大阪・関西万博閉会式における石破内閣総理大臣挨拶
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本日、秋篠宮皇嗣同妃両殿下の御臨席の下、2025年日本国際博覧会、大阪・関西万博の閉会式が開催されるに当たり、政府を代表して一言御挨拶を申し上げます。
大阪・関西万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに開幕して以来、国内の各地から、そして世界中の国々から、2,500万人を超える方々が来場され、成功裏に開催することができました。
本日、ここに盛大に閉会式を迎えることができましたのは、160を超える国・地域、国際機関、企業や団体、市民の皆様、そして大阪府、大阪市を始め、多くの方々の御尽力の賜物(たまもの)であります。心から御礼を申し上げます。ありがとうございました。
半年前、私は開会式で、「日本は再び世界の人々が対話し、交流する舞台を提供します。ここから『新しい日本』の姿を世界に発信してまいります。」と申し上げました。
184日の会期の間、大屋根リングに体現される「多様でありながらひとつ」のメッセージのとおり、わくわくする、夢のような出会いの場になったと思います。
各パビリオンでの展示やイベントを多くの方々が楽しみ、「いのち」や「未来社会」について、様々な議論も重ねられました。世界各国、国内各地から、特色ある文化、食や伝統産業などの魅力が示されました。AI(人工知能)、ヘルスケア、モビリティ、ロボットといった、多様な分野での新たなテクノロジーが大阪・関西万博の中で実践されました。
開幕前は、万博の意義、準備の進み具合などに心配の声もありましたが、博覧会に参加する皆様方の力で、一つ一つ乗り越えることができました。
「分断よりも連帯」、「対立よりも寛容」を大切にし、皆の心を一つにして、多くの方々に御満足いただけた、すばらしい博覧会を作り上げることができました。「新しい日本の幕開け」になり、地方創生にもつながったのではないかと考えております。
個性的で愛くるしい姿で博覧会を成功に導いた「ミャクミャク」に、心からの感謝を込めて、本日、内閣総理大臣感謝状を授与いたしました。ミャクミャクありがとう。
大阪・関西万博の成功のために今日まで献身的に努力を重ねてこられた公益財団法人2025年日本国際博覧会協会を始め、関係者の皆様方に、改めて心から感謝と敬意を表しまして、私からの御挨拶といたします。
皆さん、誠にありがとうございました。