報道・広報

20代と70代の移動回数の差が拡大
〜第7回全国都市交通特性調査結果(とりまとめ)〜

令和5年11月28日

令和3年に実施した第7回全国都市交通特性調査では、昨年11月に「新型コロナ感染症による行動変化が露わに」として 、第7回全国都市交通特性調査(速報版)を公表いたしました。
今般、調査データのさらなる分析を進め、別添の通り調査結果をとりまとめました。

1.調査結果概要

(1)全体傾向
しろまる調査日に外出した人の割合、一日の移動回数ともに、調査開始以来最低の値に【既報】
しろまる各交通手段の移動回数は徒歩を除き減少も、構成比では自動車、徒歩の割合が増加
(注記)本調査は、新型コロナウイルス感染症の影響も一定程度考えられる(程度は不明)
なお、調査時期は、オミクロン株流行前で、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の期間外

(2)若者の傾向
しろまる2015年以降、若者(20代)と高齢者(70代)の移動回数が逆転し、2021年では差が拡大
しろまる若者の外出率を男女別に見ると、男性は、平日の「通勤」、「業務」の移動が減少
女性は休日の「買物」、「買物以外の私用」の移動が減少

(3)子育て世代の傾向
しろまる9歳以下の子供がいる世帯を見ると、「送迎」を目的とする女性の移動が多い(男性の約5倍)
しろまる男性の在宅勤務により、男女で送迎の移動回数が同程度となることが示唆

(4)高齢者の傾向
しろまる70代は、60代と比べ、通勤・業務の移動回数が大きく減少、買物・散歩等の移動回数が増加
しろまる自動車免許をもたない場合、公共交通利便性が高いと外出率が高い傾向

(5)新たな生活様式での行動変化
しろまる在宅勤務者は、通勤者と比べ移動回数が少なく、交通手段は公共交通が少なく徒歩が多い
しろまる20代は、70代と比べ、活動のオンラインへの移行割合が高い
しろまる観光等は外出の減少割合が高いがオンラインの増加割合が低く、通院は変化が小さい

2.調査データの公表について

調査結果は都市局ホームページに掲載するとともに、詳細な区分による集計データについて順次掲載いたします。交通分野だけでなく多くの分野における活用が可能です。
URL : http://www.mlit.go.jp/toshi/tosiko/toshi_tosiko_tk_000033.html

(参考)調査の概要

しろまる調査実施状況 :昭和62年、平成4年、11年、17年、22年、27年、令和3年の計7回
しろまる対象都市数 :全国70都市(1都市当たり500世帯回収目標)
しろまる調査対象日 :令和3年10月下旬〜11月末の平日・休日各1日
しろまる調査方法 :郵送配布、郵送またはWEB回収(回答回収43,800世帯)

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

別紙:全国の都市における人の動きとその変化(PDF形式)PDF形式

【参考】グラフデータ(別紙)(Excel形式)Excel形式

調査結果(冊子)(PDF形式)PDF形式

【参考】グラフデータ(冊子)(Excel形式)Excel形式

お問い合わせ先

国土交通省 都市局 都市計画課 都市計画調査室 御器谷、木村
TEL:03-5253-8111 (内線32672、32673) 直通 03-5253-8411

Get ADOBE READER

別ウィンドウで開きます

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
左のアイコンをクリックしてAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。
Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご覧ください。

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /