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2025年5月27日

キャッシュレス決済とは?種類や活用のメリットを解説!

お店でキャッシュレス決済を使って快適に買い物をしている人

POINT

キャッシュレス決済にすることで、買い物のレジでの“ちょっとした不便”が解消されます!「キャッシュレス」という言葉を聞いたことはあるけど、詳しくは知らない。気にはなるけど使ったことがない。そんなかたがまだまだいるかと思いますが、実は使いやすくて、便利なものなのです。キャッシュレスを生活に取り込むことで、どのようなメリットがあるのかを解説します。

1キャッシュレス決済とは?どんなものがあるの?

キャッシュレス決済とは、お札や小銭などの現金(キャッシュ)を使用せずにお金を払うことです。身近なところでは、クレジットカード、交通系電子マネーやQRコード決済などもキャッシュレス決済にあてはまります。
現金(キャッシュ)を使わずに支払いを行えるキャッシュレス決済には、「前払い(プリペイド)」「即時払い(デビット)」「後払い(ポストペイ)」と大きく3種類の支払方法があります。また、電子マネー、プリペイドカード、デビットカード、クレジットカード、スマートフォン決済といった決済手段があり、自分のライフスタイルや支払場面などに合わせて選ぶことができます。

支払い方法の種類

前払い(プリペイド)

事前に入金(チャージ)したカードやスマートフォンを、お店の機械で読み取って支払う方法です。事前に決まった金額を入金して、その金額内で使用するため、使い過ぎることがありません。代表的なものに、交通機関が発行する電子マネーのほか、スーパーやコンビニが提供するものがあります。

[画像:前払い(プリペイド)の仕組みを示したイラスト図]1カードやスマートフォンに前もって入金(チャージ)
2お店の機械で読み取って支払い

即時払い(デビット)

自分の銀行口座と連動させたカードを、お店の機械に読み取らせて支払う方法です。商品などの購入時に使用すると、代金は即時に銀行の口座から引き落とされます。代表的なものに、銀行やクレジットカード会社が提供するデビットカードがあります。

[画像:即時払い(デビット)の仕組みを示したイラスト図]

後払い(ポストペイ)

商品などの購入代金をカード会社が立て替えてお店に支払い、後日、消費者がカード会社に代金分を支払う方法です。代表的なものにクレジットカードがあります。
代金は、一定期間分が後日まとめて請求されます。支払い方法は、一括払いや分割払いなどがあります。なお、分割払いやリボ払いを利用した場合には、購入代金に手数料が加算されたものが請求金額となります。

[画像:後払い(ポストペイ)の仕組みを示したイラスト図]

1お店の代金はカード会社が立て替える
2後からカード会社に請求金額を払う

主なキャッシュレスの手段

電子マネー・プリペイドカード

前払い(プリペイド)のキャッシュレス手段で、主にスーパー、コンビニ、改札機でタッチして代金を支払えます。スマートフォンで使えるものもあります。

[画像:電子マネーのカードのイメージイラスト]

デビットカード

即時払い(デビット)のキャッシュレス手段で、支払い時に提示すると銀行の口座から代金が即時に引き落とされます。キャッシュカードと一体化されたデビットカードもあります。

[画像:デビットカードのイメージイラスト]

クレジットカード

後払い(ポストペイ)のキャッシュレス手段で、商品やサービスを購入する際に使用すると、カード発行会社による立て替えにより、その場で代金を支払うことなく、商品やサービスを受け取れるカードです。

[画像:クレジットカードのイメージイラスト]

スマートフォン決済

アプリを利用し、クレジットカードや電子マネー、銀行口座などを登録しておくことで、支払いのときに使用できます。使用するアプリによって支払い方法は異なりますが、スマートフォンをタッチしたり、バーコードやQRコードを使ったりして支払うことができます。

[画像:決済アプリを起動したスマートフォンのイメージイラスト]

2キャッシュレス決済のメリットは?

現金を使用せずに代金を支払えるキャッシュレス決済。キャッシュレス決済には次のようなメリットがあります。

現金の持ち運びという手間を減らせます

財布を持ち歩く手間がなくなり、ちょっとした買い物にはスマートフォンやカードだけで身軽にお出かけが可能になります。また、銀行やATMでの現金の引き出しの手間も減らせます。

会計にかかる時間を短縮できます

会計時に現金を数えて渡したり、お釣りを受け取ったりといった必要がないため、スピーディーに支払うことができます。
また、キャッシュレス決済を介して送金し合えるサービスなどもあるので、食事会や飲み会での会計・精算もスムーズになります。また、離れて暮らす家族への仕送りやおこづかいにも利用できます。送金には、手数料がかからないものもあります。

[画像:スマートフォン決済アプリによる個人間の送金イメージを示したイラスト]

ウェブ上で決済可能となり、自由な場所で買い物ができます

ネットショッピングの多くではキャッシュレス決済が便利です。忙しくてなかなか買い物に行けない人でも、キャッシュレス決済を利用して、ネットショッピングを楽しむことができます。

お金の管理を記録しやすくなります

クレジットカード会社のウェブサイト・アプリや家計簿アプリとの連携等により、お金の取引履歴を確認できるため、現金よりも簡単に買い物の情報を記録し、管理することができます。

コラム1:アプリで簡単に家計簿をつけ、収支を管理できるのをご存じですか?

最近の家計簿アプリは、複数のキャッシュレス手段をまとめて管理できるものが登場し、銀行口座やクレジットカード、電子マネーなど複数のキャッシュレス手段を登録できるものがあります。口座の出入金やキャッシュレス決済の内容が自動的に記録され、都度、自分で記入や登録しなくても収支の管理が簡単にできます。ご利用に当たっては個人情報の取扱いなど利用規約をご自身でご確認の上、ご検討いただくようお願いいたします。

家計簿アプリによる収支管理を示したイメージイラスト

コラム2:ポイントが貯まるなどお得なサービスもあります

キャッシュレス決済では、支払い時にクーポンを使ってお得にお買い物ができたり、支払いに応じてポイントを貯めたり、支払い金額に応じてキャッシュバックされたりするものもあります。また、貯めたポイントで新たに商品を購入できるものもあるなど、賢くお得に使うことができます。

キャッシュレス決済でポイントを使って商品を購入する女性のイラスト

3いま、キャッシュレス決済、増えています

近年、日本のキャッシュレス決済比率は右肩上がりで伸びており、令和6年(2024年)には42.8%、決済額は初めて140兆円を越えました 。キャッシュレス決済比率は、政府目標である4割を達成し、将来的にはキャッシュレス決済比率80%を目指して、政府としてもキャッシュレスの普及に取り組んでいます。

我が国のキャッシュレス決済額及び比率の推移(2024年)
[画像:令和6年(2024年)のキャッシュレス決済比率は42.8%に到達。決済額は約141兆円となり、内訳は、クレジット116.9兆円、デビット4.4兆円、電子マネー6.2兆円、コード決済13.5兆円]出典:経済産業省「2024年のキャッシュレス決済比率を算出しました」

コラム3:2025年大阪・関西万博における全面的なキャッシュレス決済の導入

令和7年(2025年)に開催される大阪・関西万博では、会場をキャッシュレス社会の実験場と位置付けて、会場内の売店やレストランなどの施設においてキャッシュレス決済が本格導入されます。また、大阪・関西万博オリジナルの決済手段として、スマートフォンを通じて誰でも参加できる「EXPO 2025デジタルウォレット」が導入されました。

4キャッシュレスの不安に関するQ&A

キャッシュレスの便利な点をお伝えしてきましたが「やっぱりそれでも利用するのは不安」というかたもいると思います。よくある質問や不安について、Q&A形式でご紹介します。

お金を使い過ぎてしまわないか、心配です
サービスによっては、クレジットカードを利用すると、利用情報がメールで届くものや、インターネットやアプリでその月の利用実績を確認できるものがあります。これらを利用すれば、本人の了解を得て別居している親やこどもの利用状況を確認することができます。
また、プリペイド式のキャッシュレス決済であれば、事前に入金(チャージ)した金額の範囲内での利用となるので、使い過ぎることがなく、安心です。チャージ金額がなくなった場合はそれ以上利用ができません。
そのほか、家計簿アプリとキャッシュレス決済手段を連動させることで、自分がいくら使っているのかを自動で見える化することができます。
セキュリティはどんな対策がされていますか?
消費者の安全と安心を守るために様々なセキュリティ対策が施されています。クレジットカードでは、本人による取引を認証するための技術や、不正な取引を起こさないための技術カード番号を守るための技術などを用いた対策が行われています。
セキュリティ面で、自分自身で気を付けないといけないことはありますか?
偽のメールやSMSなどで誘導されたサイトにカード番号や暗証番号、セキュリティコードなどを求められても教えないなど、ご自身での対策が大切です。万が一、身に覚えのない請求がされるなど不正な利用が疑われる場合は、すぐにカード会社に連絡してください。
また、身に覚えのない支払いがないかを利用明細書などで自ら確認する、推測されやすい暗証番号にしない暗証番号は他人には絶対教えない周りから見えやすい状況で暗証番号を入力しないすぐ分かるような場所に暗証番号は記載しないといった対策も必要です。
カードを紛失した時は、すぐにカード会社に連絡してください。

まとめ

現金を直接やり取りしないキャッシュレス決済は、様々な場面で活躍します。支払いがスムーズになることを始め、買い物のレジでのちょっとした不便”が解消されます。不安をお持ちのかたもいらっしゃると思いますが、使い過ぎないための工夫をし、セキュリティ面での対策を取ることで、安心してお使いいただけます。

(取材協力:経済産業省 文責:内閣府政府広報室)

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