◎にじゅうまる セクシュアルハラスメント防止対策を講じることはもとより、既に対策を講じている企業においても、自社の防止対策の状況や職場の実態等を改めて見直し、現状を的確に把握した上で、さらに実効ある防止対策を講じていく必要がある。
また、セクシュアルハラスメントは、企業の社会的評価にも影響しかねない問題である。このような観点からも万全な対策を講じることが重要である。
このため、厚生労働省では「あなたの会社のセクシュアルハラスメント防止対策は万全ですか?−防止対策の自主点検と改善のポイント−」を作成したところであり、防止対策が講じられていない企業に対しては、自主点検表を活用して具体的な防止対策を講じるよう指導していくこととしている。
さらに、すでに防止対策を講じている企業や「セクシュアルハラスメントの相談がないのは、セクシュアルハラスメントが起きていないから」と考えている企業等に対しては、自主点検の実施を促し、実態の把握を行うことや実効ある防止対策を講じるよう呼びかけていくこととしている。
<自主点検表の内容>
・ 職場のセクシュアルハラスメントに対する従業員の意識や実態の把握のためのアンケート例
・ 実効あるセクシュアルハラスメント防止対策を講じるためのポイント 等