令和2年12月25日
屋上緑化や壁面緑化は、都市におけるヒートアイランド現象の緩和や都市の低炭素化のみならず、人々に安全かつ利用が容易な緑地空間等を提供するため、全国的に取り組みが進められています。
国土交通省では、平成12年から全国屋上・壁面緑化施工実績調査を行っており、この度、令和元年の施工実績調査の結果をまとめました。
(1)令和元年における施工面積
令和元年中に、屋上緑化は約19.7haが施工されました。
この面積は、新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」において、ソーシャルディスタンスとして人との距離を2m取る場合で、約56,936人分に相当します。
また、同年中に、壁面緑化も約7.5haが施工されました。
(2)累計施工面積
調査を開始した平成12年から令和元年の20年間の合計で、屋上緑化は約537ha、壁面緑化は約103haが創出されました。
※(注記)本調査は最大3年間遡った回答を依頼しているため、平成30年、令和元年データは暫定値であり、今後数値が変わる可能性があります。
(3)令和元年の特徴的な傾向
建物用途別では、ホテル等の宿泊施設を含む「その他サービス・娯楽施設」における壁面緑化の施工面積と割合、「工場・倉庫・車庫」における屋上緑化の施工割合が過去最高となりました。
また、植栽タイプ別では、様々な植栽を組み合わせる「複合植栽」による壁面緑化の施工面積が過去最高となりました。
(報道発表資料 別紙1「事例紹介」参照)
屋上緑化および壁面緑化の技術を応用した「緑陰施設」の設置例や体感温度の改善効果等を紹介したパンフレットおよびプロモーションビデオを作成しました。
(報道発表資料 別紙2「トピック」または「みどりのクールスポットホームページ」を参照)
報道発表資料(PDF形式:3,612KB)PDF形式
参考資料(PDF形式:490KB)PDF形式
調査協力企業リスト(PDF形式:62KB)PDF形式
参考資料_調査データ(Excel版)(Excel形式:103KB)Excel形式
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