厚生労働省発表
平成13年11月14日

(1) 大学の内定率は65.0%で、前年同期を1.3ポイント上回る。男女別にみると、男子は67.6%(前年同期を1.6ポイント上回る)、女子は60.6%(前年同期を0.9ポイント上回る)。
(2) 短期大学の内定率(女子学生のみ)は36.6%で、前年同期と同じ。
(3) 高等専門学校の内定率(男子学生のみ)は92.1%で、前年同期を0.2ポイント上回る。
(4) 専修学校(専門課程)の内定率は33.1%で、前年同期を4.9ポイント下回る。

※(注記)1 調査対象、調査方法等
全国の大学、短期大学、高等専門学校、専修学校の中から設置者・地域の別等を考 慮して抽出した108校についての調査。調査校の内訳は、国立大学21校、公立大 学3校、私立大学38校、短期大学20校、高等専門学校6校、専修学校20校。
調査対象人員は、5,860人(大学、短期大学、高等専門学校合わせて5,30 0人、専修学校560人)。
各大学等において、所定の調査対象学生を抽出した後、電話・面接等の方法により、 性別、就職希望の有無、内定状況等につき調査。なお、内定率とは、就職希望者に占 める内定取得者の割合。

※(注記)2 調査時期及び発表時期

なお、以上の状況を受け、厚生労働省では、大学等新卒者に対し以下のように就職支援を行うこととしている。

【大学等新卒者への就職支援について】

1 厚生労働大臣による採用枠拡大の要請
主要経済団体の長に対し、新卒者及び未就職卒業者の採用枠の拡大について、厚生労働大臣から要請する。

2 求人情報の提供
全国の職業安定機関に提出された大学等卒業予定者等対象の求人情報について、就職活動を行っている方々が自宅などからでも閲覧できるよう、インターネットを通じた提供を開始した(10月16日より)。

3 全国の学生職業センター等による就職支援
データベースシステムを活用して、上記2の求人情報の提供のほか、企業情報、イベント情報などの各種就職活動に必要な情報の提供を行っている。
また、学生職業総合支援センターにおいては、専門カウンセリングの実施、就職面接会の開催等を行っているほか、全国の学生職業センター・学生職業相談室においては、職業相談を実施している。

4 就職面接会の開催
大学等新卒者等対象就職面接会を10月から12月にかけて32都府県53会場で開催する。

区分 就職希望率 内定率

大学 72.3%( 0.6) 65.0%( 1.3)

うち 国公立
私立 51.5%(▲さんかく0.1)
82.1%( 0.9) 65.5%(▲さんかく3.2)
64.9%( 2.8)

短期大学 77.7%(▲さんかく1.7) 36.6%( 0.0)

高等専門学校 52.5%( 0.8) 92.1%( 0.2)

総計 72.3%( 0.3) 62.5%( 1.3)

区分 就職希望率 内定率

大学 69.4%( 1.0) 67.6%( 1.6)

うち 国公立
私立 48.0%( 0.5)
80.4%( 1.2) 66.4%(▲さんかく1.9)
68.0%( 2.7)

高等専門学校 52.5%( 0.8) 92.1%( 0.2)

総計 68.7%( 0.9) 68.3%( 1.6)

区分 就職希望率 内定率

大学 77.7%(▲さんかく0.2) 60.6%( 0.9)

うち 国公立
私立 59.3%(▲さんかく1.5)
85.2%( 0.4) 64.0%(▲さんかく5.5)
59.7%( 2.8)

短期大学 77.7%(▲さんかく1.7) 36.6%( 0.0)

総計 77.7%(▲さんかく0.5) 54.7%( 0.7)

区分 文系 理系

大学 63.8%( 1.2) 70.5%( 2.1)

うち 国公立
私立 62.8%(▲さんかく3.9)
64.0%( 2.3) 70.9%(▲さんかく1.9)
70.2%( 5.1)

地域 内定率 地域 内定率

北海道・東北地区 53.4%( 2.4) 近畿地区 63.5%( 4.3)

関東地区 76.1%( 0.9) 中国・四国地区 50.7%(▲さんかく7.4)

中部地区 65.3%( 0.9) 九州地区 50.9%( 0.5)

区分 就職希望率 内定率

専修学校 93.2%( 0.2) 33.1%(▲さんかく4.9)

うち 男子
女子 91.0%(▲さんかく2.0)
95.2%( 2.1) 35.8%( 4.1)
30.8%(▲さんかく13.1)