スマホを使いこなそう! デジタル活用支援推進事業
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ラジオ番組「杉浦太陽・村上佳菜子「日曜まなびより」」
今回のテーマは「スマホを使いこなそう! デジタル活用支援推進事業」。
スマートフォンは、ネット情報の収集だけでなく、オンラインでの行政手続きや診療、年金情報の確認など、様々なサービスが利用でき、日常生活を豊かにしてくれるものです。現在、多くのかたが持っているスマホですが、70歳以上ではスマホによるネット利用率が低い傾向にあります。そして、スマホの未利用者の多くが「どのように使えば良いか分からないこと」をスマホを利用しない理由に挙げています。そこで、多くのかたに利用いただきたいのが、全国の携帯ショップや公民館などで、無料で何度でも受講できる「デジタル活用支援推進事業の講習会」です。
番組では、どんなことが学べるのか、人気の応用講座などをご紹介。初心者でも安心な基本講座もありますので、是非受講して、スマホを使いこなしましょう!
[画像:杉浦太陽さん、村上佳菜子さん、総務省ゲストの3人が、「総務省 デジタル活用支援推進事業 スマホ講習会」のポスターを紹介。]
- ゲスト
- 総務省 情報流通行政局
情報流通振興課 課長補佐
田巻 志子
ストリーミング(音声で聴く)
- 放送日
- 令和7年(2025年)6月29日
- 再生時間
- 19分11秒
- 配信終了予定日
- 令和9年(2027年)3月31日
文字で読む
- 杉浦
- 佳菜子ちゃんは、日頃、スマホを使いこなしてるよね?
- 村上
- ん〜。若い子ほどではないと思うけど、地図とかナビをアプリの名前とか分からないまま、使いこなしているかもしれないです(笑) ほかには、ラジオを聴いたり、音楽を聴いたり。私の日常で必要なことは、使いこなせているかなと思います。
- 杉浦
- そうだよね。もはや、必須だよね。
- 村上
- あっ! それこそ最近、スマホにクレジットカード情報を登録しましたね。
- 杉浦
- 財布を持ち歩いてなくても、スマホがあればどうにかなるからね。
- 村上
- すごいですよね! それができなかった時代も知っているからこそ、この進化はすごいと思います。
- 杉浦
- それに最近は社会全体でデジタル化が進んでいるから、マイナンバーカードを利用して、確定申告とかの行政手続きをスマホでしている人が結構いるんだよね。
- 村上
- もう、スマホがない生活なんて考えられないですよね。
- 杉浦
- 考えられないよねー。実際スマホの普及率は伸びていて、6歳以上のおよそ8割の人がスマホを持っているし、インターネットを利用する時も、パソコンよりスマホを使っている人の方が多いんだって。ただし年代別で見ると、やはり70歳以上のかたは他の世代と比べるとスマホによるネット利用率が低くて、この状況はしばらく変わっていないんだって。
- 村上
- そうか。やっぱり、ご高齢になるとスマホを持っていたとしても電話やカメラだけとか、基本的な機能しか使っていないのかもしれないですね。
- 杉浦
- でもね、佳菜子ちゃん。ご高齢のかたこそ、スマホを使いこなせたらいいと思わない? 例えば、スマホでオンライン診療を受けられるようになれば、病院に行かなくても自宅で診察を受けられるし、スマホで年金情報を確認できるようになれば、いつでもどこでも自分の年金記録が確認できちゃうんだよね。
- 村上
- SNSを利用できれば、遠くに住んでいるお孫さんと気軽に連絡を取り合えたり、写真を送りあったりもできますしね。私も94歳のおばあちゃんが二人いるんですけど、使いこなしているところと、できてないところがあって...。でも、たまに連絡がSNSできたりすることもあって、頑張ってます(笑)
- 杉浦
- めちゃくちゃ頑張ってるね!
- 村上
- やっぱり身近な人たちが、これ便利だよとか教えたりしているからこそ、使えてる部分もあれば、まだ使えてない部分があったりしますね。
- 杉浦
- 周りの環境にもよるよね。
- 村上
- うち、二人ともスーパーおばあちゃんなんで! (笑)
- 杉浦
- そうやってスマホを使いこなせていれば、楽しいことや便利なことが増えて、世界が一気に広がるよね。だから、スマホを使いこなしていないなんて、もったいないわけですよ。
- 村上
- 確かにもったいない! でも、ご高齢のかたがスマホを使いこなすのは、ハードルが高い部分もありますよね。だって、私でも結構難しいと思う事もありますから。そもそもスマホを使うとか、使わないとかも自分次第ですよね。
- 杉浦
- 確かにそうだよね。実際、内閣府の調査でスマホを利用していないかたに、その理由を聞いてみても「必要があれば家族に任せればよいと思っているから」「自分の生活には必要ないと思っているから」という回答がありまして。ただ、そうした回答よりも多かったのが「どのように使えばよいか分からないから利用していない」という声です。
- 村上
- ということは「興味はあるけれど、使い方が分からないから利用していない」というかたがいるかもしれないんですね。
- 杉浦
- そう! せっかく興味があるのに、使い方が分からないという理由で利用を諦めているのであれば、それは残念なことじゃない。そこでそうした方々に、是非、活用していただきたいのが、今日のテーマ「デジタル活用支援推進事業」の講習会なんです! ここからは、今日の講師に伺っていきましょう! 総務省 情報流通振興課の田巻志子さんです。
- 村上
- 田巻さん、早速なんですが「デジタル活用支援推進事業」とは、どういうものか教えていただけますか?
- 田巻
- はい。「デジタル活用支援推進事業」は、簡単にご説明しますと、ご高齢のかたをはじめとした様々なかたが、スマートフォンを利用したオンライン行政手続きの利用方法などを学べるように、全国の携帯ショップや公民館などで講習会を実施する事業です。この事業では、自治体と連携して、携帯ショップのない市町村でも講習会を実施できるようにしています。この講習会については無料で、しかも何度でも受講していただくことができます。
- 村上
- すごい! 無料で何度でも! めちゃくちゃいいですね! ありがたいです。
- 田巻
- 私も講習会を見学したことがあるんですが、そうした場でよく聞くのが「家族には教えてもらいづらい」「聞きづらい」という声なんです。おそらく、忙しいご家族の手をわずらわせたくない、1度教えてもらったけれど忘れてしまい何度も聞くのはためらわれる、というかたが多いのだと思います。
- 杉浦
- 気を使っちゃうわけか。聞ける環境があればいいけど、疎遠になってたり、いろんな環境があると思うから、聞きづらいというかたは、余計に分からなくなるもんね。
- 村上
- 教える方も「それぐらい分かってよ!」とキツイ言い方になって、喧嘩みたいになることもあるかもしれないですよね。
- 杉浦
- 「この前も言ったじゃん!」ってなったら、次に聞けないもんなー。でもこの事業の講習会なら、無料だし何度でも受講していいわけだから、気兼ねなく分からないことを聞くことができますよね。
- 村上
- そうですね。これまで、どのくらいのかたが利用しているんですか?
- 田巻
- 2021年度からスタートした事業で、昨年度までの4年間で延べ200万人ほどのかたが受講されています。受講者アンケートの結果をみると、ほとんどのかたが講習内容を理解することができ、受講したことに満足されていました。
- 村上
- 素晴らしい! 具体的には、どのようなことを教えていただけるんですか? 全くの初心者だと、受講すること自体に不安を感じるかたもいそうですよね。
- 田巻
- はい。講座は大きく分けて「基本講座」と「応用講座」の2種類があります。基本講座では、電源の入れ方やインターネットの使い方、電話やカメラの使い方など、スマホの基本的な使い方から学べます。スマホを持っていないかたも受講できます。
- 村上
- いいですね。知識ゼロからでも安心して受講できるんですね!
- 田巻
- はい。このデジタル活用支援推進事業の基本講座については、すでに同様の基本的な講座を独自で実施している携帯ショップなどでは開催していないのですが、このような場合でも、一部地域の公民館などで開催している講習会で受講することができます。
- 村上
- なるほどー、身近な場所で講習会を受講しやすいようにされているんですね。では「応用講座」では、どのようなことを教えていただけるんですか?
- 田巻
- 応用講座では、オンライン行政手続きの申請方法や、オンライン行政サービスの利用方法などを学ぶことができます。
- 杉浦
- 一口に、オンライン行政手続きやサービスと言ってもいろいろあるので、もう少しかみ砕いて説明しますと、応用講座の内容は大きく次の4つに分けられます。「スマホを使ったマイナンバーカードの活用方法」「健康や医療に関するオンラインサービスなどの活用方法」「防災や地域に関するオンラインサービスなどの活用方法」、そして「その他、スマホを使いこなすために知っておきたいこと」ですね。応用講座では、これらに関する17の講座があるんですよね、田巻さん。
- 田巻
- はい。例えば、マイナンバーカードを健康保険証として利用できるよう登録する方法のほか、スマホを利用した確定申告や、年金情報の確認方法、医師の診察や薬の処方を受けることができるオンライン診療など、講座内容は多種多様に設定されています。
- 杉浦
- では、ここで17講座中、特に人気の講座トップ3を発表しましょう! 第3位は「Q助」の使い方! アルファベットの「Q」に「助ける」で「Q助」ね。「Q助」は急な病気やけがで救急車を呼んだほうがいいかどうか迷う時に、その緊急度を判定することができる全国版救急受診アプリですね。この講座では、その使い方が教えてもらえます。
- 村上
- そういうアプリがあるんですね。
- 杉浦
- うちらも知らなかったね。
- 村上
- 知らなかったです。もしもの時に安心ですし、命に関わることだから人気ってことですね。
- 杉浦
- 第2位は「ハザードマップ活用講座」! こちらは、スマホでハザードマップを見て、土砂災害や洪水など様々な災害リスクを確認する方法を教えてくれる講座ですね。
- 村上
- 防災対策のために、事前の確認は大切って私達もたくさん学んできましたし、これも命に関わることだから、人気なのはうなずけますね。では第1位は?
- 杉浦
- それは田巻さんから発表していただきましょう! 田巻さん、デジタル活用支援推進事業の人気講座、第1位は?
- 田巻
- 「デジタルリテラシー講座」です! スマホを利用していないかたの「利用しない理由」の中には、やはり「情報漏洩や詐欺被害などのトラブルに遭うのではないか不安だから」という声があるんです。このため、スマホで安心・安全にインターネットが楽しめるよう、インターネットを適切に活用するための知識を身につけられる講座の人気が、とても高いんです。
- 村上
- 納得のランキングですね。
- 杉浦
- ただし、この人気ランキングは昨年のものなんで、今年は「生成AIを使ってみよう」なんて講座も新登場しておりますので、ランキングに変化があるかもしれません。
- 村上
- そういう新しい技術に関する講座もあるんですね。私たちも受けたいですね。まだ使いこなせてない気がしますもん。
- 杉浦
- そうだよね! 「生成AI」ちょっと、教えてほしい。使えてるけど、使いこなしきれてないと思うからね。
- 田巻
- この「応用講座」は、携帯ショップや公民館など全国で展開されていますので、是非、ご高齢のかたをはじめ、様々なかたに受講していただければと思います。受講されたかたにアンケートを行ったところ、「講師のかたが親切丁寧に教えてくれた」「説明が具体的で分かりやすかった」「自分の理解度に合わせて進めてくれた」という声が非常に多く、応用講座を受講された70代のかたからは「初めて知ることが多く、驚きの連続!」、80代のかたからは「実際にスマホを使える分野が増え、社会を見る目がかわった」などの声も寄せられました。
- 村上
- 大きな変化ですねー。いくつになっても、新しい知識を得られるのは楽しいですもんね。ただ、一つ気になることがあって、携帯ショップで行われる講習会だと、商品やサービスを売り込まれちゃうことってあるんじゃないかな? と思うんですけど。そういうことが気になって、気軽に受講できないかたもいそうな気がするんですけど、どうですか?
- 田巻
- その点はご安心ください。この事業の講習会では商品やサービスを販売することは一切ありません。講師は国が指定した研修を受けたかたが対応しますし、利用されている通信事業者と講習会を開催する携帯ショップが異なる場合でも、問題なく受講できます。
- 村上
- そうなんだ!
- 杉浦
- 講習会の開催日時や場所については、最寄りの携帯ショップにお問い合わせいただくか、自治体によっては広報誌で案内している場合もありますので、そちらから、ご確認いただくこともできます。また「デジタル活用支援」という専用ポータルサイトで、お近くの開催場所を簡単に検索することもできますよ。
- 村上
- その場合は、本人に代わって家族が調べてあげるといいかもしれないですね。おじいちゃん、おばあちゃんがスマホを使いこなせるようになれば、本人が嬉しいだけじゃなくて、お子さんもお孫さんも、絶対に嬉しいですよね。
- 田巻
- はい、そうですね。また、専用ポータルサイトでは、講座で利用するテキストや動画も公開しています。教わったことを忘れてしまっても、テキストなどを見直して、ご自身で復習していただくこともできます。「スマホを使いこなしたい」「スマホで行政手続きを利用したい」というかたは、お近くの携帯ショップや公民館などで開催される、デジタル活用支援推進事業の講座を受講して、スマホで日常生活をより豊かにしていただきたいです。
- 村上
- 今日の話を聞いて特に注目したのは「スマホを使いこなして充実した生活を!!」です。
- 杉浦
- そうね! 知っていただきたいですね。ぼくは「スマホ講習会、無料で何度でもOK!!」です。
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