平成9年10月3日
第2回厚生科学審議会先端医療技術評価部会の概要
○しろまる
本日午前10時から午後0時まで、第2回厚生科学審議会先端医療技術評価部会が開催された。
○しろまる
最初に、生殖医療問題の今後の論議の進め方について議論が行われた。
今回は、論点の整理と、今後の審議の進め方について検討が行われ、おおむね別紙のとおりの論点に沿って今後論議していくことになった。
また、今後、関係団体を招いて意見聴取を実施する等、広くこの問題に対する国民の意見を求めることとなった。
また、生殖医療に関する我が国及び諸外国の現状が、事務局より紹介された。
○しろまる
次に、平成7年より北海道大学医学部付属病院において開始された遺伝子治療臨床研究について、同大からの中間報告として、「期待された成果を挙げており、経過観察に移行する」との内容が事務局より報告された。
○しろまる
次に、先の会合で諮問された2つのがんを対象とする遺伝子治療臨床研究計画について、主にその技術的妥当性に関し、問題点の整理を行う「がん遺伝子治療臨床研究作業委員会」の設置と作業の進捗状況について、事務局より報告された。
※(注記)なお、先端医療技術評価部会の配付資料につきましては、行政相談室に備え付けてあります。
生殖医療を巡る論点について
1 生殖補助医療技術
- ○しろまる 生殖補助医療技術の現状と安全性、実施施設等について
- ○しろまる 生殖補助医療技術の利用目的・対象者(実施要件)について
- ○しろまる 精子、卵子、受精卵の提供について
- ○しろまる 代理母について
- ○しろまる 商業利用について
- ○しろまる 多胎・減数手術について
2 出生前診断技術
- ○しろまる 出生前診断技術の現状と安全性について
- ○しろまる 出生前診断の意義・目的と適用範囲(許容条件)について
- ○しろまる 先天性異常、遺伝性疾患等と診断された場合の対応について
- ○しろまる 男女の性別検査について
3 研究利用のあり方
- ○しろまる 体外受精に用いなかった受精卵・胚の取扱い・実験利用について
- ○しろまる 胚の発生実験・移植等の許容範囲について
- ・許容される期間
- ・いわゆる「キメラ」「ハイブリッド」「クローン」等の技術の適用可否
- ・いわゆる「デザイナーベービー」について
- ○しろまる 配偶子(卵子、精子)の取扱い、特に中絶・流産胎児の卵子について
4 その他
- ○しろまる 個人・家族の秘密の保護と情報公開・治療内容の説明と同意の取得手続き(インフォームドコンセント)等について
- ○しろまる 国等の関与のあり方について
(注)この論点は、今後の論議の参考とされるもので、今後、委員の申出等により追加・変更されることがある。
問い合わせ先 厚生省大臣官房厚生科学課
担 当 西沢(内3803)、坂本(内3804)
電 話 (代)[現在ご利用いただけません]
(直)03-3595-2171