平成12年度食品からのダイオキシン類一日摂取量調査等の調査結果について

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ダイオキシン類の食品経由総摂取量調査研究報告書(平成12年度)
主任研究者 豊田正武 国立医薬品食品衛生研究所 食品部長
その2:野菜、魚介等個別食品中ダイオキシン類濃度等に関する調査研究報告書
分担研究者 飯田隆雄 福岡県保健環境研究所

研究班構成

分担研究者: 飯田隆雄 福岡県保健環境研究所
協力研究者: 中川礼子、堀就英、飛石和大 福岡県保健環境研究所
内部博泰、柳俊彦、中村宗知、河野洋一 (財)日本食品分析センター
堤智昭、天倉吉章 国立医薬品食品衛生研究所

A.研究目的

ダイオキシン類による人への主な暴露源は食品であることがこれまでの本事業の成果から明らかとなっている。そこで昨年に引き続き個別食品中のダイオキシン類汚染の実態を把握するために、魚介類とその加工品を主体に、食肉とその加工品、乳・乳製品、卵、野菜、果実等についてCo-PCBsを含むダイオキシン類含有量を調査した。

B.研究方法

1.試料

個別食品試料は、魚介類として24種類、アジ、アナゴ、アンコウ、カマス、カレイ、キチジ、サケ、サバ(マサバ)、サワラ、タイ(マダイ)、タチウオ、ハマチ、ハモ、フグ、ホッケ、マグロ、メバル、イイダコ、イカ、エビ、タコ、ズワイガニ、赤貝及びカキ、加工魚介類として15種類、イクラ、塩サケ、塩サバ、塩サンマ、シシャモ、ホッケ干し、煮干し、イワシ蒲焼き缶詰、魚肉ソーセージ、サツマ揚げ、サンマ蒲焼き缶詰、マグロ缶詰、ちくわ、はんぺん及び焼き蒲鉾、肉類として6種類、牛肉、豚肉、鶏肉、牛タン、豚腸及び鶏皮、食肉加工品として7種、羊肉(缶詰)、鯨肉(缶詰)、ロースハム、ソーセージ、チキンフランク、ベーコン及びコンビーフ、乳類として5種類、牛乳、粉ミルク、練乳、バター及びチーズ、卵として2種類、鶏卵及びウズラ卵、野菜類として12種類、カボチャ、キャベツ、きゅうり、さつまいも、じゃがいも、トマト、長ネギ、にんじん、白菜、ピーマン、ほうれん草及びレタス、果実類として3種類、いちご、みかん及びりんご、茸類として椎茸、穀類として米、豆類として小豆、金時豆及び大豆、加工品としてはちみつ及び昆布佃煮を購入し試料とした。このうちカボチャ、キャベツ、米、ピーマン、レタス、はちみつ及び一部のりんごは輸入品である。

2.研究方法

(1)試験方法

「食品中のダイオキシン類及びコプラナーPCBの測定法ガイドライン」(平成11年10月)に基づき、昨年度の試験方法と同様な方法で行った。

(2)対象項目

個別食品についてはPCDDs7種、PCDFs10種並びにCo-PCBs12種とした。

(3)定量

定量用標準混合溶液1μlを、ガスクロマトグラフ・高分解能質量分析計(GC-HRMS)に注入し、各塩素数に応じた設定質量数毎にマスフラグメントグラフィーを行った。得られたマスフラグメントグラムから各塩素数の内標準物質に対する各物質のピーク面積比を求めた。同様に、検体試料溶液についてもピーク面積比を求め定量値を算出した。定量値はいずれもWHO(1998年)のTEFを用い、2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-p-ジオキシン(2,3,7,8-TCDD)当量に換算して示した。また定量値は各congener毎に定量下限値未満(ND)の場合にゼロを用いた数値(ND=0)で示した。

(4)検出限界

牛乳、バター及び練乳以外の個別食品の定量下限値は、TetraCDDとTetraCDF、PentaCDDとPentaCDFが0.01pg/g、HexaCDDとHexaCDF、HeptaCDDとHeptaCDFが0.02pg/g、OctaCDDとOctaCDFが0.05pg/g、non-ortho Co-PCBsが0.1pg/g、mono-ortho Co-PCBsが1pg/gであった。牛乳はTetraCDDとTetraCDF、PentaCDDとPentaCDFが0.005pg/g、HexaCDDとHexaCDF、HeptaCDDとHeptaCDFが0.01pg/g、OctaCDDとOctaCDFが0.02pg/g、non-ortho Co-PCBsが0.05pg/g、mono-ortho Co-PCBsが0.5pg/gであった。バター及び練乳はTetraCDDとTetraCDF、PentaCDDとPentaCDFが0.05pg/g、HexaCDDとHexaCDF、HeptaCDDとHeptaCDFが0.1pg/g、OctaCDDとOctaCDFが0.2pg/g、non-ortho Co-PCBsが0.5pg/g、mono-ortho Co-PCBsが5pg/gであった。

C.研究結果及び考察

1.魚介類中の濃度

表1に本年度調査した24種魚介類について湿重量当たりのダイオキシン類の2,3,7,8-TCDD当量濃度(pgTEQ/g)を不検出をゼロとした場合の数値でまとめて示した。
魚介類におけるダイオキシン類濃度については、10pgTEQ/gを超える試料はなく、高濃度の個別試料はアナゴの6.789pgTEQ/g、タチウオの6.332pgTEQ/g及び5.302pgTEQ/g、ついでメバルの5.082pgTEQ/g、キチジの4.377pgTEQ/g及び4.060pgTEQ/g、サバの3.841pgTEQ/g、3.478pgTEQ/g及び3.143pgTEQ/g、アジの3.551pgTEQ/g及び3.164pgTEQ/g、ハマチの3.314pgTEQ/g、アンコウの3.299pgTEQ/g、イイダコの3.096pgTEQ/gである。
魚種毎の平均ダイオキシン類濃度は、タチウオが最も高く4.101pgTEQ/g、アナゴ3.580pgTEQ/g、キチジ3.574pgTEQ/g、サバ3.487pgTEQ/g、アジ3.358pgTEQ/g、イイダコ3.096pgTEQ/gであり、平均濃度が1〜3pgTEQ/gの魚介類はメバル2.997pgTEQ/g、ハマチ2.043pgTEQ/g、マダイ(タイ)1.519pgTEQ/g、ホッケ1.470pgTEQ/g、カマス1.266pgTEQ/g、アンコウ1.138pgTEQ/g、サケ1.006pgTEQ/gである。平均値が1pgTEQ/g未満の魚介類は、カレイ、サワラ、ハモ、フグ、マグロ、イカ、エビ、タコ、ズワイガニ、赤貝、カキである。
本研究における魚介類中のダイオキシン類濃度は、これまでの3年間の調査結果と類似し2、3)、また調査対象が必ずしも食用の魚種に限らないが環境省が発表した平成11年度環境中の水生生物中濃度の検出範囲0.23(フナ)〜25pgTEQ/g(ウナギ)の範囲内にある4)。水産庁の報告した平成11年度の魚介類中濃度と比較した場合は、魚類99試料の平均濃度が1.018pgTEQ/gであるのに対し、本報告の39試料の平均値は2.002pgTEQ/gと昨年同様高めになっている。また、貝類22試料では水産庁の報告が平均0.309pgTEQ/gであるのに対し、本報告の貝類(赤貝及びカキ)6試料の平均値は0.409pgTEQ/gであり、幾分高めになっている。一方、甲殻類13試料では平均0.752pgTEQ/gであるのに対し、本報告の甲殻類(エビ及びズワイガニ肉棒)3試料では平均0.153pgTEQ/g、と低くなっている。
また表2に一昨年度より調査を開始した加工食品15種のダイオキシン類濃度を示した。1pgTEQ/gを超える加工食品は、塩サバが平均値1.156pgTEQ/g、ホッケ干物が平均値1.066pgTEQ/g、煮干しが1.068pgTEQ/gである。その他のイクラ、塩サケ、塩サンマ、シシャモ、イワシ蒲焼き缶詰及びサンマ蒲焼き缶詰は1pgTEQ/g未満の濃度である。魚肉ソーセージ、さつま揚げ、マグロ缶詰、ちくわ、はんぺん及び焼き蒲鉾の加工調理品では、ダイオキシン類濃度がいずれも0.1pgTEQ/g以下である。

2.肉類及び加工肉中の濃度

表3に国産及び輸入食肉中のダイオキシン類濃度を示した。
国産牛肉5試料のダイオキシン類濃度は平均0.465pgTEQ/g、範囲0.107〜1.687pgTEQ/g、輸入牛肉6試料のダイオキシン類濃度は平均0.066pgTEQ/g、範囲0.001〜0.252pgTEQ/gであり、平成10及び11年度と同様に輸入牛肉で国産牛肉より低くなっている。この傾向は農林水産省が発表した結果とよく一致している。なお牛肉全11試料のダイオキシン類濃度は平均0.247pgTEQ/g、範囲0.001〜1.687pgTEQ/gである。
国産豚肉5試料のダイオキシン類濃度は平均0.009pgTEQ/g、範囲0.005〜0.015pgTEQ/g、輸入豚肉6試料のダイオキシン類濃度は平均0.007pgTEQ/g、範囲〈0.001〜0.018pgTEQ/gであり、国産豚肉と輸入豚肉のダイオキシン類濃度レベルはほぼ近くなっている。なお豚肉全11試料のダイオキシン類濃度は平均0.008pgTEQ/g、範囲〈0.001〜0.018pgTEQ/gと低レベルになっている。
国産鶏肉5試料のダイオキシン類濃度は平均0.071pgTEQ/g、範囲〈0.001〜0.170pgTEQ/g、輸入鶏肉6試料のダイオキシン類濃度は平均0.060pgTEQ/g、範囲0.002〜0.179pgTEQ/gであり、国産と輸入でほぼ近い値となっている。なお鶏肉全11試料のダイオキシン類濃度は平均0.065pgTEQ/g、範囲〈0.001〜0.179pgTEQ/gである。また牛タン3試料のダイオキシン類濃度は平均0.231pgTEQ/g、範囲0.193〜0.293pgTEQ/gであり、牛肉の濃度と同じレベルになっている。豚腸3試料のダイオキシン類濃度は平均0.007pgTEQ/g、範囲0.002〜0.014pgTEQ/gであり、やはり豚肉の濃度と類似のレベルとなっている。一方、鶏皮3試料のダイオキシン類濃度は平均0.378pgTEQ/g、範囲0.167〜0.570pgTEQ/gであり、鶏皮の脂肪含量が高いため鶏肉のダイオキシン類濃度より約6倍多くなっている。

3.食肉加工食品等中の濃度

表4に卵を含む食肉加工食品中のダイオキシン類濃度を示した。羊肉缶詰、鯨肉缶詰、ロースハム、チキンフランク、ソーセージ、ベーコン、コンビーフのダイオキシン類濃度は〈0.001〜0.086pgTEQ/gの範囲にある。
牛乳6試料中のダイオキシン類濃度は平均0.031pgTEQ/g、範囲0.015〜0.042pgTEQ/gであり、一昨年度及び昨年度の平均値に近い値となっている。また農林水産省生産局畜産部の市販牛乳中の調査結果の平均値0.049pgTEQ/g、範囲0.006〜0.110pgTEQ/gと比較しほぼ同程度である5)。
粉ミルクは脱脂されているため、ダイオキシン類濃度は0.1pgTEQ/g以下となっている。
国産チーズ4試料のダイオキシン類濃度は平均0.101pgTEQ/g、輸入チーズ濃度は平均0.268pgTEQ/gであり、輸入品で明らかに高い。国産バター4試料のダイオキシン類濃度は平均0.341pgTEQ/gで、輸入バターの濃度より低い。国産鶏卵2試料のダイオキシン類の平均濃度は0.079pgTEQ/gであり、農林水産省の調査結果の0.081pgTEQ/gとほぼ同程度である。
また国産ウズラ卵のダイオキシン類濃度は平均0.192pgTEQ/gで、1試料は鶏卵中濃度より高い。

4.野菜・果実類等中の濃度

表5に国産野菜8種及び輸入野菜4種、茸類1種、国産果実2種及び一部輸入果実の1種、豆類3種、輸入米、輸入はちみつ、昆布佃煮についてダイオキシン類濃度の結果を示した。
野菜の輸入キャベツでは2試料中1試料から検出され、ダイオキシン類の平均濃度は0.030pgTEQ/gである。きゅうりでは3試料中2試料から検出され、ダイオキシン類の平均濃度は0.007pgTEQ/gである。長ネギでは3試料中1試料から検出され、ダイオキシン類の平均濃度は0.017pgTEQ/gである。輸入カボチャ、金時豆、輸入米、さつまいも、椎茸、じゃがいも、トマト、にんじん、白菜、輸入ピーマン、輸入レタスの濃度はいずれも0.001pgTEQ/g未満である。
従来より野菜中で他の野菜よりダイオキシン類濃度の高いホウレン草7試料では平均0.046pgTEQ/g、範囲0.002〜0.154pgTEQ/gであり、1昨年度の調査結果(平均0.213pgTEQ/g)及び昨年度の調査結果(平均0.073pgTEQ/g)より更に低くなっている。なお農林水産省は、平成12年度調査のホウレン草10試料中のダイオキシン類濃度が、平均0.12pgTEQ/gであると報告している。
穀類については、小豆では2試料のいずれからも検出され、ダイオキシン類の平均濃度は0.001pgTEQ/gであり、大豆では3試料中2試料から検出され、ダイオキシン類の平均濃度は0.001pgTEQ/gである。
果実類については、りんごでは4試料中1試料から検出され、ダイオキシン類の平均濃度は0.001pgTEQ/gである。みかん及びいちごの濃度は0.001pgTEQ/g未満である。
輸入蜂蜜では3試料中2試料から検出され、ダイオキシン類の平均濃度は0.007pgTEQ/gである。
昆布佃煮では、ダイオキシン類濃度は0.001pgTEQ/g未満である。

結論

我が国に於ける食品を介した人へのダイオキシン類の暴露状況を把握するために、昨年に引き続き個別食品の汚染状況を調査した。ダイオキシン類濃度は2,3,7,8-TCDDに換算した値として示し、不検出(定量下限値未満の場合:ND)に、ゼロを当てはめた場合の数値で示した。なお不検出の場合に検出下限値の1/2で計算した数値を参考として( )内に示した。
調査食品では魚介類中濃度が最も高く、総ダイオキシン類が平均1.593pgTEQ/g(1.600pgTEQ/g)、〈0.001〜6.789pgTEQ/g(0.027〜6.789pgTEQ/g)であり、魚加工品では平均0.398pgTEQ/g(0.428pgTEQ/g)、〈0.001〜1.394pgTEQ/g(0.027〜1.395pgTEQ/g)である。肉類(牛肉、豚肉、鶏肉等)の濃度は平均0.128pgTEQ/g(0.144pgTEQ/g)、〈0.001〜1.687pgTEQ/g(0.027〜1.688pgTEQ/g)、食肉加工食品では平均0.022pgTEQ/g(0.045pgTEQ/g)、〈0.001〜0.086pgTEQ/g(0.027〜0.099pgTEQ/g)である。乳・乳製品(牛乳、粉乳、チーズ、バター等)中濃度は平均0.174pgTEQ/g(0.184pgTEQ/g)、〈0.001〜0.981pgTEQ/g(0.022〜0.990pgTEQ/g)であり、卵類中濃度は平均0.135pgTEQ/g(0.147pgTEQ/g)、0.035〜0.288pgTEQ/g(0.054〜0.294pgTEQ/g)である。野菜類等については、平均0.012pgTEQ/g(0.044pgTEQ/g)、〈0.001〜0.154pgTEQ/g(0.035〜0.167pgTEQ/g)、茸類では平均〈0.001pgTEQ/g(0.035pgTEQ/g)、穀類・豆類では平均〈0.001pgTEQ/g(0.035pgTEQ/g)、〈0.001〜0.001pgTEQ/g(0.035〜0.036pgTEQ/g)、果実類では平均〈0.001pgTEQ/g(0.035pgTEQ/g)、〈0.001〜0.003pgTEQ/g(0.035〜0.038pgTEQ/g)、その他加工品では0.006pgTEQ/g(0.032pgTEQ/g)、〈0.001〜0.019pgTEQ/g(0.027〜0.044pgTEQ/g)である。

E.研究発表

1.論文発表

1)T.Tsutsumi, T.Iida, T.Hori, T.Yanagi, Y.Kono, H.Uchibe, M.Toyoda, Levels of PCDDs, PCDFs and Co-PCBs in fresh and cooked leafy vegetables in Japan, Organohalogen Compounds, 47, 296-299(2000)

2)H.Hori, R.Nakagawa, K.Tobiishi, T.Iida, T.Tsutsumi, K.Sasaki, M.Toyoda, Effects of cooking on concentrations of polychlorinated dibenzo-p-dioxins and related compounds in green leafy vegetables 'Komatsuna', J.Food Hyg.Soc.Japan, 42, 339-342(2001)

謝辞

本研究は、平成12年度厚生労働省厚生科学研究費補助金(生活安全総合研究事業)により行った。なお分析用食品試料の入手に御協力頂きました12研究機関、8検疫所等に感謝致します。またデータの整理にご協力頂きました奈良原晶子氏に深謝致します。

参考文献

1) 食品中のダイオキシン類汚染実態調査研究(平成9年度)報告書
2) 食品中のダイオキシン類汚染実態調査研究(平成10年度)報告書
3) 環境省:ダイオキシン類全国一斉調査結果について‐平成11年度実施‐(平成11年8月)
4) 農林水産省生産局:平成11年度畜産物及び飼料等のダイオキシン類実態調査結果について (平成12年8月)
5) 環境省、農林水産省:平成11年度農用土壌及び農作物に係わるダイオキシン類実態調査結 果について(平成12年9月)
6) 水産庁:平成11年度魚介類中のダイオキシン類の実態調査結果について(平成12年10月)


表1 平成12年度魚介中のダイオキシン類の2,3,7,8-TCDD当量濃度(pgTEQ/g)
N.D.=0
食品名 2,3,7,8-TCDD当量濃度(pgTEQ/g) 食品名 2,3,7,8-TCDD当量濃度(pgTEQ/g)
PCDDs+
PCDFs Co-PCBs 合計 PCDDs+
PCDFs Co-PCBs 合計
アジ No.1 1.035 2.129 3.164 ハマチ No.1 0.226 0.546 0.772
No.2 1.313 2.238 3.551 No.2 1.143 2.171 3.314
平均 1.174 2.184 3.358 平均 0.685 1.359 2.043
アナゴ No.1 1.797 4.992 6.789 ハモ No.1 0.096 0.199 0.295
No.2 0.127 0.244 0.370 No.2 0.080 0.417 0.498
平均 0.962 2.618 3.580 平均 0.088 0.308 0.397
アンコウ No.1 1.713 1.586 3.299 フグ No.1 0.023 0.022 0.045
No.2 0.034 0.047 0.081 No.2 0.033 0.024 0.057
No.3 0.012 0.022 0.034 平均 0.028 0.023 0.051
平均 0.586 0.552 1.138 ホッケ No.1 0.556 0.914 1.470
カマス No.1 0.429 0.567 0.996 マグロ(輸入) No.1 〈0.001 0.023 0.023
No.2 0.491 1.044 1.535 メバル No.1 0.656 4.427 5.082
平均 0.460 0.806 1.266 No.2 1.076 0.913 1.990
カレイ No.1 0.004 0.035 0.039 No.3 0.167 1.753 1.920
No.2 0.220 0.588 0.808 平均 0.633 2.364 2.997
平均 0.112 0.312 0.424 イイダコ No.1 1.782 1.314 3.096
キチジ No.1 1.617 2.444 4.060 イカ No.1 0.002 0.013 0.015
No.2 1.205 1.079 2.285 No.2 0.188 0.116 0.304
No.3 1.844 2.533 4.377 平均 0.095 0.065 0.160
平均 1.555 2.019 3.574 エビ(輸入) No.1 0.257 〈0.001 0.257
サケ(サーモン) No.1 0.019 0.060 0.079 ( 〃 ) No.2 0.029 0.001 0.030
(輸入) No.2 0.007 0.060 0.068 平均 0.143 0.001 0.144
( 〃 ) No.3 0.967 1.904 2.870 タコ(輸入) No.1 0.002 0.023 0.025
平均 0.331 0.675 1.006 ( 〃 ) No.2 〈0.001 〈0.001 〈0.001
サバ(マサバ) No.1 1.226 2.252 3.478 平均 0.001 0.012 0.013
No.2 1.057 2.087 3.143 ズワイガニ No.1 0.068 0.105 0.172
No.3 1.225 2.616 3.841 赤貝 No.1 0.008 0.001 0.009
平均 1.169 2.318 3.487 カキ No.1 0.185 0.202 0.387
サワラ No.1 0.230 0.264 0.493 No.2 0.377 0.149 0.526
No.2 0.473 0.647 1.119 No.3 0.742 0.359 1.102
No.3 0.296 0.498 0.793 (輸入) No.4 0.127 0.087 0.214
平均 0.333 0.470 0.802 ( 〃 ) No.5 0.150 0.064 0.214
タイ(マダイ) No.1 0.443 0.679 1.122 平均 0.316 0.172 0.489
No.2 0.954 0.962 1.916
平均 0.699 0.821 1.519
タチウオ No.1 0.210 0.459 0.669
No.2 1.904 4.428 6.332
No.3 1.588 3.714 5.302
平均 1.234 2.867 4.101



表2 平成12年魚加工品中のダイオキシン類の2,3,7,8-TCDD当量濃度(pgTEQ/g)
N.D.=0
食品名 2,3,7,8-TCDD当量濃度(pgTEQ/g) 食品名 2,3,7,8-TCDD当量濃度(pgTEQ/g)
PCDDs+
PCDFs Co-PCBs 合計 PCDDs+
PCDFs Co-PCBs 合計
イクラ No.1 0.151 0.300 0.451 魚肉ソーセージ No.1 0.013 0.025 0.038
No.2 0.066 0.161 0.226 No.2 0.020 0.039 0.060
No.3 0.026 0.089 0.115 平均 0.017 0.032 0.049
平均 0.081 0.183 0.264 さつま揚げ No.1 0.001 0.001 0.002
塩サケ(輸入) No.1 0.130 0.260 0.390 No.2 〈0.001 0.001 0.001
塩サバ No.1 0.540 0.740 1.280 平均 0.001 0.001 0.002
(輸入) No.2 0.222 0.811 1.032 サンマ蒲焼き缶詰 No.1 0.040 0.134 0.174
平均 0.381 0.776 1.156 No.2 0.033 0.121 0.154
塩サンマ No.1 0.059 0.248 0.306 平均 0.037 0.128 0.164
No.2 0.033 0.206 0.238 マグロ缶詰 No.1 〈0.001 0.010 0.011
平均 0.046 0.227 0.272 No.2 0.001 0.010 0.011
シシャモ(輸入) No.1 0.371 0.475 0.846 平均 0.001 0.010 0.011
ホッケ干物 No.1 0.475 0.610 1.085 ちくわ No.1 〈0.001 0.001 0.001
No.2 0.507 0.748 1.256 No.2 〈0.001 0.014 0.014
No.3 0.229 0.627 0.856 平均 〈0.001 0.008 0.008
平均 0.404 0.662 1.066 はんぺん No.1 〈0.001 0.006 0.006
煮干し No.1 0.547 0.847 1.394 No.2 〈0.001 0.005 0.005
No.2 0.405 0.337 0.741 平均 〈0.001 0.006 0.006
平均 0.476 0.592 1.068 焼き蒲鉾 No.1 〈0.001 〈0.001 〈0.001
イワシ蒲焼き缶詰 No.1 0.057 0.137 0.193 No.2 0.029 0.035 0.064
No.2 0.438 0.563 1.001 平均 0.015 0.018 0.032
平均 0.248 0.350 0.597



表3 平成12年度食肉等中のダイオキシン類の
2,3,7,8-TCDD当量濃度(pgTEQ/g)
N.D.=0
食品名 2,3,7,8-TCDD当量濃度(pgTEQ/g)
PCDDs+
PCDFs Co-PCBs 合計
牛肉 No.1 0.082 0.029 0.111
No.2 1.627 0.060 1.687
No.3 0.198 0.081 0.279
No.4 0.094 0.046 0.140
No.5 0.084 0.023 0.107
平均 0.417 0.048 0.465
牛肉(輸入) No.1 0.228 0.024 0.252
( 〃 ) No.2 0.039 0.037 0.076
( 〃 ) No.3 〈0.001 〈0.001 0.001
( 〃 ) No.4 0.005 0.021 0.026
( 〃 ) No.5 0.006 〈0.001 0.006
( 〃 ) No.6 0.021 0.012 0.034
平均 0.050 0.016 0.066
豚肉 No.1 〈0.001 0.004 0.005
No.2 0.001 0.015 0.015
No.3 0.004 0.008 0.012
No.4 0.001 0.006 0.007
No.5 〈0.001 0.005 0.005
平均 0.001 0.008 0.009
豚肉(輸入) No.1 〈0.001 〈0.001 〈0.001
( 〃 ) No.2 0.014 0.003 0.018
( 〃 ) No.3 〈0.001 0.001 0.001
( 〃 ) No.4 〈0.001 〈0.001 〈0.001
( 〃 ) No.5 0.002 0.010 0.012
( 〃 ) No.6 0.001 0.008 0.009
平均 0.003 0.004 0.007
鶏肉 No.1 〈0.001 0.003 0.003
No.2 0.017 0.013 0.030
No.3 〈0.001 〈0.001 〈0.001
No.4 0.022 0.147 0.170
No.5 0.044 0.110 0.154
平均 0.017 0.055 0.071
鶏肉(輸入) No.1 〈0.001 0.002 0.002
( 〃 ) No.2 0.015 0.001 0.015
( 〃 ) No.3 0.038 0.037 0.075
( 〃 ) No.4 〈0.001 〈0.001 〈0.001
( 〃 ) No.5 0.090 〈0.001 0.090
( 〃 ) No.6 0.178 0.001 0.179
平均 0.054 0.007 0.060
牛タン No.1 0.112 0.081 0.193
No.2 0.177 0.116 0.293
No.3 0.135 0.070 0.206
平均 0.141 0.089 0.231
豚腸 No.1 0.001 0.004 0.005
No.2 0.011 0.003 0.014
No.3 〈0.001 0.002 0.002
平均 0.004 0.003 0.007
鶏皮 No.1 0.144 0.426 0.570
No.2 0.128 0.269 0.398
No.3 0.073 0.094 0.167
平均 0.115 0.263 0.378
表4 平成12年度食肉加工品、乳・乳製品及び卵・卵製品中の
ダイオキシン類の2,3,7,8-TCDD当量濃度(pgTEQ/g)
N.D.=0
食品名 2,3,7,8-TCDD当量濃度(pgTEQ/g)
PCDDs+
PCDFs Co-PCBs 合計
鯨肉缶詰 No.1 〈0.001 0.056 0.056
No.2 〈0.001 0.027 0.027
平均 〈0.001 0.042 0.042
マトン缶詰 No.1 〈0.001 〈0.001 〈0.001
No.2 〈0.001 〈0.001 〈0.001
平均 〈0.001 〈0.001 〈0.001
ロースハム No.1 0.001 0.001 0.002
No.2 〈0.001 0.001 0.002
平均 0.001 0.001 0.002
チキンフランク No.1 0.021 0.065 0.086
ソーセージ No.1 0.009 0.008 0.017
No.2 0.001 0.003 0.004
ソーセージミート缶詰(輸入) No.3 0.016 0.023 0.039
平均 0.009 0.011 0.020
ベーコン No.1 0.001 0.009 0.010
No.2 〈0.001 〈0.001 0.001
平均 0.001 0.005 0.006
コンビーフ(輸入) No.1 0.011 0.031 0.042
牛乳 No.1 0.025 0.016 0.041
No.2 0.025 0.001 0.025
No.3 0.020 0.011 0.030
No.4 0.009 0.006 0.015
No.5 0.010 0.024 0.034
No.6 0.033 0.009 0.042
平均 0.020 0.011 0.031
粉ミルク No.1 0.063 0.023 0.086
No.2 〈0.001 〈0.001 〈0.001
No.3 0.001 〈0.001 0.002
No.4 〈0.001 〈0.001 0.001
平均 0.016 0.006 0.022
練乳(輸入) No.1 0.044 0.036 0.079
チーズ No.1 0.157 0.037 0.194
No.2 0.038 0.023 0.061
No.3 0.033 0.037 0.070
No.4 0.045 0.034 0.079
平均 0.068 0.033 0.101
チーズ(輸入) No.1 0.110 0.157 0.266
( 〃 ) No.2 0.041 0.075 0.116
( 〃 ) No.3 0.287 0.179 0.466
( 〃 ) No.4 0.135 0.087 0.223
平均 0.143 0.125 0.268
バター No.1 0.346 0.089 0.435
No.2 0.173 0.114 0.287
No.3 0.285 0.115 0.400
No.4 0.133 0.108 0.241
(輸入) No.5 0.342 0.639 0.981
平均 0.256 0.213 0.469
鶏卵 No.1 0.046 0.076 0.122
No.2 0.008 0.028 0.035
平均 0.027 0.052 0.079
ウズラ卵 No.1 0.152 0.135 0.288
No.2 0.041 0.054 0.096
平均 0.097 0.095 0.192



表5 平成12年度野菜、茸類及び果実等中のダイオキシンの2,3,7,8-TCDD当量濃度(pgTEQ/g )
N.D.=0
食品名 2,3,7,8-TCDD当量濃度(pgTEQ/g) 食品名 2,3,7,8-TCDD当量濃度(pgTEQ/g)
PCDDs+
PCDFs Co-PCBs 合計 PCDDs+
PCDFs Co-PCBs 合計
小豆 No.1 0.001 〈0.001 0.001 トマト No.1 〈0.001 〈0.001 〈0.001
No.2 0.001 〈0.001 0.001 No.2 〈0.001 〈0.001 〈0.001
平均 0.001 〈0.001 0.001 No.3 〈0.001 〈0.001 〈0.001
いちご No.1 〈0.001 〈0.001 〈0.001 平均 〈0.001 〈0.001 〈0.001
No.2 〈0.001 〈0.001 〈0.001 長ネギ No.1 〈0.001 〈0.001 〈0.001
平均 〈0.001 〈0.001 〈0.001 No.2 0.037 0.013 0.050
カボチャ(輸入) No.1 〈0.001 〈0.001 〈0.001 No.3 〈0.001 〈0.001 〈0.001
( 〃 ) No.2 〈0.001 〈0.001 〈0.001 平均 0.012 0.004 0.017
平均 〈0.001 〈0.001 〈0.001 にんじん No.1 〈0.001 〈0.001 〈0.001
キャベツ(輸入) No.1 〈0.001 〈0.001 〈0.001 No.2 〈0.001 〈0.001 〈0.001
( 〃 ) No.2 0.038 0.021 0.059 No.3 〈0.001 〈0.001 〈0.001
平均 0.019 0.011 0.030 平均 〈0.001 〈0.001 〈0.001
きゅうり No.1 〈0.001 〈0.001 〈0.001 白菜 No.1 〈0.001 〈0.001 〈0.001
No.2 0.001 〈0.001 0.002 No.2 〈0.001 〈0.001 〈0.001
No.3 0.020 〈0.001 0.020 No.3 〈0.001 〈0.001 〈0.001
平均 0.007 〈0.001 0.007 平均 〈0.001 〈0.001 〈0.001
金時豆 No.1 〈0.001 〈0.001 〈0.001 ピーマン(輸入) No.1 〈0.001 〈0.001 〈0.001
No.2 〈0.001 〈0.001 〈0.001 ( 〃 ) No.2 〈0.001 〈0.001 〈0.001
平均 〈0.001 〈0.001 〈0.001 平均 〈0.001 〈0.001 〈0.001
米(輸入) No.1 〈0.001 〈0.001 〈0.001 ホウレン草 No.1 0.002 〈0.001 0.002
( 〃 ) No.2 〈0.001 〈0.001 〈0.001 No.2 0.039 〈0.001 0.039
( 〃 ) No.3 〈0.001 〈0.001 〈0.001 No.3 0.120 0.034 0.154
( 〃 ) No.4 〈0.001 〈0.001 〈0.001 No.4 0.011 〈0.001 0.011
平均 〈0.001 〈0.001 〈0.001 No.5 0.012 〈0.001 0.012
さつまいも No.1 〈0.001 〈0.001 〈0.001 No.6 0.094 0.001 0.095
No.2 〈0.001 〈0.001 〈0.001 No.7 0.010 〈0.001 0.010
No.3 〈0.001 〈0.001 〈0.001 平均 0.041 0.005 0.046
No.4 〈0.001 〈0.001 〈0.001 レタス(輸入) No.1 〈0.001 〈0.001 〈0.001
平均 〈0.001 〈0.001 〈0.001 みかん No.1 〈0.001 〈0.001 〈0.001
椎茸 No.1 〈0.001 〈0.001 〈0.001 No.2 〈0.001 〈0.001 〈0.001
No.2 〈0.001 〈0.001 〈0.001 No.3 〈0.001 〈0.001 〈0.001
No.3 〈0.001 〈0.001 〈0.001 平均 〈0.001 〈0.001 〈0.001
平均 〈0.001 〈0.001 〈0.001 りんご No.1 〈0.001 〈0.001 〈0.001
じゃがいも No.1 〈0.001 〈0.001 〈0.001 No.2 0.003 0.001 0.003
No.2 〈0.001 〈0.001 〈0.001 No.3 〈0.001 〈0.001 〈0.001
No.3 〈0.001 〈0.001 〈0.001 (輸入) No.4 〈0.001 〈0.001 〈0.001
No.4 〈0.001 〈0.001 〈0.001 平均 0.001 〈0.001 0.001
平均 〈0.001 〈0.001 〈0.001 蜂蜜(輸入) No.1 〈0.001 0.003 0.003
大豆 No.1 〈0.001 〈0.001 〈0.001 ( 〃 ) No.2 〈0.001 〈0.001 〈0.001
No.2 0.001 〈0.001 0.001 ( 〃 ) No.3 0.018 0.001 0.019
No.3 0.001 〈0.001 0.001 平均 0.006 0.001 0.007
平均 0.001 〈0.001 0.001 昆布佃煮 No.1 〈0.001 〈0.001 〈0.001


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