チタルム川上流支川流域洪水対策セクターローン
Upper Citarum Basin Flood Management Sector Loan
終了案件
- 国名
- インドネシア
- 事業
- 有償資金協力
- 課題
- 水資源・防災
- 借款契約(L/A)調印
- 2013年3月〜
- 借款契約額
- 33.11億円
プロジェクト紹介
チタムル川上流域は西ジャワ州の州都バンドン市南部に位置し、同国における繊維産業・農業の中心地域の一つとなっていますが、急速な都市化と人口増加により洪水被害が深刻化しています。本協力では、チタルム川上流の支川流域を対象に、河川改修などのインフラ整備を支援しました。また、流域管理事務所の組織強化や維持管理活動の強化、洪水被害に対するコミュニティの能力強化などを実施することで、地域住民の洪水対応能力の強化や同流域の洪水被害の軽減を図り、住民の民生向上や経済および産業の発展に寄与しました。
【事業の目的】
本事業は深刻な洪水被害に見舞われているチタルム川上流支川流域を対象に、河川改修等のインフラの整備を行うとともに、避難訓練等を通じて地域住民の洪水対応能力の強化等を行うことにより、同流域の洪水被害軽減を図り、もって同地域住民の民生向上、経済・産業の発展に寄与するものである。
【事業内容】
本事業は、河川改修を行うコンポーネントA、流域管理事務所能力強化、地域住民に対する洪水対応能力強化などを行うコンポーネントB、上流の流域保全対策を行うコンポーネントCから構成される。コンポーネントAに関しては、インドネシア政府が策定したチタルム川上流支川の河川改修と遊水地整備等から成る構造物対策(サブプロジェクト)ロングリストに基づき、治水効果、社会的な影響、環境的な影響、地域的なニーズ、コスト等をクライテリアとして構成される実施計画書を作成し、サブプロジェクト(河川改修)の手続きが整ったものから順次実施する。
1) 土木工事
コンポーネントA:洪水対策インフラ工事(河川改修:河道掘削・浚渫、護岸工事等)
コンポーネントC:流域保全対策(砂防堰堤の建設)
2) コンサルティング・サービス
コンポーネントB:チタルム流域管理事務所の組織強化や維持管理活動の強化、洪水被害に対するコミュニティ能力強化等のソフト対策支援の実施。 詳細設計レビュー、環境及び用地取得モニタリング、入札書類作成等の支援、施工監理等
協力地域地図
チタルム川上流支川流域洪水対策セクターローンの協力地域の地図
事業評価
協力現場の写真
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河川改修予定となっているチタルム川上流支川のひとつの現状。
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チタルム川上流支川のひとつ。護岸が低く、水位が上昇すると家屋に浸水する恐れがある。
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護岸が削られ、河川氾濫リスクが高まっている。
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護岸が削られ、家屋が倒壊する危険性が高まっている。
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工場や倉庫が密集する地域でも河川氾濫リスクが高まっているため、護岸工事を実施する予定。
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チタルム川支川チクルー川での河道掘削。流量を確保し、氾濫による洪水被害軽減を図る。
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チタルム川支川チクルー川で整備された護岸。
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チタルム川支川チキジン川の洪水の様子(2017年11月13日)。本事業完成時には洪水被害の軽減が期待されている。
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チタルム川支川チキジン川からチマンデ川へ排水するための排水路。
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チマンデ川にかけられる歩行者用の橋の支台が建設されているところ。
- 河川改修予定となっているチタルム川上流支川のひとつの現状。
- チタルム川上流支川のひとつ。護岸が低く、水位が上昇すると家屋に浸水する恐れがある。
- 護岸が削られ、河川氾濫リスクが高まっている。
- 護岸が削られ、家屋が倒壊する危険性が高まっている。
- 工場や倉庫が密集する地域でも河川氾濫リスクが高まっているため、護岸工事を実施する予定。
- チタルム川支川チクルー川での河道掘削。流量を確保し、氾濫による洪水被害軽減を図る。
- チタルム川支川チクルー川で整備された護岸。
- チタルム川支川チキジン川の洪水の様子(2017年11月13日)。本事業完成時には洪水被害の軽減が期待されている。
- チタルム川支川チキジン川からチマンデ川へ排水するための排水路。
- チマンデ川にかけられる歩行者用の橋の支台が建設されているところ。
関連情報
関連・連携プロジェクト
関連・連携プロジェクトはありません。
本プロジェクトの他の期・フェーズ
本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。
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