令和3年12月6日
国土交通省は、携帯電話の位置情報データ(ビッグデータ)を活用し、地域課題の解決や、従来の交通調査では得られなかった知見の取得を目指す事業について、採択する対象事業を決定しました。
携帯電話の位置情報データ(ビッグデータ)を活用し、観光客や住民の流動を可視化・分析することにより、これまで困難であった各種政策立案や地域の課題解決が可能になることが期待されています。本事業では、携帯電話の位置情報データを活用し、地域課題の解決や、従来の交通調査では得られなかった知見の取得を目指す事業を公募形式で行うもので、10月15日から11月19日までの募集期間に52件の応募がありました。
有識者による審査委員会を踏まえ、応募提案から下記のとおり9件の採択を決定しました。採択されたモデル事業は今月より開始し、来年3月に予定している成果報告会にて成果の報告・公表を行う予定です。
【採択事業】
事業名
実施主体名
町の公共交通再活性化に向けたビッグデータ活用分析実証実験事業
日野町
富士山周辺におけるビッグデータを活用したゼロゴミアクション
ふじさんゼロゴミアクション
牡鹿半島における観光ビッグデータ活用の実証実験
一般社団法人おしかの学校
ビッグデータ・自動運転バスを用いた地域経済活性化
境町
山梨の観光地における群流解析実証実験
エリアポータル株式会社
携帯基地局データをベースとした“新たな移動データ”の構築と、都市OSへの安定的なデータ供給および汎用性の高いシステム構築に向けた検討
パシフィックコンサルタンツ株式会社四国支社
ウォーカブルな中心市街地を形成するための人流分析および購買・消費分析
須賀川南部地区エリアプラットフォーム
大分県北部地域の連携によるデータドリブン滞在型観光の実証分析
おおいたノースエリア観光推進協議会
ビッグデータで実現するEBPM観光まちづくり
岡崎スマートコミュニティ推進協議会