食品安全関係情報詳細
資料管理ID
syu06400300104
タイトル
米国疾病管理予防センター(CDC)、デリで薄切りされた食肉に関連した複数州にわたるリステリア集団感染に関する情報を最終更新(初報2024年7月19日)
資料日付
2024年11月21日
分類1
-
分類2
-
概要(記事)
米国疾病管理予防センター(CDC)は11月21日、デリ(惣菜店)で薄切りされた食肉に関連した複数州にわたるリステリア集団感染に関する情報を最終更新した(初報2024年7月19日)。概要は以下のとおり。
1. 当該集団感染は終息した。進行中のリステリア菌の集団感染がない場合でも、妊娠中、65歳以上、又は免疫機能が低下している人は、デリミート(訳注:デリで販売されているコールド・カット(薄く切った冷製調理済み肉)、ランチ・ミート、ホットドッグ、及びパテ等)を喫食しないようにするか、デリミートを中心温度が華氏165度(73.9°C)になるまで又は湯気が出るほどに熱く再加熱して病原菌を死滅させる必要がある。
2. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局、並びに米国農務省食品安全検査局(USDA-FSIS)は複数州にわたるリステリア・モノサイトゲネス集団感染について調査するために様々な種類のデータを収集した。
3. 疫学、検査、及び遡及調査のデータにより、Boar’s Headブランドのレバーソーセージを含む、デリのカウンターで薄切りされた食肉がリステリア菌に汚染されており、病因となったことが示された。
4. 前回9月25日の更新以降、さらに2人の患者が報告された。11月19日現在、当該リステリア・モノサイトゲネス集団感染株の感染者計61人が19州(ニューヨーク州、メリーランド州、ニュージャージー州、他)から報告された。患者の検体は、2024年5月29日から2024年9月13日までに収集されたものである。情報が得られた61人のうち、60人が入院した。1人は妊娠中に発症し、回復後も妊娠を継続した。イリノイ州1人、ニュージャージー州1人、ニューヨーク州2人、バージニア州1人、フロリダ州1人、テネシー州1人、ニューメキシコ州1人、及びサウスカロライナ州2人の計10人の死亡が報告された。
5. 公衆衛生当局は、患者の年齢、人種、民族的帰属、その他の人口統計情報、及び患者が発症前の一か月間に喫食した食品等、様々な種類の情報を収集する。この情報は調査員が当該集団感染の発生源を特定するのに役立つ手がかりを提供する。
以下は、本集団感染の患者についての統計情報である(「n」は各統計のための情報が得られた人数)。
・年齢(n=61) 範囲: 32歳〜95歳、年齢中央値78歳
・性別(n=61) 女性: 49%、男性: 51%
・人種(n=56) 白人: 78%、アフリカ系米国人/黒人: 16%、アジア系: 3%、その他: 3%
・民族(n=52) 非ヒスパニック系: 94%、ヒスパニック系: 6%
6. 州及び地方の公衆衛生当局は、発症前の1か月間に喫食した食品について患者に聞き取り調査を行った。人々はデリのカウンターで薄切りされた様々な食肉を喫食したと報告した。聞き取り調査が可能であった48人のうち、45人(94%)がデリミートを喫食したと報告した。45人中43人(96%)がデリで薄切りされた食肉を喫食したと報告した。レバーソーセージを喫食したかどうかについて回答した44人のうち、27人(61%)が発症前にデリで薄切りされたレバーソーセージを喫食したと報告し、20人は具体的にBoar’s Headブランドのものを報告した。これらのデリミートは、様々なスーパーマーケットや食料品店のデリで薄切りされていた。
7. 2024年7月、Boar’s Head社は、バージニア州Jarratt工場で製造された全てのデリ製品(包装済みデリ製品及び非加熱喫食用調理済み(RTE)レバーソーセージ製品を含む)について、リステリア・モノサイトゲネスによる汚染のため、リコールを発表した。これらの製品は保存可能期間(shelf-life)を過ぎている。
1. 当該集団感染は終息した。進行中のリステリア菌の集団感染がない場合でも、妊娠中、65歳以上、又は免疫機能が低下している人は、デリミート(訳注:デリで販売されているコールド・カット(薄く切った冷製調理済み肉)、ランチ・ミート、ホットドッグ、及びパテ等)を喫食しないようにするか、デリミートを中心温度が華氏165度(73.9°C)になるまで又は湯気が出るほどに熱く再加熱して病原菌を死滅させる必要がある。
2. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局、並びに米国農務省食品安全検査局(USDA-FSIS)は複数州にわたるリステリア・モノサイトゲネス集団感染について調査するために様々な種類のデータを収集した。
3. 疫学、検査、及び遡及調査のデータにより、Boar’s Headブランドのレバーソーセージを含む、デリのカウンターで薄切りされた食肉がリステリア菌に汚染されており、病因となったことが示された。
4. 前回9月25日の更新以降、さらに2人の患者が報告された。11月19日現在、当該リステリア・モノサイトゲネス集団感染株の感染者計61人が19州(ニューヨーク州、メリーランド州、ニュージャージー州、他)から報告された。患者の検体は、2024年5月29日から2024年9月13日までに収集されたものである。情報が得られた61人のうち、60人が入院した。1人は妊娠中に発症し、回復後も妊娠を継続した。イリノイ州1人、ニュージャージー州1人、ニューヨーク州2人、バージニア州1人、フロリダ州1人、テネシー州1人、ニューメキシコ州1人、及びサウスカロライナ州2人の計10人の死亡が報告された。
5. 公衆衛生当局は、患者の年齢、人種、民族的帰属、その他の人口統計情報、及び患者が発症前の一か月間に喫食した食品等、様々な種類の情報を収集する。この情報は調査員が当該集団感染の発生源を特定するのに役立つ手がかりを提供する。
以下は、本集団感染の患者についての統計情報である(「n」は各統計のための情報が得られた人数)。
・年齢(n=61) 範囲: 32歳〜95歳、年齢中央値78歳
・性別(n=61) 女性: 49%、男性: 51%
・人種(n=56) 白人: 78%、アフリカ系米国人/黒人: 16%、アジア系: 3%、その他: 3%
・民族(n=52) 非ヒスパニック系: 94%、ヒスパニック系: 6%
6. 州及び地方の公衆衛生当局は、発症前の1か月間に喫食した食品について患者に聞き取り調査を行った。人々はデリのカウンターで薄切りされた様々な食肉を喫食したと報告した。聞き取り調査が可能であった48人のうち、45人(94%)がデリミートを喫食したと報告した。45人中43人(96%)がデリで薄切りされた食肉を喫食したと報告した。レバーソーセージを喫食したかどうかについて回答した44人のうち、27人(61%)が発症前にデリで薄切りされたレバーソーセージを喫食したと報告し、20人は具体的にBoar’s Headブランドのものを報告した。これらのデリミートは、様々なスーパーマーケットや食料品店のデリで薄切りされていた。
7. 2024年7月、Boar’s Head社は、バージニア州Jarratt工場で製造された全てのデリ製品(包装済みデリ製品及び非加熱喫食用調理済み(RTE)レバーソーセージ製品を含む)について、リステリア・モノサイトゲネスによる汚染のため、リコールを発表した。これらの製品は保存可能期間(shelf-life)を過ぎている。
地域
北米
国・地方
米国
情報源(公的機関)
米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道)
米国疾病管理予防センター(CDC)
(※(注記)注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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