医医薬局審査管理課
○しろまる 日本産のウシ等由来原料を用いた品目全体の構成
○しろまる 医療用医薬品(承認書を電子的に検索したもの)
概況:
1. 該当企業に対するアンケート調査では、現在保有している国内産のウシ等由来原料の大多数について、動物性飼料を使用していない確認の追跡を行うことは困難との回答を得ている。
2. 該当企業に対するアンケート調査では、動物性飼料を使用していないウシ等由来原料、又は外国産に切り替える予定を検討している企業が多い。原料の切り替えの時間の必要性については、「即時」できるものから「月単位」で対応が必要なものまでの幅のある回答を得ている。
リストの使用上の注意:
(2) ゼラチン、乳由来物(乳糖)は、国際的にもBSE感染性がないものと評価され、カプセル、賦形剤等に広く使用(米国FDAも地域制限をしていない。)されているが(英国産を除く。)、これらを含む製剤の承認書に原産国名の記載がない製品もあるため、これらを含むすべての製品の検索は完全ではない。
(3) 検索された製品のうち、すでに日本産以外の原料を使用していることの申告があったものについては、除外している。
(4) 高度の不活化処理(アルカリ処理、加熱加圧処理)を行って精製されるアミノ酸、脂肪酸、脂肪酸及びその誘導体、グリセリン類については、措置の対象から除外している。
(5) 表中のクラスは、参考1の欧州医薬品庁によるリスク分類を参考にしている。
○しろまる 一般用医薬品(代表的製剤を無作為に抽出しアンケート調査)
概況:
1. 該当企業に対するアンケート調査では、ほとんどの現状の国内産ウシ原料について、動物性飼料不使用の追跡は困難との回答。
2. 複数の原料のソースがあるので、原料の切替え予定には柔軟性があるものがある。
○しろまる 医薬部外品、化粧品原料(動物由来原料メーカー大手8社へのアンケート調査)
概況:
1. 該当企業に対するアンケート調査では、原則、と畜場経由での原料を入手しているが、動物性飼料不使用の追跡は困難との回答を得ている。
2. 該当企業に対するアンケート調査では、原料の切り替えは、他動物又は外国産を予定している。
○しろまる 医療用具
1. 該当企業に対するアンケート調査では、動物性飼料不使用の追跡は困難な例があることが報告されている。
2. 該当企業に対するアンケート調査では、原料の切り替え予定は、外国産を含む。
注: 検索された製品のうち、すでに日本産以外の原料を使用していることの申告があったものについては、除外している。
(スクレイピーのヒツジ及び山羊からの組織等の感染性実験に基づくの分類)
( )かっこ内の臓器は、基となる研究には含まれていないが、他の報告により、示唆されたもの。
リン酸ベタメタゾン(有効成分)
肺抽出物(有効成分)
デオキシリボヌクレアーゼI(有効成分) リボヌクレアーゼA(製造用剤) 酢酸ブセレリン(有効成分) キモトリプシン(製造用剤)
幼牛血抽出物(製造用剤) トランスフェリン(製造用剤) 胎児血清(製造用剤) 血清アルブミン(添加剤) 子牛血清(製造用剤) トリプシン(製造用剤) プラスミン(製造用剤)
ゼラチン加水分解物(製造用剤) ビタミンA及びD(有効成分) アキョウ(有効成分) ゼラチン(添加剤、カプセル等)
ヒドロキシアパタイト(歯科骨補填剤) ゼラチン(人工血管等)
ニュートリエントブロス(製造用剤) L−アスパラギン酸(有効成分)
ハート末(製造用剤) 牛心臓(製造用剤) チトクロームC(有効成分)
心のう膜(心臓弁)
ケノデオキシコール酸(有効成分) デオキシコール酸(製造用剤) 五黄(有効成分)
トリプチケースソイブロス(製造用剤) トリプトン(製造用剤) ペプトン(製造用剤) ポリペプトン(製造用剤) ラクトアルブミン(製造用剤) カザミノ酸(製造用剤) スキムミルク(製造用剤) バクトトリプトン(製造用剤) ビタミンB12(有効成分) ラクトプロピオン酸 ヒドロコルチゾン(製造用剤) カゼイン(添加剤) シアノコバラミン(有効成分)
カゼインナトリウム ケフィラン水溶液 ホエイ 乳糖
サクシニルアテロコラーゲン液 ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲンカリウム液 加水分解コラーゲン液 コラーゲン ケラチン
(参考1)
(参考2)
由来原料の主なもの
脂肪(牛脂)から、精製されるアミノ酸、グリセリン、脂肪酸及びその誘導体が広く、医薬品の添加剤(賦形剤)、部外品・化粧品の成分として用いられている。
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