平成30年度予算について
法 務 省
第1 経費関係
1 一般会計 7,638億円
(平成29年度補正予算額 235億円)
2 東日本大震災復興特別会計 20億円
第2 定員関係
増員数 1,273人,定員合理化数 △しろさんかく971人
純増数 302人
第3 機構関係
大臣官房国際課の新設
平成29年度予算について
法 務 省
第1 経費関係
1 一般会計 7,504億円
(平成28年度補正予算額 260億円)
2 東日本大震災復興特別会計 15億円
第2 定員関係
増員数 1,207人,定員合理化数 △しろさんかく971人
純増数 236人
第3 機構関係
大臣官房参事官(訟務担当)1人及び訟務局参事官2人の時限の撤廃
平 成 29 年 度 平 成 30 年 度
当 初 予 算 額 予 算 額A B750,388 763,757 13,369 101.8
502,240 511,058 8,818 101.8
248,148 252,699 4,551 101.8
23,653 25,046 1,393 105.9
1,451 2,002 551 137.9
452 399 △しろさんかく 53 88.2
999 1,603 604 160.5
228 823 596 361.8
注 東日本大震災復興特別会計については,復興庁所管であり,同庁において一括して計上する。
【参考】平成29年度補正予算(第1号) (単位:百万円)
平 成 29 年 度
補 正 予 算 額
I 防災・減災対策の強化 21,208
法務省施設の建替え等整備(施設費) 17,471
災害等への備えとしての各種取組 3,738
II 対内投資活性化の促進 2,262
円滑かつ厳格な出入国管理体制の整備
合 計 23,471
注 百万円単位で四捨五入している関係から,一部整合しない場合がある。
平 成 3 0 年 度 予 算 額 総 括 表
(単位:百万円,%)
対前年度増△しろさんかく減額
区 分
B - A 比較率
一 般 会 計
人 件 費
物 件 費
う ち 施 設 費
東日本大震災復興特別会計
人 件 費
物 件 費
う ち 施 設 費
平成29年度補正予算(第1号)の概要 1一般会計
(単位:百万円) (単位:百万円)
対前年度
増△しろさんかく減額
1 大臣官房関係経費 128,820 130,452 1,632 449 0 449
2 日本司法支援センター 30,285 31,057 773 773 0 773
関係経費
3 施設整備関係経費 23,653 25,046 1,393 1,393 17,471 18,863
4 法務総合研究所関係経費 2,708 2,274 433 404 62 △しろさんかく 342
5 登記・戸籍等関係経費 124,788 125,955 1,167 1,017 801 1,818
6 検察関係経費 109,421 110,787 1,367 135 551 416
7 矯正関係経費 233,616 237,270 3,654 216 1,413 1,629
8 更生保護関係経費 26,618 27,302 684 93 239 333
9 人権擁護関係経費 3,383 3,407 24 24 0 24
10 訟務関係経費 1,909 1,921 12 12 0 12
11 出入国管理関係経費 50,455 53,598 3,143 1,413 2,337 3,750
12 公安審査委員会関係経費 66 66 0 0 0 0
13 公安調査庁関係経費 14,668 14,622 47 301 597 296
750,388 763,757 13,369 4,551 23,471 28,021
※(注記)平成29年度予算額には,法務総合研究所関係経費,矯正関係経費及び公安調査庁関係経費に国際法務総合センター移転関係経費が含まれている。
平成30年度予算額には,矯正関係経費に国際法務総合センター移転関係経費が含まれている。
※(注記)(参考)欄の対前年度増△しろさんかく減額欄は,物件費について,30年度予算額に29年度補正予算額を加えた合計額と29年度当初予算額と増△しろさんかく減額である。
東日本大震災復興特別会計
(単位:百万円)
1 登記事務関係経費 634 567 67 13
2 民事法律扶助等関係経費 589 611 22 22
3 施設復旧関係経費 228 823 596 596
1,451 2,002 551 604
補正予算
(第1号)
事 項 別 予 算
増△しろさんかく減額
うち物件費
(参考)
事 項
平成29年度
予 算 額
平成30年度
予 算 額
物件費
△しろさんかく △しろさんかく
△しろさんかく
△しろさんかく △しろさんかく
合 計
事 項
平成29年度
予 算 額
平成30年度
予 算 額
増△しろさんかく減額
うち物件費
△しろさんかく △しろさんかく
合 計
(注)百万円単位で四捨五入している関係から,一部整合しない場合がある。2平成29年度
定 員 減 員 純増▲さんかく減数 定 員
(合理化計画)
法務本省 876 (8) 17 (2) 8 8 884
法務総合研究所 88 88
法務局 8,835 (46) 276 (46) 225 ▲さんかく 224 1 8,836
登 記 等 8,183 (31) 266 (31) 223 ▲さんかく 222 1 8,184
人 権 259 (15) 5 (15) 1 ▲さんかく 1 259
訟 務 393 5 1 ▲さんかく 1 393
検察庁 11,806 276 236 ▲さんかく 233 3 11,809
検事 1,865 25 18 ▲さんかく 15 3 1,868
副検事 899 899
事務官 等 9,042 251 218 ▲さんかく 218 9,042
矯正官署 23,600 489 410 ▲さんかく 408 2 23,602
矯正研修所 54 54
矯正管区 235 235
刑事施設 19,649 409 341 ▲さんかく 333 8 19,657
少年院 2,462 53 47 ▲さんかく 50 ▲さんかく 3 2,459
少年鑑別所 等 1,200 27 22 ▲さんかく 25 ▲さんかく 3 1,197
1,815 87 44 ▲さんかく 28 16 1,831
地方更生保護委員会 294 ▲さんかく 3 ▲さんかく 3 291
保護観察所 1,521 87 44 ▲さんかく 25 19 1,540
地方入国管理官署 4,474 (88) 317 311 ▲さんかく 51 260 4,734
入国者収容所 210 7 5 5 215
地方入国管理局 4,264 (88) 310 306 ▲さんかく 51 255 4,519
51,494 1,462 1,234 ▲さんかく 944 290 51,784
公安審査委員会 4 4
公安調査庁 1,609 (30) 79 (17) 39 ▲さんかく 27 12 1,621
内部部局 等 366 5 5 5 371
公安調査局・事務所 1,243 (30) 74 (17) 34 ▲さんかく 27 7 1,250
53,107 (172) 1,541 (65) 1,273 ▲さんかく 971 302 53,409
※(注記) 増員欄には,時限査定を含む。
平成30年度組織別増員査定結果
平成30年度
区 分 要 求 増 員
更生保護官署
本省小計
合 計3平成29年度
当初予算額(A)平成30年度
予 算 額(B)20,248 21,459 1,211
3,774
〈施策の概要〉
〈骨太の方針との関連〉
〈主要事項〉
1顔認証ゲートの本格導入・運用 395 1,042 647
2空海港施設拡張等に伴う審査端末機器等の整備 0 226 226296〈施策の概要〉
〈骨太の方針との関連〉
〈主要事項〉
436 440 3
このほか,平成29年度補正予算(2,262百万円)を含む増△しろさんかく減額
このほか,平成29年度補正予算(597百万円)を含む増△しろさんかく減額
△しろさんかく 301
我が国の公共の安全を確保するため,国内外のテロ関連情報及び対北朝鮮制裁措置関連情報等を収集・
分析する公安調査活動を強化することによる治安・テロ対策の強化。
・東京大会開催に向け,先端技術の利活用を含めた関連情報の収集・分析の強化を図る【骨太19頁】
・良好な治安を確保するため,サイバー攻撃対策,水際対策を含めたテロ対策の強化を図る【骨太26頁】
東京大会等に向けての関連動向調査及びテロ関連情報収
集の強化
※(注記)平成29年度当初予算額(A)には国際法務総合センター
等移転関係経費を含む
2 治安・テロ対策の強化 2,957 2,656
1,512
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催や観光立国に向けた施策を契機とした訪日外国人
の増加に対応するために必要な出入国管理体制を強化。
・革新的な出入国審査などのCIQの計画的な物的・人的体制整備を図る【骨太17頁】
・水際対策を含めたテロ対策や不法滞在対策等を推進する【骨太26頁】
平成30年度一般会計予算における主要施策の概要
(単位:百万円)
対前年度
増△しろさんかく減額
(B-A)
I 2020年東京大会(オリンピック・パラリンピック)に向けた安全・安心の基盤整備
1 出入国審査体制の整備及び不法滞在対策等 17,291 18,8034平成29年度
当初予算額(A)平成30年度
予 算 額(B)(単位:百万円)
対前年度
増△しろさんかく減額
(B-A)
35,911 38,056 2,145991〈施策の概要〉
〈骨太の方針との関連〉
〈主要事項〉
18,863
〈施策の概要〉
〈骨太の方針との関連〉
〈主要事項〉
14,677 15,783 1,106
8,975 9,262 287
このほか,平成29年度補正予算(17,471百万円)を含む増△しろさんかく減額
このほか,平成29年度補正予算(239百万円)を含む増△しろさんかく減額
1,393
旧耐震基準により昭和56年以前に整備された法務省施設及び職員宿舎の建替え等の耐震対策を促進。再
犯防止施策推進の土台となる矯正施設の環境整備を推進。
矯正施設の環境整備を推進する【骨太26頁】
1矯正施設関係
2法務総合庁舎関係
2 矯正施設の環境整備等 23,653 25,046
2保護司制度の基盤整備・入口支援・国と地方公共団体と
の連携を含めた社会内処遇の充実強化
8,005 8,659 653752 犯罪対策閣僚会議決定「再犯防止に向けた総合対策」(平成24年7月)及び「宣言:犯罪に戻らない,戻さな
い」(平成26年12月),「再犯の防止等の推進に関する法律」(平成28年12月)及び「再犯防止推進計画」
(平成29年12月閣議決定)に掲げられている対象者の特性に応じた処遇,住居の確保,就労支援等の再犯
防止対策を推進。
再犯防止対策について,本年中に策定予定の推進計画に基づき,起訴猶予者等に対する社会復帰支援,
受刑者等に対する教育・職業訓練の充実,刑務所出所者等に対する就労支援,更生保護サポートセンター
の拡充を含む保護司・協力雇用主・更生保護施設の活動支援,自治体との連携等を推進する【骨太26頁】
1対象者の特性に応じた矯正処遇の充実強化及び雇用
ニーズに応じた職業訓練の拡充等
2,816 2,916 100
II 犯罪をした者等の再犯防止対策の推進
1 再犯防止のための施設内処遇及び社会内処遇の
充実強化
12,258 13,0105平成29年度
当初予算額(A)平成30年度
予 算 額(B)(単位:百万円)
対前年度
増△しろさんかく減額
(B-A)
4,491 5,775 1,284
2,085
〈施策の概要〉
〈骨太の方針との関連〉
〈主要事項〉
490 1,570 1,080
4,001 4,205 204
2,325 2,450 124
〈施策の概要〉
〈骨太の方針との関連〉
〈主要事項〉
1イベント実施,会場設営,送迎・輸送,警備計画等の策定 0 36 36
2メインテーマ決定を受けたワークショップの運営準備 15 31 16
このほか,平成29年度補正予算(801百万円)を含む増△しろさんかく減額102 犯罪防止・刑事司法分野における国連最大の会議の国内開催に向け,様々な分野における国際協力を進
めるとともに我が国の国際的なプレゼンスを最大限高めるための準備を促進
日本型司法制度の強み等を重要なソフトパワーとし,コングレス2020開催に向け,司法分野における国内外
の取組を総合的・戦略的に推進する【骨太26頁】
1 2020年国連犯罪防止刑事司法会議(コングレス)の日
本開催に向けた事前準備
162 264
IV グローバル化した国際環境における「司法外交」の展開
所有者を特定することが困難な土地等の利活用に向けた相続登記の促進。
従来型,大都市型及び復興型登記所備付地図作成作業の推進。
・法定相続情報証明制度の利用範囲を拡大するとともに,所有者情報の収集・整備・利活用を推進するため,
制度・体制の両面から更なる取組を進める【骨太38頁】
・長期間相続登記が未了の土地の解消を図る【骨太38頁】
・登記所備付地図の整備等により不動産情報基盤の充実を図る【骨太38頁】
1法定相続情報証明制度の運用及び長期相続登記未了土
地問題解消対応等
2登記所備付地図整備事業の推進
III 経済再生の加速化及び震災復興の推進
相続登記の促進及び地図整備体制の強化等 4,491 5,775 1,2846平成29年度
当初予算額(A)平成30年度
予 算 額(B)(単位:百万円)
対前年度
増△しろさんかく減額
(B-A)
〈施策の概要〉
〈骨太の方針との関連〉
〈主要事項〉
29 59 31
5 21 16
21 22 1
〈施策の概要〉
〈骨太の方針との関連〉
1 ASEAN地域等における法制度整備支援事業の実施 96 104 8
57 72 14222国際仲裁活性化に向けた調査情報収集
3子供や若者への幅広い法教育の推進
主にASEAN諸国を始めとする開発途上国の持続的成長を実現するために不可欠な法的基盤作りを支援
するとともに,法の支配を定着させるため,法制度整備支援を推進。
自由で公正な経済圏の拡大による効果を享受するため,法制度整備支援及びビジネス環境の整備を行う
【骨太16頁】
〈主要事項〉
2 法制度整備支援基礎調査研究等事業の実施
3 法制度整備支援によるビジネス環境整備 153 1760 訴訟に発展するおそれのある政策・事象及び国益に関する国際紛争等への支援を推進するとともに,国際
司法人材の育成等のための法教育を普及。
・予防司法機能の全国規模での充実を図る【骨太26頁】
・法曹等専門家の海外派遣等による企業への法的側面支援,国際紛争への対応・未然防止強化等を行う【骨
太16頁】
・スポーツ事案を含めた国際仲裁の活性化に向けた基盤整備のための取組を進める【骨太26頁】
・法教育の推進【骨太26頁】
1予防司法機能及び国際訴訟等支援の充実強化
2 国際紛争等への対応を含む予防司法機能の強化
及び子供や若者への幅広い法教育の推進等
2,010 2,0107平成29年度
当初予算額(A)平成30年度
予 算 額(B)(単位:百万円)
対前年度
増△しろさんかく減額
(B-A)
34,393 35,420 1,027684〈施策の概要〉
〈骨太の方針との関連〉
〈主要事項〉
518 668 149
〈施策の概要〉
〈骨太の方針との関連〉
〈主要事項〉
101 112 12
31 43 12
24 70 46
このほか,平成29年度補正予算(455百万円)を含む増△しろさんかく減額
2障害者の人権問題対策の推進
3インターネット上の人権問題対策の推進24 2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会を契機として,「人種,障害の有無など違いを
理解し,自然に受け入れ,互いに認め合う共生社会(ユニバーサル社会)」を実現するための総合的な人権擁
護施策を推進。
・ヘイトスピーチやインターネット上の人権侵害の解消に向けた取組を進める【骨太26頁】
・社会全体が多様性を受け入れる環境づくりを進め,全ての人々が地域,暮らし,生きがいを共に創り高め合う
地域共生社会を実現する【骨太27頁】
・心のバリアフリーの推進を図る【骨太23頁】
1ヘイトスピーチを含む外国人の人権問題対策の推進
2 共生社会の実現に向けた人権擁護施策の推進 3,383 3,407
捜査・公判に必要な人的・物的基盤を確保することにより検察活動を充実強化。
・サイバー犯罪等への各種対策,治安や司法分野の人的・物的基盤の強化を図る【骨太26頁】
・犯罪被害者等支援のための施策を充実させる【骨太26頁】
取調べの録音・録画装置等の整備
V 法の支配を実現するその他の諸施策の推進
1 検察活動の充実強化 726 955 2308平成29年度
当初予算額(A)平成30年度
予 算 額(B)(単位:百万円)
対前年度
増△しろさんかく減額
(B-A)
〈施策の概要〉
〈骨太の方針との関連〉
〈主要事項〉
被疑者国選弁護対象事件の拡大(刑事訴訟法改正) 5,357 6,124 767
※(注記)百万円単位で四捨五入している関係から,合計額が一致しない場合がある。773 国選弁護等関連業務,民事法律扶助業務等の総合法律支援を充実強化。
総合法律支援など頼りがいのある司法の確保に向けた取組を推進する【骨太26頁】
3 頼りがいのある司法の確保のための総合法律支援
の充実強化
30,285 31,0589