入院外における処方の有無別件数の構成割合をみると、一般医療では「院内処方のみ」54.1%、「院外処方のみ」28.5%、「処方なし」14.4%、「包括点数算定」2.6%となっている。老人医療ではそれぞれ54.3%、25.0%、7.4%、13.0%となっており、一般医療に比べ「包括点数算定」の割合が多くなっている。
1件当たり処方回数をみると、一般医療では「院内処方のみ」1.61、「院外処方のみ」1.51となっており、老人医療ではそれぞれ1.94、1.70となっている。一般医療、老人医療とも「院内処方のみ」の回数が多くなっている。(表1、図1)
政管健保・国保のみについて前年と比較すると、「院外処方のみ」、「包括点数算定」の割合が増加している。また、1件当たり処方回数は減少している。(参考)
総数
処方あり
処方なし
包括点数
算定
1件当たり処方回数
総数
院内処方
のみ
院外処方
のみ
院内院外
両方
院内処方
のみ(回数)
院外処方
のみ(回数)
総数 100.0 82.1 54.1 27.6 0.3 12.6 5.4 1.69 1.55
一般医療 100.0 82.9 54.1 28.5 0.4 14.4 2.6 1.61 1.51
0〜14歳 100.0 71.4 43.0 28.0 0.4 15.8 12.8 1.47 1.56
15〜39歳 100.0 79.5 51.7 27.4 0.4 20.5 0.0 1.45 1.36
40〜69歳 100.0 88.2 58.7 29.2 0.3 11.5 0.3 1.70 1.55
老人医療 100.0 79.6 54.3 25.0 0.3 7.4 13.0 1.94 1.70
70〜79歳 100.0 79.9 54.7 24.9 0.3 7.7 12.4 1.90 1.68
80歳以上 100.0 78.9 53.3 25.2 0.4 6.7 14.4 2.01 1.75
注: 年齢階級の「70〜79歳」には、「65〜69歳」で老人保健法の適用を受ける者を含めている。
総 数 11年 100.0 82.8 55.1 27.3 0.4 11.6 5.6
1.73 1.57
10年 100.0 83.4 59.7 23.4 0.2 11.5 5.1 1.76 1.63
一般医療
11年 100.0 84.2 55.5 28.3 0.4 13.5 2.3 1.63 1.52
10年 100.0 84.5 59.7 24.5 0.2 13.4 2.1 1.66 1.57
老人医療
11年 100.0 79.6 54.3 25.0 0.3 7.5 12.9 1.94 1.70
10年 100.0 80.8 59.7 20.9 0.2 7.1 12.1 2.00 1.79