平成11年 社会福祉施設等調査の概況 結 果 の 概 要
7 保育所の定員は、18年ぶりに前年より増加して1,919,575人
(1) 在所児数は平成7年以降年々増加
- 保育所の定員は、昭和56年の2,168,811人をピークに年々減少していたが、平成11年は18年ぶりに前年より増加して1,919,575人、在所児数は、平成7年以降年々増加し、1,844,244人となった。
在所率は、平成7年以降年々上昇し、96.1%となっている。
定員と在所児数を就学前の児童人口千対の推移でみると、定員は248.0人、在所児数は238.3人となっている。(表7、図8)
表7 保育所の定員・在所児数・在所率・就学前児童人口千対定員及び在所児数の年次推移
昭和50年
(1975)
55
(1980)
60
(1985)
平成2年
(1990)
7
(1995)
9
(1997)
10
(1998)
11
(1999)
定員(人)
1 699 681
2 136 728
2 078 765
1 979 459
1 922 835
1 915 599
1 914 712
1 919 575
在所児(人)
1 631 025
1 996 082
1 843 550
1 723 775
1 678 866
1 738 802
1 789 599
1 844 244
在所率(%)
96.0
93.4
88.7
87.1
87.3
90.8
93.5
96.1
就学前児童人口千対定員(人)
132.2
186.5
210.5
228.2
244.6
246.6
246.8
248.0
就学前児童人口千対在所児(人)
126.8
174.2
186.7
198.7
213.6
223.8
230.6
238.3
注:
1
在所率=×ばつ100
2
就学前児童人口は0〜5歳人口に6歳人口の1/2を加えた数であり、人口については平成7年までは総務庁統計局の国勢調査報告(総人口)、9年以降は同推計人口(総人口)による。
図8 定員と在所児数、在所率の年次推移
(2) 開所時刻は「7:29以前」が、閉所時刻は「18:31以降」が年々増加
- 保育所の開所時刻は、「7:29以前」が年々増加し、平成11年の保育所総数22,275施設のうち6,258施設(28.1%)となっている。
保育所の閉所時刻は、「18:01以降」が年々増加し、「18:01〜18:30」が3,918施設(17.6%)、「18:31以降」が7,169施設(32.2%)で、合わせると施設の約半数となっている。(図9、図10、統計表第8表)
図9 保育所の開所時刻の年次推移
図10 保育所の閉所時刻の年次推移
(3) 33.5%の施設が延長保育を実施
- 開所時間では、11時間を超えて開所する「延長保育」が増えており、全体の33.5%が延長保育を行っている。
これを公営−私営別にみると、公営では延長保育の割合が16.9%となっており、私営では56.2%となっている。(図11、統計表第8表)
図11 公営―私営別にみた延長保育の構成割合