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社会的ジレンマ

ゲーム理論・計算社会科学・因果推論からの解明

社会的ジレンマ

人々の合理的な選択によって社会にとって望ましくない状況が生じる現象「社会的ジレンマ」を計算技術やビッグデータを活用して解明。

著者 大林 真也
ジャンル 社会・女性
シリーズ シリーズ社会・女性 > シリーズ 数理・計量社会学の応用
出版年月 2026年09月
ISBN 978-4-326-69845-5
Cコード 3336
判型・ページ数 四六・304ページ
定価 3,850円(本体3,500円 + 税)

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本書は、社会的ジレンマの解説を行い、その解決方法として議論されてきた研究として、ゲーム理論、シミュレーション研究、合理的選択理論、社会関係資本論等を概観し、「計算社会科学」の視点から様々な事例を調査しながら計算技術やビッグデータを活用して分析を行い、社会的ジレンマの発生メカニズムや回避方法の解明に取り組む。

まえがき

第1章 社会的ジレンマとは何か
1 個人の「正解」が社会の「失敗」を招くとき
2 社会的ジレンマ
3 なぜモデルを使うのか?(本書の立場)

第2章 協力はいかにして生まれるのか――社会関係が支えるジレンマの解決
1 社会的ジレンマの社会的解決
2 社会関係による解決
3 2人から社会へ
4 ゲーム理論は協力の説明に役立つのか?

第3章 流動的な関係で協力はいかに可能か
1 現代社会と社会的ジレンマ
2 コミュニティ・ユニオンでの助け合い
3 合同争議と社会的ジレンマ
4 ROSCAにおける協力のメカニズム
5 分析
6 残された課題
付録:コミュニティ・ユニオンに関する補足

第4章 流動性が生み出す協力――直接観察と集団評判のメカニズム
1 情報共有の問題
2 集団規模が変動する問題
3 まとめ

第5章 助け合いの場はどう語られ、意味づけられたのか――フリータンクにおける意味づけの分析
1 イントロダクション
2 協力行動とフレーミング
3 フレームの実証研究
4 事例
5 分析
6 結論・考察

第6章 助け合いの場はいかに守られたのか――意味づけとルール形成のダイナミクス
1 イントロダクション
2 データ
3 フリータンクに関する話題の分類
4 危機を通じたフリータンクの再定義
5 まとめ

第7章 「今度は自分の番だ!」――助け合いは連鎖するのか
1 今度は自分の番だ!(It’s my turn!)
2 事例
3 分析:現実の上流型間接互恵性をどう実証するか?
4 結果
5 メカニズムの検討
6 結論

第8章 協力はいかに成立するのか
1 社会的ジレンマ問題
2 協力を支える複数のメカニズム
3 意味づけとルール
4 現代社会における協力

参考文献
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