新刊

宇宙ビジネスに対応した法理論の変容

民間主導で拡大する宇宙ビジネス。それに伴い変容する宇宙法の現在を、国際公法・行政法・商法などの研究者が分野横断的に解明する。

著者 笹岡 愛美 編著
石井 由梨佳 編著
ジャンル 法律
出版年月 2026年08月
ISBN 978-4-326-40466-7
Cコード 3032
判型・ページ数 A5・250ページ
定価 4,070円(本体3,700円 + 税)
在庫 在庫あり

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民間企業の参入により、宇宙産業は2000年代初頭以降、大きな構造変化を遂げてきた。本書は、こうしたNewSpace時代に対応して変容を迫られる宇宙法を、国際公法・行政法・商法などを専門とする8名の研究者が共同して、産業の創出、事業化、新規活動のための環境整備の各段階に即し、多角的に分析した本格的論考集である。

第1部 宇宙活動をめぐる法の発展

第1章 NewSpace時代の宇宙法〔笹岡愛美・石井由梨佳〕
はじめに
I NewSpaceとは何か
II 宇宙産業をめぐる課題の状況
III NewSpace時代の宇宙法
IV 本書の構成
むすびに代えて――Beyond NewSpaceと宇宙法

第2章 軌道上サービスの商用化と規律手法の変容〔重田麻紀子〕
I はじめに
II 商用化プロセスにおける実証実験の意義
III 軌道上サービスの法的根拠と課題
IV 軌道上サービスの規律手法
V おわりに

第3章 宇宙物体による第三者損害責任(TPL)――国家責任と事業者責任との間の関係に着目して――〔二杉健斗〕
I はじめに――問題の所在
II 日本の宇宙活動法における第三者損害制度
III 国家の国際責任と事業者の責任との間の関係
IV 競合の調整可能性
V まとめに代えて

第2部 新たな主体の参加と宇宙法

第4章 宇宙開発分野における官民連携手法の現状と課題〔友岡史仁〕
I 問題の所在
II 官民連携手法の基本概念モデル
III 基本概念モデルの関連法制と実践的課題
IV おわりに――残された課題

第5章 宇宙分野におけるサービス提供契約の特殊性――商業化前の打上げサービスを中心に――〔笹岡愛美〕
I 問題の所在
II 無償打上げの時代
III 打上げ援助の時代
IV スペースシャトル計画と契約規範の変化
V むすびに代えて

第6章 地域における宇宙産業と法制度・法政策〔小塚荘一郎〕
I 本稿の目的
II 「地域と宇宙」に関する取り組みの概観
III ケーススタディ
IV 事例からの考察
V 結語

第3部 NewSpace時代のルール形成

第7章 宇宙機の安全運用のための規範形成メカニズム――産業界が参入すべき議論はどこか?――〔竹内悠〕
I はじめに
II 国際的規範・ルール形成の実態
III 国内規則のデファクトスタンダード化の進行
IV 産業界の武器としての規制活動
V 国際的規範・ルールの再定義
VI おわりに

第8章 米国との技術保障協定と宇宙ビジネスの振興〔石井由梨佳〕
I はじめに:米国の宇宙協力と技術保障協定
II 米国の輸出管理の手段としての技術保障協定
III 米国の宇宙協力の展開
IV おわりに:日本法制への示唆

座談会 NewSpaceが投げかける法学への挑戦:共同研究を振り返る

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