Q11日本の税(ぜい)が、年貢(ねんぐ)のような作物中心から、お金で納(おさ)めるようになったのはいつごろからですか? メニューにもどる A 足利将軍家(あしかがしょうぐんけ)が統治(とうち)していた室町時代(むろまちじだい)から徳川将軍家(とくがわしょうぐんけ)の江戸時代(えどじだい)にかけては、もっぱら農家の田畑の作物が「税(ぜい)」として納(おさ)められていました。これが、みなさんも聞いたことのある「年貢(ねんぐ)」という当時の税(ぜい)です。 作物中心の税(ぜい)のしくみが大きく変わったのは、明治時代(めいじじだい)に入ってからです。農作物に頼(たよ)るとその年によって収穫量(しゅうかくりょう)が異(こと)なるので税(ぜい)の量が安定しません。そこで土地の値段(ねだん)に税(ぜい)がかけられたり、個人(こじん)や法人(ほうじん)の所得(しょとく)に税(ぜい)がかけられたのもこのころです。