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96/12/27 平成7年度国民健康保険財政状況について
平成7年度国民健康保険財政
状況について(市町村) =速報=
1.
一般被保険者分と退職被保険者分を合わせた収入合計は、7兆3,650億円で、対前年度3.8%(2,689億円)の伸びである。支出合計は、7兆1,166億円で、対前年度4.1%(2,782億円)の伸びである。
収支差引額は、2,484億円(対前年度△しろさんかく3.6%、△しろさんかく93億円)で、国庫支出金精算額等を差し引いた実質収支差引額は、2,078億円で対前年度 △しろさんかく0.6%(△しろさんかく12億円)となっている。
2.
このうち、一般被保険者分の収支状況については、収入合計6兆1,200億円、支出合計5兆8,812億円で、収支差引額が2,388億円、実質収支差引額が2,078億円となっている。
さらに、実質収支差引額から「基金繰入金」及び「繰越金」を除いた単年度経常収支は、前年度に比べて301億円減少しているものの、赤字総額は1,069億円となっており、全体としては赤字基調が続いている。
3.
平成7年度の赤字額が減少した要因としては、平成6年度の単年度経常収支について、対前年度伸び率が収入で3.9%、支出で4.9%となっており、支出の伸びが
収入の伸びを上回っている。
これに対して、平成7年度については、対前年度伸び率が収入で4.0%、支出で3.8%となっており、収入の伸びが支出の伸びを上回っていることによる。
収入が伸びた要因は、保険料(税)収入が前年度に比べて増加(7年度伸び率2.6 %、増加額574億円、6年度伸び率1.2%、増加額260億円)したこと、及び財政不足を補うための一般会計からの繰入額(法定外)も前年度に比べて増加(7年度伸び率12.8%、増加額332億円、6年度伸び率9.9%、増加額233億円) したこと。
一方、支出面においては、老人保健拠出金の伸びが前年度の伸びに比べて(7年度伸び率5.9%、増加額986億円、6年度伸び率11.4%、増加額1,710億円)比較的少なかったことによるものと考えられる。
4.
単年度経常収支ベ−スでみると、赤字保険者は2,157保険者で、前年度と同数である。
また、赤字の総額は、1,374億円となる。
5.
赤字額上位10位保険者の状況は、9位までが前年度と同保険者であり、固定傾向にあるが、そのうち6保険者は、前年度に比べて赤字額が減少している。
また、その赤字の総額は、506億円であり、赤字保険者全体の74.0%を占めている。
6.
平成7年度の市町村国保の単年度経常収支の状況は、引き続き赤字基調にあり、今後も経済の低迷に伴う保険料(税)収入の伸び悩みと高齢化の進展等に伴う医療費の増加等支出の増加が見込まれ、引き続き厳しい状況にあるので、最重点課題である保険料(税)収入の確保対策や医療費適正化対策等収支両面にわたる経営努力が必要である。
- 国民健康保険の財政状況 (市町村)
科目
6年度
7年度(見込み)
合計の対前
年度増減額
合計の対
前年度比
合計
一般被保険者分
退職被保険者分
合計
一般被保険者分
退職被保険者分
収
入
保険料(税
億円
25,464
億円
21,941
億円
3,523
億円
26,112
億円
22,515
億円
3,597
億円
648
102.5
国庫支出金
25,572
25,572
0
26,966
26,966
0
1,394
105.5
療養給付費交付金
8,426
0
8,426
8,540
0
8,540
114
101.4
都道府県支出金
780
780
0
820
820
0
40
105.1
一般会計繰入金(法定分)
3,271
3,271
0
3,541
3,541
0
270
108.3
一般会計繰入金(法定外)
2,585
2,585
0
2,917
2,917
0
332
112.8
基金繰入金
570
570
0
578
578
0
8
101.4
繰越金
3,018
2,890
128
2,848
2,569
279
△しろさんかく 170
94.4
その他
1,275
1,245
31
1,329
1,295
34
54
104.2
合 計
70,961
58,853
12,108
73,650
61,200
12,450
2,689
103.8
支
出
総務費
1,821
1,821
0
1,837
1,837
0
16
100.9
保険給付費
47,445
35,830
11,615
49,230
37,051
12,179
1,785
103.8
老人保健拠出金
16,748
16,748
0
17,734
17,734
0
986
105.9
保健施設費
379
379
0
390
390
0
11
102.9
その他
1,991
1,868
123
1,975
1,800
175
△しろさんかく 16
99.2
合 計
68,384
56,646
11,738
71,166
58,812
12,354
2,782
104.1
収支差引額
2,577
2,208
370
2,484
2,388
97
△しろさんかく 93
96.4
国庫支出金精算額等
△しろさんかく 487
△しろさんかく 117
△しろさんかく 370
△しろさんかく 406
△しろさんかく 309
△しろさんかく 97
81
実質収支差引額
2,090
2,090
0
2,078
2,078
0
△しろさんかく 12
99.4
単年度経常収支
△しろさんかく1,370
△しろさんかく1,069
301
△しろさんかく 78.0
(注)
(1)
億円未満四捨五入のため合計金額と各科目の合算額とは一致しない。
(2)
「単年度経常収支」とは「実質収支差引額」から「基金繰入金」及び「繰越金」を除いたものである。
- 実質収支黒字・赤字保険者の状況
(単位:億円)
年度
黒字保険者
赤字保険者
赤字保険者の内訳
新規赤字保険者
継続赤字保険者
保険者数
金額
保険者数
金額
保険者数
金額
保険者数
金額
3
3,087
2,931
168
△しろさんかく 943
42
△しろさんかく 9
126
△しろさんかく 934
4
3,134
3,122
119
△しろさんかく 780
24
△しろさんかく 3
95
△しろさんかく 777
5
3,127
3,127
125
△しろさんかく 665
49
△しろさんかく 5
76
△しろさんかく 660
6
3,107
2,777
144
△しろさんかく 687
76
△しろさんかく 32
68
△しろさんかく 655
7
3,097
2,761
152
△しろさんかく 684
79
△しろさんかく 28
73
△しろさんかく 656
- 基金繰入、繰越金を除いた場合の状況 (単位:億円)
年度
黒字保険者
赤字保険者
保険者数
金額
保険者数
金額
5
1,451
496
1,801
△しろさんかく 1,379
6
1,094
361
2,157
△しろさんかく 1,721
7
1,092
305
2,157
△しろさんかく 1,374
- 平成7年度 実質収支赤字額上位10保険者
順 位
保険者名
赤 字 額
( 億 円 )
対 前 年 比
( % )
前年度順位
発生年度
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
大阪市
東大阪市
札幌市
和歌山市
苫小牧市
堺市
小樽市
室蘭市
釧路市
別府市
101
99
96
70
36
29
26
20
18
11
142
88
94
95
94
167
108
81
80
104
4
1
2
3
5
9
7
6
8
11
45
45
54
57
55
60
59
59
50
54
計
506
101
問い合わせ先 厚生省保険局国民健康保険課
国民健康保険指導室
担 当 嶋崎、佐々木(内3263)
電 話 (代)[現在ご利用いただけません]
(直)03-3595-2575
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