ステート・キャピタリズムとしての中国

市場か政府か

中国経済体制の特殊性を象徴する「中国模式(中国モデル)」はあるのか。中国共産党が支配する政治経済体制の現状と将来を展望する。

著者 渡辺 利夫 監修
21世紀政策研究所 監修
大橋 英夫
ジャンル 経済
シリーズ シリーズ経済 > 21世紀政策研究所叢書
出版年月 2013年07月
ISBN 978-4-326-50381-0
Cコード 3033
判型・ページ数 A5・216ページ
定価 2,860円(本体2,600円 + 税)
在庫 品切れ・重版未定

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国家資本主義を標榜してきた中国経済はいままさに転換点を迎えようとしている。GDPは日本をすでに追い抜き、2030年にはアメリカに追いつくとも言われている。はたして中国の現体制は成長を維持し生き残ることができるのか、国有企業・分権・格差・共産党体制の各方面から検討する。

目次
監修者まえがき[渡辺利夫]

第1章 中国は「中国モデル」から訣別できるのか[加藤弘之]
第1節 中国モデルをめぐる論争
第2節 中国資本主義の4つの特徴
第3節 中国モデルは持続可能か
第4節 「二重の罠」からの脱出

第2章 中央企業の役割と課題[朱炎]
第1節 中央企業の形成と構成
第2節 経済における中央企業の役割と貢献
第3節 中央企業の優位性と経営環境
第4節 中央企業の課題と解決策

第3章 中国の分権化と国家資本主義の行方[杜進]
第1節 体制移行と分権化
第2節 地方分権化と市場の発達
第3節 分税制改革後の中央・地方関係
第4節 国家資本主義の超克と分権化の推進

第4章 大衆資本主義――もう一つの「中国モデル」[丸川知雄]
第1節 民間企業の発展
第2節 民間企業に関する政策
第3節 大衆資本主義の実像
第4節 大衆資本主義というモデル

第5章 中国不平等社会の持続性――かみ合わないパズルをどう組み合わせるか[三浦有史]
第1節 拡大する所得格差
第2節 再分配政策と成果:スローガンから行動へ
第3節 習近平体制を取り巻く経済社会構造
第4節 不平等社会の持続性をどうみるか

第6章 対外経済発展と「中国模式」――人民元の国際化のインパクト[大橋英夫]
第1節 対外経済発展と人民元
第2節 人民元の国際化の展開
第3節 人民元の国際化の背景
第4節 人民元の国際化のインパクト

第7章 中国共産党は体制を安定させるために何をしているのか――変化への適応と同盟の形成[加茂具樹]

第1節 体制を安定させるための模索
第2節 体制を安定させてきた構造
第3節 体制の安定を維持できるのか

索引
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