取得
しやすい職場環境の整備に留意されたい。
在所者へのマスク配布は継続して実施していく。
職員のマスク着用や手指消毒,各所の換気及び来訪
者の体温確認を継続し,
感染症防止対策を徹底して
いく。また,職員の体調不良を認めた際には,速や
かに代務者を指定し,積極的に休暇取得を促してい
く。
232 松山少鑑 R3.3.4
在所者の中には,付添人への連絡方法について不
安を抱く者もいることから,入所時のオリエンテー
ション等において,付添人に対する連絡方法につい
て,丁寧な説明を実施されたい。
入所時のオリエンテーションを通じて,付添人へ
の連絡方法を含めた外部交通について周知してお
り,今後も継続していく。
233 松山少鑑 R3.3.4
例年,入所者から,夜間の常夜灯の明るさ,夕食
の時間の在り方,入浴時間及び運動時間に関する希
望が出されているので,
対応について継続的に検討
されたい。
また,外部からの虫の侵入防止や冷暖房設備の充
実・柔軟な運用についても,改善が進んできている
が,引き続き改善されたい。
頂いた御意見を踏まえ,在所者の生活環境の改善
に資するよう,
引き続き施設等の改修,
備品の購入,
対応の変更等に努める。
番号 施設名
委員会の意見 講じた措置
年月日 内 容 内 容(講じなかった場合はその理由)
234 高知少鑑 R3.3.2
視察委員会が更に柔軟かつ十分な活動ができる
よう,回数制限の撤廃を検討されたい。
視察委員会の開催回数の増加に伴う予算措置が
必要となる。当所限りでは対応できないため,頂い
た御要望については上級官庁に報告する。
235 高知少鑑 R3.3.2
夕食時間について,現在の設定では早すぎるた
め,予算措置等を含めて対応いただきたい。
夕食時間について,一般社会における生活慣習と
比べて早いことは課題として認識しているが,食中
毒防止や職員配置上の観点から現状を大きく変更
することは困難である。
236 高知少鑑 R3.3.2
休日を含む時間外の面会への対応等,予算措置等
を含めて対応いただきたい。
職員配置上の理由により,保安面を含めた業務全
般に影響が大きいため,
閉庁日を含む時間外の常態
的な面会は困難である。
特段の事情がある場合につ
いては,個別のケースを精査して慎重に対応する。
237 高知少鑑 R3.3.2 エアコンの全居室設置について検討されたい。
エアコンの全居室設置については,予算事情もあ
り,直ちに実施することは困難であるが,頂いた御
要望については上級官庁に報告する。
238 高知少鑑 R3.3.2 休日を含め,毎日の入浴について検討されたい。
令和2年度に,冬季の入浴回数を平日週2回から
3回に変更した。また,夏季についてはシャワー浴
を週の平日2回行っており,これ以上の入浴回数の
増加については,職員配置や予算の面から困難であ
るため,頂いた御要望については上級官庁に報告す
る。
239 高知少鑑 R3.3.2
消灯時間について,社会の実情を踏まえ,原則的
な消灯時間を早くとも午後10時にしていただき
たい。
消灯時間の変更については,職員配置上の事情か
ら対応が困難である。受験を控えているなど個別の
事情があれば柔軟に対応したい。
240 高知少鑑 R3.3.2
就寝時の照度について,明るくて眠れないとの意
見があることから,消灯等を検討されたい。
就寝時の照度を低くすることは,保安上及び在所
者の健康状態把握の必要性から困難である。
241 高知少鑑 R3.3.2
在所者に貸与する下着類について,在所者ごとに
新しい物を用意していただきたい。
下着類については自弁物品の使用を認めている。
自弁物品を使用しない在所者に全て一律に新しい
ものを用意することについて,予算事情により,直
ちに対応することは困難であるが,できる範囲で対
応していきたい。頂いた御要望については上級官庁
に報告する。
242 高知少鑑 R3.3.2
食欲には個人差があり,カロリー消費量も必ずし
も体格に比例するものではないため,食事量につい
てもう少し緩やかに運用することを検討されたい。
在所者に給与する主食の熱量の基準は訓令等で
定められており,食欲の個人差には対応できない
が,妊産婦や体位が著しく異なる者については,健
康の保持上必要があると認める場合,通常と異なる
内容及び熱量の食事を支給することができるため,
今後も適切に対応していく。
243 高知少鑑 R3.3.2
意見・提案書の提出について,より多くの意見が
寄せられるよう,引き続き協力されたい。
意見・提案書や視察委員会の意義については,在
所者に対して引き続き丁寧な説明を行っていく。また,視察委員会に対する情報の提供は,少年鑑別所
法をはじめとする関係法令・訓令通達に基づき,協
力していく。
244 福岡少鑑 R3.3.8
小倉少年鑑別支所に,
福岡少年鑑別所から独立し
た少年鑑別所視察委員会を設けるよう,強く求め
る。
視察委員会の増設については,施設限りでは対応
できないので,頂いた御要望については引き続き上
級官庁に伝達する。
245 福岡少鑑 R3.3.8
福岡少年鑑別所及び小倉少年鑑別支所にそれぞ
れ独立した視察委員会を設置することができない
のであれば,視察委員を2名程度増員することを求
める。
また,
各々の施設について,
最低でも年4回,
合計8回の会議を開催できる予算措置を講じるよ
う,強く求める。
視察委員会の増員,視察委員会の開催回数の増加
及びそれらに必要な予算の増額措置については,施設限りでは対応できないので,頂いた御要望につい
ては引き続き上級官庁に伝達する。
246 福岡少鑑 R3.3.8
視察委員会の増員の有無及び会議回数いかんに
かかわらず,福岡少年鑑別所と小倉少年鑑別支所の
幹部職員が同時に出席できるよう,オンラインでの
委員会開催を認めるよう求める。
福岡少年鑑別所と小倉少年鑑別支所の幹部職員
が同時に出席して視察委員会を開催できるよう,オンラインによる実施方法を具体的に検討し,調整す
ることとしたい。
247 福岡少鑑 R3.3.8
新型コロナウイルス感染症対策として,不織布製
のマスクを在所者に1日1枚支給することを求め
る。また,所内で勤務に当たる職員に対しても,同
様の措置を執ることを求める。
在所者用のマスクについては,これまで2日に1
回の頻度で交換していたところ,毎日交換するよう
運用を改めることとした。
また,職員用のマスクについては,各事務室に不
織布マスクを備え付け,
毎日1枚を目安に使用でき
る運用を行っている。
番号 施設名
委員会の意見 講じた措置
年月日 内 容 内 容(講じなかった場合はその理由)
248 福岡少鑑 R3.3.8
在所者が1日に使えるタオルを2枚から3枚に
増やすことを求めるとともに,在所者が使用するタ
オルを吸水性に優れたものに替えることを求める。
在所者が常時所持することのできるタオルの枚
数を増やすことは,保安上の理由から困難であるた
め,入浴場に施設が準備したタオルを備え付け,入
浴時に1枚貸与できるようにし,入浴時の前後には
実質的にタオルを3枚まで使用できるよう運用を
変更した。吸水性に優れたタオルへの変更について
は,予算面の制約を勘案しつつ,購入の際の参考と
したい。
249 福岡少鑑 R3.3.8
男子在所者にも,入浴後に髪を乾かすためのドラ
イヤーの使用を認めることを求める。
男子在所者の入浴後のドライヤーの使用につい
ては,ドライヤーを整備の上,使用できるよう運用
を変更することとしている。
250 福岡少鑑 R3.3.8
福岡少年鑑別所及び小倉少年鑑別支所の居室に
冷暖房機器及び空気循環器(サーキュレーター)を
設置することを求める。
冷暖房機器の設置及び空気循環器の設置につい
ては,施設の構造,電力供給能力,予算事情等を勘
案した上で検討することとし,同時に,夏季熱中症
対策及び冬季気温低下対策について工夫を図る取
組を進めていきたい。
251 福岡少鑑 R3.3.8
福岡少年鑑別所の施設建物について,早期の建て
替えを検討するよう求める。
施設の建て替えについては,施設限りでは対応で
きないので,頂いた御要望については上級官庁に伝
達する。
252 福岡少鑑 R3.3.8
福岡少年鑑別所においては,在所者に温かい食事
を出すことができるよう,温食器が活用されること
を要望する。また,予算上の措置を講じることを含
めて,温かい汁物を出すことができるようにするこ
とを要望する。
弁当業者において,保温食器での配達を行うほ
か,配送後速やかに配食するなど,可能な限り温か
い状態で給与することに努めているところ,今後も
より一層そのような配慮がなされるよう,業者に対
する要請を継続することとしたい。また,汁物の追
加給与については,予算上及び職員配置上の制約を
勘案しつつ,業者との調整を検討したい。
253 福岡少鑑 R3.3.8
在所者のために備え付けられている学習用図書
として,中学生及び高校生が学習するにふさわしい
全学年分の参考書や問題集を整備すべきである。また,高等学校在学中の在所者に対しては,高等学校
の卒業を後押しするための学習用図書の整備を,高等学校中退者等の在所者に対しては,高等学校卒業
程度認定試験受験のための学習用図書の整備を進
めるべきである。
一般的な図書の整備に当たっては,自治体の図書
館との連携を進めるべきである。
学習用の図書については,学習レベルに応じたも
のを計画的に整備しているほか,一般図書について
も情報を収集し,予算の範囲内で順次更新・整備し
ているところであるが,頂いた御意見を踏まえ,一
層の充実に努めることとしたい。
一般的な図書の整備において自治体の図書館と
連携することについては,その方法・内容を模索し
ながら導入の可否を検討することとしたい。
254 福岡少鑑 R3.3.8
新型コロナウイルス感染症問題の収束が見通せ
ない中で,地域援助の新たな方法を講じることを求
める。
電話による相談については既に多くの実績があ
るほか,担当職員が,オンラインを用いた心理支援
の方法,留意点等に関する研修会に参加し,遠隔で
も実施可能な地域支援の在り方について知識の集
積を図っていることから,今後,それらを生かして
現実的に対応できる方法を検討することとしたい。
255 佐賀少鑑 R3.3.15
在所者の入浴時における職員の立会いについて,
在所者の自尊心を傷付けるおそれを最小限にする
よう注意して監視されたい。
在所者の視線内戒護は保安事故を防止する上で
極めて重要である。今後も在所者の人権に配慮し,
羞恥心を抱かせ,自尊心を傷付けるおそれを最小限
にするよう必要十分な範囲で対応する。
256 佐賀少鑑 R3.3.15
新型コロナウイルス感染症を取り巻く環境は,
日々変化するものという認識の下,今後も在所者,
職員の安全配慮と施設上の保安体制の調整を怠る
ことがないよう努力されることを求める。
新型コロナウイルス感染症対策については,医師
の指示や保健所等関係機関と協議を行い,最新の情
報収集に努めながら適切に実施している。引き続き
適切な取組を継続したい。
257 長崎少鑑 R2.9.23
在所者の弁当給食について,増量することを要望
する。
「矯正施設被収容者食料給与規程」
(平成7年法務
省矯医訓第659号大臣訓令)に基づき支給してお
り,標準栄養量は満たしていることから,増量する
ことは困難である。
258 長崎少鑑 R2.9.23
夕食の喫食開始時間について,現在の午後4時3
0分からもう少し繰り下げることを要望する。
弁当給食の契約については,職員配置上午後5時
までに喫食させることを前提に,食中毒防止の観点
から,その2時間前までに調理終了することができ
る業者を選定して契約し,納品してもらっている。
そういった事情から,夕食時間を繰り下げることは
困難である。
259 長崎少鑑 R2.9.23
シャワー浴時に,石けん及びシャンプーが使用で
きるようにすることを要望する。
当所の近年の収容状況を踏まえて検討した結果,
令和3年度からシャワー浴時の石けん及びシャン
プーの使用を許可することとした。
番号 施設名
委員会の意見 講じた措置
年月日 内 容 内 容(講じなかった場合はその理由)
260 長崎少鑑 R2.9.23
シャワー浴について,
夏季だけでなく通年に増や
すことを要望する。
入浴の実施は関係法令等に基づき,必要な回数
を確保している。また,通年のシャワー浴につい
ては予算上困難であるので現行のままとするが,
今後予算上の措置については上級官庁に具申して
いく。
261 長崎少鑑 R2.9.23
意見・提案箱の存在について,説明方法を工夫し
て在所者の記憶に残りやすくすることを要望する。
在所者への視察委員会に関する周知については,
現在行っている入所時の告知,ポスターの掲示,生
活のしおりにおける説明文の掲載に加えて,入所後
約2週間が経過した時点で,再度説明を行うことと
した。
262 熊本少鑑 R3.3.31
少数ではあるが,一部の在所者から,食事につい
て,魚の頻度が多い,朝食の量が足りない,柔らか
すぎる等の意見があったことから,可能な限りバリ
エーションに富んだ食事を提供するよう要望する。
頂いた御要望については,弁当納入業者に伝え
る。
263 熊本少鑑 R3.3.31
意見・提案書に「保健所で保護されている犬や猫
を飼い,その犬や猫との関わり合いの中で,命の尊
さ等を学ぶ機会を得てはどうか。
」との意見があっ
た。少年鑑別所で動物を飼育することの人的物的設
備や公衆衛生の問題などがあることは承知してい
るが,何らかの方法で動物との触れ合いを実現でき
ないか検討されたい。
在所者が,動物と触れ合う機会を設けられるか,
公衆衛生及び実施時期の観点から具体的に検討を
行ったところ,当所での実施には大きな困難を伴う
との結論に至った。
264 大分少鑑 R3.3.31
在所者によっては,朝食の食事量が少ないと感じ
る可能性があるので,自弁で朝食の菓子パンを追加
購入できるようにされたい。
菓子パンを自弁購入品に加えることについては,
その際の食事の給与をどうすべきか,契約業者が対
応できるかなど検討すべき課題があるところ,現状
では,契約業者から対応困難との回答を得ているた
め,自弁購入品を追加できないか検討を継続した
い。
265 大分少鑑 R3.3.31
在所者がシャワーを利用する際に,直ちに温水が
利用できるようにされたい。
配管距離の関係で放水後,直ちに温水を利用する
ことは困難であるので,引き続き,職員が事前に放
水しておくことにより,
在所者が直ちに温水が利用
できるよう努めたい。
266 大分少鑑 R3.3.31
男子在所者の居室内にもエアコンを配置するよ
うにされたい。
電気容量など電機整備の構造上の問題や予算等
の兼ね合いもあり,男子居室各室にエアコンを直ち
に配置することは困難であるが,頂いた御要望につ
いては上級官庁に報告する。
267 宮崎少鑑 R3.3.29
現在,入浴は夏季冬季ともに週3回であり,夏季
には入浴日以外のシャワーが実施されているもの
の,冬季には実施されていないため,冬季にも入浴
日以外のシャワーの実施を要望する。
当所においては,現状においても,関係法令に定
められている必要回数以上を確保しており,冬季に
おける入浴日以外のシャワーを実施することは,予算上や職員配置等の制約により困難である。268鹿児島
少鑑
R3.3.16
在所者に対して視察委員会制度の周知徹底を図
るために努力していることは承知しているが,令和
2年度の在所者からの意見・提案書が0件であった
ため,今一度件数を上げるよう努力することを要望
する。
入所時オリエンテーションや「生活のしおり」で
視察委員会制度について説明していることに加え,
視察委員会が開催される数日前から当日の朝まで
は,特に重点的に放送による告知と併せて個別に説
明や確認を実施しているが,これまで以上に丁寧な
説明を行い,引き続き周知をしていくこととする。
269 那覇少鑑 R2.7.15
在所者から弁当給食について,量が少ない,野菜
が軟らかい,味が薄い等の意見があるので,対応に
ついて検討されたい。
「矯正施設被収容者食料給与規程」
(平成7年法務
省矯医訓第659号大臣訓令)に基づき,所定の主
食熱量及び主食並びに副食の標準栄養量を満たす
食事の提供について業者と契約を交わし,弁当給食
を実施しており,個別のし好等に対応することは困
難である。
270 那覇少鑑 R2.7.15
男子在所者から入浴時にリンスを使用したいと
の申出があったことから,対応について検討された
い。
現在,在所者にはリンスインシャンプーを使用さ
せているが,在所者本人が希望すればリンスの自弁
購入・差入れは可能である。
271 那覇少鑑 R2.7.15
令和元年度から土日等入浴できないときに体を
拭くことができるようになっているが,周知されて
いないようであるので,
更に周知の方法を検討され
たい。
「生活のしおり」を改正し,拭身に関する事項を
追記したほか,朝の日課放送時に告知し,周知を図
った。
番号 施設名
委員会の意見 講じた措置
年月日 内 容 内 容(講じなかった場合はその理由)
272 那覇少鑑 R2.7.15
女子在所者の対応については,女性職員にお願い
したいという申出が女子在所者からあったため検
討されたい。
女子在所者の対応について,通常は,女性職員で
対応しているが,夜間・休日は,全ての場面で女性
職員が対応することは困難である。
273 那覇少鑑 R2.8.27
在所者から入浴時に職員の視線が気になるとの
申出があったことから,
上半身だけ見るという対応
を検討されたい。
できる限り在所者の羞恥心に配慮しているが,保安・警備上の観点から,上半身しか見ないという対
応は困難である。
274 那覇少鑑 R2.8.27
在所者から運動時間が20分くらいだったとの
申出があったことから,
運動時間の確保について見
直されたい。
現在,新型コロナウイルス感染症への対応とし
て,入所後2週間は個別運動のみ実施しており,職
員配置や運動実施場所の制約から,運動希望者が多
い場合は,戸外30分,室内30分で運動を実施し
ている。引き続き,法令に基づいた適切な運動時間
を確保していく。
275 那覇少鑑 R2.12.3
在所者から赤ボールペンを貸与してほしいとの
意見があったことから,貸与について検討願いた
い。
法令上貸与物品として黒ボールペンのみ認めら
れていることから,貸与することは困難である。赤
ボールペンは自弁物品として購入又は差入れは可
能である。
276 那覇少鑑 R2.12.3
在所者から弁当の米を入れている場所以外に米
の糊のような膜が付いていることが3回あったと
の申出があったため,改善されたい。
職員が検食時に弁当の蓋に米粒が付着している
状況を確認しているが,
このような申出は初めてで
あり,契約業者に気を付けるよう申し入れるととも
に,在所者にも何かあれば直ちに職員に申し出るよ
う指導する。