令和7年11月7日(金)午前

動画が再生できない方はこちら(政府広報オンライン)

閣議の概要について

おはようございます。冒頭、私(官房長官)から4件申し上げます。まず、閣議の概要について、一般案件等25件、政令、人事が決定されました。大臣発言としては、防衛大臣から「海賊対処行動に係る内閣総理大臣の承認等について」、総務大臣から「家計調査結果について」、高市内閣総理大臣から「海外出張不在中の臨時代理について」、それぞれ御発言がありました。
閣僚懇談会においては、高市内閣総理大臣及び財務大臣から「令和6年度決算検査報告の活用について」、それぞれ御発言がありました。

中東地域における自衛隊の活動について

次に、中東地域における自衛隊の活動についてでございます。本日、国家安全保障会議九大臣会合及び閣議におきまして、「海賊対処行動に係る内閣総理大臣の承認」、「中東地域における日本関係船舶の安全確保に関する政府の取組の一部変更」及び「シナイ半島国際平和協力業務実施計画の変更」について、決定いたしました。これにより、それぞれの中東地域における自衛隊の活動の期限が1年間延長されることになりました。我が国としては、引き続き、これらの活動を通じて、日本関係船舶の安全確保に取り組むとともに、国際社会の平和と安定に積極的に寄与してまいります。

クマ被害対策の現状について

3点目ですが、クマ被害対策の現状について御説明いたします。先日の関係閣僚会議において「クマ被害対策施策パッケージ」を11月中旬までに取りまとめるよう指示したところですが、取りまとめを待つことなく、実行可能な施策から速やかに着手する必要がございます。警察庁においては、昨日6日に、特殊銃に関する国家公安委員会規則を改正するとともに、被害の大きい岩手県及び秋田県に、他の都道府県警察から応援部隊を派遣し、今後、訓練などの諸準備を進め、13日には警察官がライフル銃を使用してクマの駆除を開始できる体制を構築するものと承知をしております。また、市町村が行う緊急銃猟などの対応力を強化するため、現地研修会の開催や猟友会との連携、警察との連携などに取り組むとともに、農作業中の安全確保に関する周知や、教育委員会を対象とした学校におけるクマ対策に関する緊急連絡会議の開催など、地域の安全対策を強化するため、取組を推進してまいります。昨日6日の夕刻には「関係省庁連絡会議」を開催し、これまでに実施した取組を改めて確認するとともに、施策パッケージの見直しに向けて検討を深めているところであります。引き続き、「クマ被害対策は、待ったなし」との強い認識の下、政府一丸となって、対応の迅速化と実効性を一層高め、国民の安全・安心の確保に万全を期してまいります。

経済財政諮問会議の有識者議員について

4件目ですが、経済財政諮問会議の有識者議員について、お手元の資料のとおりとすることといたしましたので、お知らせをいたします。筒井議員は継続、永濱議員、南場議員、若田部議員は新任となります。それぞれの経験や御知見をいかしていただき、経済財政諮問会議の議論を先導していただきたいと思っております。新たに就任される方につきましては、今後、所要の手続を経て、近日中に正式に議員に任命する予定です。これまで有識者議員を務めていただいた中空議員、新浪議員、柳川議員におかれましては、これまでの御貢献に厚く御礼申し上げます。詳細は、城内経済財政政策担当大臣にお尋ねいただけたら幸いでございます。冒頭は以上になります。

関連リンク

内閣官房長官記者会見一覧ページに戻る