2006年度 統計関連学会連合大会
主催: 応用統計学会・日本計量生物学会・日本統計学会
協賛: 日本行動計量学会・日本計算機統計学会・日本分類学会
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チュートリアルセッション


チュートリアルセッションは2テーマをパラレルセッションで行います。
  • 日時: 2006年9月5日(火) 13:30-16:30

  • テーマ1: 「独立成分分析」
      オーガナイザ: 下平英寿 (東京工業大学)
      講演者: 村田昇 (早稲田大学理工学部)
      要旨:
      独立成分分析は,多点計測信号を分解するために主に信号処理の分野で発展してきた多変量解析の一手法である。 このチュートリアルでは問題の定式化,独立性の評価規準(相互情報量やエントロピー), アルゴリズムの構成法について,主成分分析や因子分析など分散共分散構造に基づく従来の統計手法と比較しながら紹介する。

  • テーマ2: 「Adaptive and flexible designs in clinical trials」 (日本語による講演)
      オーガナイザ: 上坂浩之 (日本イーライリリー)
      講演者: 小山達樹 (Vanderbilt University, School of Medicine)
      要旨:
      医薬品の臨床開発において,臨床研究開始後の開発中止の割合が近年増大しつつある。 また,確実な評価をするために試験期間もより長期になりつつある。 これに対する解決策として,開発の初期段階から有効性あるいは安全性をより的確に評価する試験デザインが求められるようになっている。
      検証試験の重要な要素である被験者数の推定は既存情報に基づいてなされるが,多くの不確実な情報に頼らざるを得ないため,推定した被験者数の妥当性は一般に保証されない。 そのため,試験の途中経過の情報に基づき被験者数を再推定する方法が研究されている。 また,試験の途中で優越性検定から同等性検定へ(あるいはその逆)検定の目的を変更する方法も注目を集めている。 あるいは,探索試験と検証試験を統合した試験計画によって,開発の全期間を短縮する工夫も模索されている。
      このような,当該試験の中間情報によって試験デザインの一部を変更することを試験計画の一部に含む試験デザインは適応的計画(adaptive design)と呼ばれ, 現在多くの関心を呼んでいる領域である。

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