会議概要報告
第2回CGIAR System Council Meeting への参加
9月25日(日)、26日(月)に第2回国際農業研究協議グループシステム理事会(CGIAR System Council meeting)が、メキシコシティーで開催され、理事国及びメンバー国の代表が集まり、今後のCGIARとその傘下の15国際農業研究機関による地球規模の農業研究の方針が話し合われました。このシステム理事会および理事国による事前検討会議に、岩永理事長が、日本の外務省及び農林水産省の担当官とともに出席しました。
本会議では、第1回システム理事会(2016年7月11—12日、フランス)で決定した作業方針の下、検討が行われてきた第2期CGIARリサーチプログラム(CRP 2nd Phase)の評価と、これを受けた予算配分方針が話し合われました。この会議で、岩永勝理事長は我が国を代表して積極的に議論に加わるとともに、TICAD VIをはじめとした日本の積極的な貢献についての報告を行いました。
理事会ならびに事前検討会議には、GGIARドナー国/地域/機関、CGIAR System事務局、CGIARセンター等から関係者30名以上が参加し、ドナー国およびIndependent Science and Partnership Council(ISPC)によって評価が実施されてきた、CRP 2nd Phase提案書の検討が行われました。特にCRP 2nd Phaseの内容が、国連が定めた持続可能な開発目標(SDGs)及びGCIAR研究戦略(CGIAR’s 2016 – 2030 Strategy and Result Framework, SRF)で設定された世界の食料安定生産・供給に貢献するための目標達成に向け、1)研究課題およびその枠組みや予算の適切性や、2)課題間連携や研究資産の有効活用、3)目標とする成果やその評価など、多面的な検討が行われ、この結果をもとに11のシステムCRPおよび3つのプラットフォームCRPが2017年からの実施にむけて採択され、予算配分方針が決定されました。
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