近年、訪日外国人観光客が急増しており、政府は2020年に4,000万人とする目標を掲げており、今後もその増大が予測されています。
観光分野は経済的な効果が認められるなど、我が国の成長産業として期待されている一方、交通渋滞による排気ガスの増加、ゴミの増加などによる自然環境・生態系への悪影響、都市キャパシティを越える観光客の急増による公共交通や道路の混雑などを起因とする、地域資源の質及び観光価値の低下、生活環境の悪化等の環境負荷の増大が懸念されています。
このため、環境負荷を増大させることなく、持続的に観光客を受け入れることができるような、環境と観光を両立させた受入手法に関する検討が必要です。
そこで本調査では、環境負荷を増大させない持続可能な観光立国の推進に寄与することを目的とし、諸外国の観光地における持続可能な観光客の受入手法に関する取組、及び国内での持続可能な観光客の受入に関する対策状況や課題等を調査、整理し、国内の観光地でも書くよう可能な海外の手法を検討しました。
・環境と観光の両立のための持続可能な観光客受入手法に関する調査についての報告書