運 輸 経 済 の 動 き

運 輸 経 済 の 動 き 運輸経済の動き (平成8年10月)


(貨物輸送)

10月の貨物輸送は、前年同月比でJR貨物が減少したもののその他は増加した。

JR(貨物)のうち、コンテナは農産品、生野菜青果物が減少したものの、その他が増 加したため前年同月比で5.1%増、車扱は石油が増加したものの、その他が減少したため同9.7%減、全体では同 3.4%減となった。
なお、8年11月(速報)は、コンテナが同4.7%増、車扱が同10.1%減、全体では同4.1%減となっている。

貨物自動車のうち、特別積合せトラックは、化学工業品、日用品等が増加したため、全体では前年同月比7.4%増となった。
一般トラックは、同1.6%増となった。
なお、宅配貨物取扱個数は、前年同月比8.5%増となった。

内航海運のうち、貨物船は、セメント、石灰石等が減少したものの、砂利・砂・石材、鉄鋼等が増加したため、前年同月比で4.7%増となった。
油送船は、黒油が減少したものの白油が増加したため、全体では、同2.4%増となった。

外貿コンテナ(9月分)は、輸出は前年同月比0.8%増、輸入は同6.7%増となった。

自動車航送定期航路は、自動車航送台数は前年同月比10.3%増、旅客数は同10.5%増となった。

航空は、国内線は前年同月比8.7%増となった。また、8年11月(速報)は同5.2%増となっている。
一方、国際線は同9.6%増となり、8年11月(速報)は同11.5%増となっている。
なお、外国航空会社を含めた新東京国際空港の輸出入(継越貨物を除く)をみると、輸出は、前年同月比9.0%増、輸入は同3.1%減となった。
8年11月は、輸出は前年同月比14.1%増、輸入は同5.7%減となっている。


(旅客輸送)

10月の旅客輸送は、前年同月比でJR、民鉄が減少したもののその他は増加した。

JR(旅客)は、前年同月比0.2%減となり、このうち、定期旅客は同0.6%減、定期外旅客は同0.6%増、新幹線旅客は、同1.4%増となった。

JR(民鉄)は、前年同月比0.1%減となり、このうち、定期旅客は同2.5%減 、定期外旅客は同 3.8%増となった。
なお、8年11月(速報:15社)は、前年同月比0.2%減となり、このうち、定期旅客は同1.0%減、定期外旅客は同1.2%増となっている。

バス(東京10社)は、前年同月比0.0%増となった。
なお、高速バス(関東圏−近畿圏間)は、同5.5%減となった。
(注)関東圏(1都3県)、近畿圏(2府4県)の33系統対象。

タクシー(東京)は、前年同月比1.1%増となった。実働率でみると同0.4ポイント増の91.7 実車率でみると同0.4ポイント減の47.7となった。
なお、8年11月(速報:35社)は、前年同月比1.3%増となっている。

航空は、国内線は前年同月比3.2%増となり、このうち、幹線は同2.3%増、ローカル線は同3.8%増となった。
一方、国際線は、同7.4%増となった。
なお、8年11月(速報)は、国内線は前年同月比4.5%増、このうち、幹線は同3.5%増、ローカル線は同5.1%増となっている。国際線は同6.1%増となっている。

出入国の動向(速報)をみると、出国日本人数は、前年同月比3.8%増となっている。入国外客数は同10.9%増となっている。 (輸送関連)
旅行取扱額(主要33社)は、国内旅行は前年同月比0.3%増となった。
一方、海外旅行は同3.6%増となった。
なお、8年11月(速報:4社)は、国内旅行は前年同月比0.1%増、海外旅行は同3.4%増となっている。

ホテル(東京及び大阪15ホテル)の稼働率は、前年同月比4.4ポイント増の84.2となっ た。
なお、8年11月は、前年同月比6.0ポイント増の87.9となっている。

新車登録台数は、前年同月比で8.3%増となった。このうち、旅客車は同10.7%増(普通 車同18.1%増)、貨物車同3.8%減となった。
なお、8年11月は、前年同月比14.0%増(旅客車同15.4%増、貨物車同5.9%増)となっている。

軽自動車新車販売台数(軽二輪車を除く)は、前年同月比2.3%減(軽乗用車同1.9%増、軽貨物車同7.3%減)となった。
なお、8年11月は、前年同月比2.6%減(軽乗用車同1.0%増、軽貨物車同6.1%減)となっている。

自動車保有車両数は、前年同月比2.7%増であった。
なお、自動車保有車両数のうち登録自動車車両数の8年11月は、前年同月比2.9%増となっている。

高速道路(日本道路公団)の利用台数は、前年同月比4.1%増となった。
なお、8年11月は、前年同月比4.3%増となっている。



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