日・フィジー首脳会談
令和7年11月13日、高市総理は、総理大臣官邸でフィジー共和国のシティヴェニ・リンガママンダ・ランブカ首相と首脳会談を行いました。
儀じょう隊による栄誉礼及び儀じょうに続き、両首脳は会談を行い、その後、署名式及び共同記者発表を行いました。
総理は、共同記者発表で次のように述べました。
「ランブカ・フィジー首相の御来日を日本国政府及び国民を代表して、心から歓迎いたします。本日、初めて会談できたことをとても嬉(うれ)しく思います。
インド太平洋地域を取り巻く戦略環境が厳しさを増す中、太平洋島嶼(とうしょ)国地域のリーダーであり、また、価値感・原則を共有するフィジーとの協力を強化するということは、両国及び地域の平和と繁栄にとって極めて重要なのものでございます。
先ほどの首脳会談では、『自由で開かれたインド太平洋(FOIP)』の実現に向け、ランブカ首相が提唱された『平和の海』ビジョンとも連携しながら、共に取り組んでいくことを確認いたしました。
また、地域の諸課題に対して引き続き緊密に連携することを確認するとともに、経済や安全保障を含む幅広い分野で、二国間の協力を更に強化することで一致をいたしました。
1970年にフィジーとの外交関係を樹立して以来、我が国は、インフラや教育、保健・医療、防災等、幅広い分野における開発協力を通じ、フィジーの持続可能で強じんな経済発展を後押ししてまいりました。
最近では、OSA(政府安全保障能力強化支援)を含む安全保障や司法、スポーツ交流を始め、様々な協力が進展しております。
こうした二国間の信頼関係や協力の進展を踏まえ、ただいま、ランブカ首相と共に、『ロマヴァタ・キズナ』パートナーシップに署名をいたしました。これを機に、二国間関係が更なる高みに引き上げられることを嬉しく思います。
ちなみに、『ロマヴァタ』とは、フィジー語で『結束』という意味だそうです。このパートナーシップを指針としまして、両国の結束と『キズナ』を深め、末永く強固な関係を築くべく、ランブカ首相と共に取り組んでまいります。」