翻訳と文化の記号論

文化落差のコミュニケーション

著者 磯谷 孝
ジャンル 哲学・思想・倫理
シリーズ オンデマンド書籍
出版年月 2019年10月
ISBN 978-4-326-98355-1
Cコード 3010
判型・ページ数 四六・288ページ
定価 3,740円(本体3,400円 + 税)
在庫 オンデマンド制作

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異文化間の接触、混交が各文化を活性化し発展させてきたことは疑いがない。ところで、その受容に際してはどのような過程が存在するのか。著者は翻訳を広義に捉え、コミュニケーションの原理に立つ翻訳理論をふまえて、古今東西の具体例をとりあげ、受容の曲折、種々相を明らかにし異文化間翻訳がきり拓く可能性と限界を示す。(1980年1月第1版第1刷発行)
I 言語構造と翻訳
了解としての翻訳、創造としての翻訳 ―翻訳理論の出発点―
翻訳を科学的なものにするために ―翻訳の原理と翻訳理論の構造―
翻訳の諸相 ―自然言語を基礎とする様々な記号体系間の翻訳―

II 言語使用と翻訳
曲解の極み ―原作者の意図と訳者の意図―
詩語の翻訳可能性について ―俳句と詩における心とかたち―
創訳の行方 ―翻訳者の文体と創作者の文体―
詩の韻・律と翻訳 ―訳詩における「音と意味との間のためらい」について―
仏界入り易く、魔界入り難し ―ドストエフスキー、二葉亭と日本の「新しい言葉」―
『罪と罰』、その三つの受容 ―あるいは芥川の「文学的な死」について―
ドストエフスキーとバルザック ―典型から個我の意識へ―
ディアローグの空間 ―ドストエフスキーを言葉として感受するためにー

III 言語意識の展開と翻訳
テキストの織系 ―ジョイスに見る多言語使用とコラージュの思想―
精読者(リズール)ラカンのまなざし ―語学としての翻訳―
翻訳と文章読本(1) ―文体意識の消長―
翻訳と文章読本(2) ―「無意識の翻訳体」と翻訳家の使命―
『詞華美術館』への誘い ―翻訳と古典の言語空間―

IV 言語の思想、翻訳の思想
アリストテレスと構造主義 ―曲解の歴史としての『詩学』―
ソシュール言語学と翻訳(1) ―言語活動の躓き―
ソシュール言語学と翻訳(2) ―ランガージュの学としての言語学―
ソシュール言語学と翻訳(3) ―『講義』の原テキストを求めて―
言語の思想、翻訳の思想(1) ―ハイデッガー『言葉についての対話』に寄せて―
言語の思想、翻訳の思想(2) ―翻訳の対話空間―

あとがき

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