今後、人口減少、高齢化の更なる進展が見込まれ、日常生活に必要な医療、福祉、商業等の都市機能が住まいの近くに集積した、持続的で、コンパクトなまちづくりの必要性が高まってきているところです。こうした中、平成26年8月に都市再生特別措置法等の一部を改正する法律が施行されたところです。
コンパクトなまちづくりに向けて、市民をはじめとする地域の合意形成を図るためには、都市の現状や趨勢で推移した場合における将来の課題を的確に把握しつつ、いかなる将来都市構造を目指すべきか、客観的かつ定量的な分析、評価を行い、地域で共有することも重要です。
この観点から、国土交通省においては、都市構造を評価する手法について、「都市構造の評価手法に関する研究会」を設置し、検討を重ねてまいりました。今般、同研究会における検討成果を踏まえ、コンパクトなまちづくりに向けた取組を支援する参考図書として、「都市構造の評価に関するハンドブック」(以下「ハンドブック」という。)を策定しました。
1).序論
1.本書の背景・位置づけ
2.評価手法のアウトライン
(1)評価分野の設定
(2)各評価分野にかかる評価指標の設定
(3)将来予測指標の設定
(4)全国平均値の提示
(5)想定される活用場面
(6)都市構造評価手法の活用意義
2).評価手法
1.評価分野と評価軸・評価の視点
(1)人口減少・高齢化の進展が都市に及ぼす影響
(2)各種影響に対し期待されるコンパクトなまちづくりの効果
(3)評価対象分野と主体別活動からみた視点
(4)各評価分野における評価軸
2.主な評価指標の例
3).評価指標にかかる現況値の算定方法及び将来値の推計方法
1.現況値の算定方法
2.将来値の推計方法
(1)将来都市構造を想定し、それをもとに将来値を推計する指標
(2)将来都市構造をもとに公共施設・行政サービスの変化量を想定し、将来値を推計する指標
(3)パーソントリップ調査データに基づく将来予測により将来値を推計する指標
(4)低炭素まちづくり計画作成マニュアル等に掲載した手法で将来値を推計する指標
【参考】評価結果の表示方法について
(参考資料)各評価指標とDID人口密度との相関・関係性
◇概要(PDF形式:699KB)
◇本編(PDF形式:5,005KB)
※(注記)概要および本編を更新。(平成26年8月26日)
※(注記)本編を更新。評価指標例の都市規模別平均値の修正等。(平成26年10月20日)
※(注記)評価指標の更新履歴。
・評価指標例をH28.12時点に更新および新規指標を追加。(平成29年6月1日) ◇更新された指標
・評価指標例をH29.12時点に更新および新規指標を追加。(平成30年7月12日) ◇更新された指標