平成20年8月8日
医薬食品局血液対策課
血液凝固因子製剤の納入先医療機関の調査について
血液凝固因子製剤の納入先医療機関を対象として、平成20年2月5日付で実施した血液凝固因子製剤の投与実態等の調査の結果について、8月5日までに回収した医療機関からの回答をとりまとめた状況についてお知らせいたします。
1.調査等の状況
(1)調査実施期間 平成20年2月5日〜平成20年3月14日
(ただし、現在も回収中)
(2)対象製剤 28製剤
(3)対象製剤納入企業数 12社(現在の存続会社は6社)
(4)対象施設数
・企業から提出された対象製剤の納入先施設数 2,899施設(名称がカタカナのみの施設や不明施設等を含む)
・このうち、所在地等が不明であった施設を除いた2,630施設に調査票を送付
(5)回答施設数
・調査票を送付した2,630施設のうち、2,436施設(93%)から回答がありました。
(なお、118施設(4%)は廃院・住所不明等により調査票が未達でした)
2.調査結果の概要
(1)施設ごとの血液凝固因子製剤の投与の実態
(34施設) 32%
(1施設) 6%
(8施設) 27%
※(注記) かっこ内の数字は、調査票が未達であった118施設のうち、平成8年調査結果等の情報により分類された施設数。
この表のうち、C〜Hの分類に該当する施設を、血友病以外の患者に血液凝固因子製剤を投与した可能性がある施設(1,820施設)として、ホームページで医療機関名等を公表しました。
※(注記) なお、国立病院機構福井病院((旧)国立療養所敦賀病院及び(旧)国立療養所福井病院)(福井県敦賀市)及び信濃町立信越病院(長野県信濃町)の3施設については、血友病以外の患者へ製剤を投与していないことが確認されましたので、リストから削除しました。
(2)血友病以外の患者への血液凝固因子製剤の投与実態
血友病以外の傷病で血液凝固因子製剤の投与が判明した医療機関数と元患者数
◆だいやまーく 医療機関数 189施設
◆だいやまーく 元患者数 1,745人
(なお、元患者数については、複数の製剤を重複して投与されている方もおられることから、集計上、のべ人数としている)
【内訳】
[1] 加熱・非加熱別の投与実態
◆だいやまーく 非加熱製剤 1,434人※(注記)(82%)
◆だいやまーく 加熱製剤 311人(18%)
※(注記) なお、非加熱血液凝固因子製剤の投与実態を調査した平成13年調査の時点では、製剤の投与を受けたと特定された人数は1,754人であった。
[2] 製剤の種類ごとの投与実態
◆だいやまーく 第VIII因子製剤 160人(9%)
◆だいやまーく 第IX因子製剤 1,581人(91%)
◆だいやまーく その他製剤 4人(0%)
[3] 対象製剤ごとの投与実態
加
熱
第
VIII
因
子
製
剤 1 コンコエイト 77人 非
加
熱
第
IX
因
子
製
剤 15 クリスマシン 971人
熱
第
IX
因
子
製
剤 21 クリスマシンHT 45人
熱
第
VIII
因
子
製
剤 9 コンコエイトHT 9人 23 ノバクトF
剤 そ
の
他
(3)元患者の方へのお知らせの状況
(別表)
投与年について回答があった元患者数の投与年別の内訳及び特定製剤の投与年別の内訳
合計 特定製剤※(注記)
ニチヤク コーナイン
(ミドリ十字) クリスマシン
HT
/平成元年 24人 14人
※(注記)「特定フィブリノゲン製剤及び特定血液凝固第IX因子製剤によるC型肝炎感染被害者を救済するための給付金の支給に関する特別措置法」に規定する製剤