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2023年12月6日(水)、全国学校図書館協議会(全国SLA)は、2023年度学校図書館調査の結果を公表した。全国SLAは、1963年から毎年この調査を実施している。今回の調査は、2023年6月に全国の小・中・高校から都道府県ごとに無作為に抽出された学校図書館を対象に実施され、小学校302校(48.4%)、中学校179校(52.5%)、高校110校(59.1%)から回答を得た(カッコ内は回収率)。調査項目は定例の項目である「蔵書」「経費」に加え、「開館状況」「図書の貸出し」「図書の廃棄」「学校図書館活用」「読書指導年間計画」「図書委員会の活動」に関する項目が特設された。2021年度調査まで定例項目となっていた「職員」は、間隔をあけて定点調査されることになった。
主な調査結果は以下のとおり。また、「2023年度学校図書館調査」全項目の結果と分析は、全国SLAの機関誌『学校図書館』2023年12月号に掲載されている。
1校あたりの平均蔵書冊数は、小学校9,965冊(前年度比-68冊)、中学校12,244冊(前年度比+921冊)、高等学校26,534冊(前年度比-844冊)であった。
2022年度決算の1校あたりの平均図書購入費は、小学校46万8千円(前年度比-2千円)、中学校65万7千円(前年度比+6万7千円)、高等学校76万8千円(前年度比-6万1千円)であった。
全国SLAは、「学校図書館図書整備等5か年計画」で地方財政措置されている図書予算が、他に流用されずきちんと図書費として予算化されるように、さらに働きかけを強めていく必要があると述べている。