奨学金(学部)
ICUで学びたいあなたの気持ちを応援します。
ICUでは、学生満足度の高いリベラルアーツ教育に思い切りチャレンジできるよう、ICU生の模範と期待される学生への奨学金、遠方からの受験生を応援するための奨学金、4年間にわたり減免される奨学金など、経済的な支援が必要な学生のニーズに対応するさまざまな奨学金を設けています。ICU独自の奨学金の多くは返済不要な給付型で、同窓生を始めとする皆様からのご寄付、および大学が保有する基金の運用益を主な原資としています。毎年、約3人に1人の学生が、ICU独自の給付奨学金や外部機関による経済的支援を受けています。
毎年約3人に1人の学生が、
ICU独自の給付奨学金や
外部機関による経済的支援を
受けています。
奨学金(学部)
入試出願前に応募 遠方からの受験生支援
ICU Cherry Blossom奨学金
- 採用予定人数:20名
- 金額:入学金&各年度第1・2学期の学費(授業料・施設費)を原則4年間免除(2025年度:約1,294,000円)
出願前に奨学金の採用可否を通知する予約採用型奨学金で、1都3県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)以外に設置された国内高等学校等の出身者が対象です。入学金および各年度第1・2学期の学費( 授業料・施設費)が免除されます。(一部の入試は対象外)。
入学から4年間受給した場合、自己負担額は授業料・施設費4学期分(約200万円)となります。これは、国立大学と同程度の負担額となります。
募集時期:年2回(6月下旬-7月上旬、11月上旬)
採用決定:8月上旬、12月上旬
2026年度募集要項
4月入学生の例
finance-chart-ug_jp_highlight1_2025.jpg入試出願時に応募 学費や寮費の支援
ICU Peace Bell 奨学金
- 採用予定人数:14名
- 金額:入学金&学費(授業料・施設費)&入寮費&寮費(7・8月を除く)を原則4年間免除(2026年度:約2,422,000円)※(注記)寮費は概算です。
創立50周年に本学礼拝堂に寄贈され、世界平和への祈りを込めて毎日定時に鳴る平和の鐘。ICU 生の模範となる学生、Peace Bell スカラーを入学前に募集し、採用された方を4年間にわたり金銭面で支えます。
※(注記)本奨学金は、当募金への直接の寄付のほか、ICU Pay Forward基金をはじめとした奨学金専用の寄付運用益を合わせてその原資としております。
ICUトーチリレーHigh Endeavor 奨学金
- 予定採用人数:<一般選抜>採用条件を満たす全員に確約します
<その他選抜>16名 - 金額:入学金&各年度第1学期の学費(授業料・施設費)を原則4年間免除(2026年度:約807,000円)
ICUの大学歌「ICUソング」の" In a pledge of high endeavor(高い志を持って学ぶと誓う)"というフレーズにあるとおり、経済的な困難に負けることなく、高い志を持って挑戦する方を応援するための制度です。
在学生の学費支援
募集要項、応募書類等の詳細は、入学後に学内ポータルサイトよりご確認ください。
ICUトーチリレー在学生奨学金
- 採用予定人数:80名
- 金額:第1学期の学費(授業料・施設費)を免除
教養学部2〜4年次に在籍する学部生が対象で、毎年度申請することができます。学業成績、経済的必要度などを考慮した上で、授業料および施設費の第1学期分が免除されます。2024年度は申請者の約75%が給付を受けました。
スカラーの声はこちら→ICU新奨学融資制度
大学が保証人となり、学生が本人名義で提携金融機関から低利で融資を受けられる制度です。返済は卒業後に始まります(在学中の利子は大学が負担します)。募集は学期ごとで、初年度第1学期を除き、毎学期の申請も可能です。希望者のほぼ全員が受給できます。
留学時の支援
ICU留学・体験学習支援奨学金
採用対象のプログラムおよび金額
- SEAプログラム プログラム費一部
- 夏期留学プログラム プログラム費一部
- 海外フランス語研修 渡航費一部
- 交換/海外留学プログラム 寮費一部(注1)
- 海外留学プログラム 派遣先授業料一部 派遣先授業料総額のおよそ4割程度
- 交換留学プログラム(注2)派遣先授業料一部 派遣先授業料とICU授業料・施設費の差額の半分相当額
※(注記)いずれの場合も、上限があり、実際の支給金額が実費を越えないものとします。
注1:1年間留学する場合の上限
注2:交換留学プログラムのうち、授業料負担(Fee-Paying)が発生する協定校のみが対象。
2025年度に、ICUは留学プログラム参加学生を対象とした奨学金「ICU留学・体験学習支援奨学金」を新設しました。学業成績が優秀であるにもかかわらず、経済的な理由で留学や教育プログラムへの参加機会を失う学生を一人でも減らすことを目的に、ICU独自の奨学金として新たに設置されました。昨今の円安や物価上昇など、世界情勢にも起因する留学費用の高騰が続く中で、限られた枠の中ではありますが、学生の皆さんへ効果的な支援を届けたいと考えています。
募集時期
各プログラム年1回。入学後、各プログラムの応募説明会で配布される募集要項を参照のこと。
留学中も継続可能な奨学金
留学中も必要な手続きを取ることで、他ページでご案内しているトーチリレー在学生奨学金やJASSO、日本政策金融公庫の融資を受けることができます。そのほかの奨学金については国際交流室ページをご確認ください。
過去実績- 日本学生支援機構(JASSO)海外留学支援制度(国際交流室担当)
- 官民協働海外留学支援制度 〜トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム〜(国際交流室担当)
- JASSO第一種奨学金(海外協定派遣対象)及び第二種奨学金(短期留学)(学生グループ担当)
- Friends of ICU 留学奨学金(国際交流室)
- ACUCA Student Mobility Scheme(ACUCAプログラム参加者対象)(学生グループ担当)
- JICUF奨学金(交換/海外留学プログラムのみ対象)
など
国際交流室入試出願時に応募 大規模災害への支援
大規模災害特別措置
大規模自然災害により被害に遭われた皆様に、謹んでお見舞いを申し上げます。ICUでは、受験者の皆様が安心して本学を志願していただけるよう、申請に基づき特別措置を講じます。詳しくは入学選考のページをご覧ください。
大規模災害特別措置について家計急変時の支援
家計急変
国際基督教大学では、家計支持者の失職・破産・会社の倒産・病気・死亡・離別等により家計が急変した学生を対象とした経済支援として、国際基督教大学家計急変給付奨学金を設けています。家計が急変し、経済的支援が必要な場合、急変事由が発生してから1年以内に学生グループに申し出てください。ただし、新入生は入学後の事由のみを対象とします。
措置内容:授業料及び施設費1学期分を上限に免除
生活費支援
本制度は、修学意欲が十分にありながらも、さまざまな事情により保護者や親族からの経済的支援を受けられず、明日の生活費に困窮している本学学生を支援することを目的とし、制度に賛同する卒業生・教職員・一般の方々から寄せられた寄付金を基に創設しました。申請を希望する方は入学後学内サイトで詳細をご確認の上、学生サービス部学生グループ「経済的困窮学生かけこみ生活費支援制度」担当へご相談ください。
篤志家による在学生支援
篤志家の皆様からのご寄付によって学生の学びを支えている奨学金です。入学後に学内サイトを通じて募集があります。表は一例です。
過去実績| 名称 | 種別 | 内容 |
|---|---|---|
| ICU同窓会 湯浅・細木奨学金 | 貸与・無利子 | 100万円以内 |
| 堀江竹松・こう奨学金(JICUF) | 給付 | 2,000ドル 日本円に換算して支給 学部3年生以上が対象 |
| 網野ゆき子学術奨学金 | 給付 | 各500,000円、採用枠:2名 学部3年生以上が対象 |
| クリス和田奨学金 | 給付 | 200,000円、採用枠:1名 学部3年生以上が対象 |
| 「斎藤勇先生記念」清水護奨学金 | 給付 | 500,000円、採用枠:1名 学部3年生以上が対象 |
外部機関による在学生支援
以下にご紹介する支援のほか、年間100件を超えるICU生向けの外部機関の奨学金を取り扱っています。
過去実績| 名称 | 種別 | 内容 |
|---|---|---|
| 日本学生支援機構 給付奨学金 | 学費減免・給付 | 1.28〜7.58万円/月 |
| 日本学生支援機構貸与第一種奨学金 | 貸与・無利子 | 学部生:2〜6万円/月 修士:5〜8.8 万円/月または授業料後払い制度の選択可 博士:8〜12.2 万円/月 |
| 日本学生支援機構貸与第二種奨学金 | 貸与・有利子 | 学部生:2〜12万円/月 大学院生:5〜15万円/月 |
| 日本政策金融公庫 (国の教育ローン) | 貸与・有利子 | 最大350万円 |
| 民間団体・地方公共団体からの奨学金 | 給付または貸与 | 団体により異なる。 |
学業成果への奨励金
Friends of ICU 学術奨励賞
Friends of ICU学術奨励賞は、使途指定寄付金を基に設立されています。各賞の選考委員会による選考の結果、それぞれの該当分野の中で、その年最もすばらしい卒業論文、修士論文または成績を修めた学生に贈られます。分野により各種奨励賞が設けられています。
過去の受賞者はこちらスカラーからの声
ICUで奨学金を受給した学生の声をご紹介します。
ICU Peace Bell 奨学金 スカラーの声
奨学金のおかげで夢を妥協せずに済んだ。
どんなに目標が遠くても、必ず実現させたい
私には夢があります。それは、国際社会を舞台に、法の観点から人権保護に取り組む人材に なることです。一方で、夢を実現するために欠かせない留学や海外でのインターンシップ、大学 院進学には決して小さくない費用が必要なことから、挑戦することを半ばあきらめかけていま した。奨学金は、そんな私に夢を妥協せず、望み通りの学びを得るための力を与えてくれました。 時には、あまりにも遠く高いハードルに心が折れそうになることもあります。しかし、「今はお金 をいただいて学ばせてもらっている。いただく以上は対価を支払わなければならない。私はその 対価として国際人権弁護士への成長を目指し、社会に恩返しをする」という責任感と明確な目標 が、自身を奮い立たせてくれます。私にとって奨学金は、未来を目指すモチベーション。どんな に目標が遠くても、必ず実現するつもりでいます。
ICUトーチリレー High Endeavor 奨学金 スカラーの声
奨学金は経済的支援だけでなく、
前に進むモチベーションにつながっていく
大学 4 年間の貴重な時間を多彩に過ごすためにはお金がかかります。私はその資金を稼ぐた めにアルバイトで多くの時間と精力を使っていました。その状況から解放されたいと奨学金を 申請。締切が迫っていましたが、先生が必要な面談をすぐに実施してくださり、無事に奨学金を いただくことができました 。奨学金により勉強や筋トレなど自分のために使える時間が増え ただけでなく、心にも余裕ができ、より充実した大学生活を送ることができています。奨学金は、 経済的な支援になるだけでなく、自分が努力した証としてさらに前進するモチベーションにも つながります。是非皆さんにも申請してみてほしいと思います。卒業後は、日本以外の国にも 留学してみたいと考えています。どこへ 行っても就職できる強みとなるよう、英語と日本語を さらに磨いていきたいと思います。
ICUトーチリレー在学生奨学金 スカラーの声
奨学金で得たのは、充実した学びや学生活動の時間。
無駄にすることなく、平和への道筋を探究し 続けたい
私には弟が 2人おり、将来実家にかかる進学費用などの経済的負担を軽くしたいと思い、奨学 金制度を利用しました。学費の心配が減ることでアルバイトに精を出す時間から解放され、その 分、興味のある歴史学や、環境保全活動に専念することができています。入学前は漠然と世界 平和に ついて学びたいと考えていたのですが、I C U で多様な背景を持つ仲間と意見交換し、 批判的思考を養ううち、平和そのものも多様な切り口から考えられることに衝撃を受けました。 この衝撃は、国史だけでなく、人の考え方や文化など、あらゆるものの歴史に含まれた意味や つながりを探究する歴史学への興味につながっています。奨学金は、充実した学びや学生活動の 時間を私に与えてくれました。与えられたこの時間を無駄にすることなく、複雑な社会の中で 可視化されにくい物事に目を向け、多くの人にとっての平和を持続させていく道筋を探究したい と考えています。