APEC首脳会議出席等についての会見
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(記者)
フジテレビの菅野と申します。お願いします。今日から韓国を訪問し、APEC(アジア太平洋経済協力)に参加されますが、どのような姿勢で臨まれるか教えてください。また、主催国の韓国や中国とのバイ会談は予定されていますか。そして、ASEAN(東南アジア諸国連合)、トランプ大統領の訪日、今回のAPECで、一連の外交ウィークを締めくくることになりますが、どのような成果を得たいとお考えでしょうか。以上です。
(高市総理)
今から韓国に出発をいたします。APEC首脳会議に出席をいたします。
APECというのは、皆様御承知のことですが、世界の人口の約4割、貿易額の5割、そしてGDP(国内総生産)の6割を占める、アジア太平洋地域の21の国と地域が参加する経済協力枠組みでございます。今回は、貿易・投資といった課題に加えて、新たにAI(人工知能)ですとか、人口動態の変化といった新たな課題についても議論がされる予定です。ですから、その中で我が国の立場を発信するということとともに、この地域のより力強い経済発展、それから繁栄に対して、確固たるコミットメントを示したいと考えております。
また、この機会でございますので、APEC議長であります韓国を始め、APEC首脳との会談を行いまして、首脳間の信頼関係をしっかりと構築をしてきたいと思っております。この後、韓国に到着しましたら、まず最初に、議長国であります韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領と就任後初となる日韓首脳会談を予定いたしております。有意義な会談としたいと思っております。また、日中首脳会談について調整中でございます。
それから、今週はASEANに始まり、トランプ大統領の訪日があり、そしてこれからAPECと、外交日程が続きましたけれども、やはりインド太平洋地域における日本にとって大切な国々の首脳と直接お会いできたすばらしい機会でもありましたし、これからもまた、新たにお目にかかることになります。ですから、ASEANの関連の首脳会議では、FOIP(自由で開かれたインド太平洋)の要であるASEAN諸国、同志国と連携強化というのは確認できたと思いますし、また、トランプ大統領とは日米同盟を更なる高みに押し上げていく、こういったことが確認できたと考えております。APECでもですね、やはり地域の平和と安定、そして繁栄に向けて、主要な首脳との間でしっかりと協力関係、信頼関係、構築してきたいなと思っております。以上です。行ってまいります。