食品安全関係情報詳細
資料管理ID
syu06400130149
タイトル
欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えAspergillus niger DP-Azh100株由来食品用酵素グルカン-1,4-α-グルコシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付
2024年11月13日
分類1
-
分類2
-
概要(記事)
欧州食品安全機関(EFSA)は11月13日、非遺伝子組換えAspergillus niger DP-Azh100株由来食品用酵素グルカン-1,4-α-グルコシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(10月16日採択、PDF版14ページ、https://doi.org/10.2903/j.efsa.2024.9082)。概要は以下のとおり。
当該食品用酵素グルカン-1,4-α-グルコシダーゼ(4-α-D-グルカングルコヒドロラーゼ; EC 3.2.1.3)は、非遺伝子組換えAspergillus niger DP-Azh100株を用いて、Genencor International B.V.により生産される。
当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞を含有しないと判断された。
当該食品用酵素は、以下の食品製造工程4工程にて使用されることが意図されている。
1. 焼成製品製造用の穀類(cereal)・その他の穀粒(grain)の加工工程
2. 醸造製品製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程
3. 蒸留アルコール製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程
4. グルコース・シロップ及び他のデンプン加水分解物製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程
残留する当該食品用酵素 - 総有機固形物(TOS)は、工程3及び4により除去されるため、食事性ばく露は、その他2工程に対してのみ算出され、欧州集団における当該食品用酵素 - 総有機固形物(TOS)への食事性ばく露は、1日あたり最大1.390 mg TOS/kg体重と推定された。
遺伝毒性試験において安全性上の懸念は示されない。全身毒性は、ラットを用いた90日間反復経口投与毒性試験により評価された。EFSAの食品用酵素に関するパネル(FEZパネル)は、試験された最高用量である1000 mg TOS/kg体重/日を無毒性量と特定し、これを推定食事性ばく露量と比較した結果、ばく露マージンは少なくとも719と算出された。
当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの相同性を検索したところ、職業性呼吸器系アレルゲンであるSchizophyllum commune産生のグルカン1,4-α-グルコシダーゼとの一致が1件検出された。当該食品用酵素製造工程においては、食物アレルゲンの既知の供給源が使用されている。FEZパネルは、当該食品用酵素への食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと判断するが、当該事象が発生する可能性は低いと考える。
提供されたデータに基づき、FEZパネルは、当該食品用酵素は意図された使用条件下において安全性上の懸念を提起しないと結論する。
当該食品用酵素グルカン-1,4-α-グルコシダーゼ(4-α-D-グルカングルコヒドロラーゼ; EC 3.2.1.3)は、非遺伝子組換えAspergillus niger DP-Azh100株を用いて、Genencor International B.V.により生産される。
当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞を含有しないと判断された。
当該食品用酵素は、以下の食品製造工程4工程にて使用されることが意図されている。
1. 焼成製品製造用の穀類(cereal)・その他の穀粒(grain)の加工工程
2. 醸造製品製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程
3. 蒸留アルコール製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程
4. グルコース・シロップ及び他のデンプン加水分解物製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程
残留する当該食品用酵素 - 総有機固形物(TOS)は、工程3及び4により除去されるため、食事性ばく露は、その他2工程に対してのみ算出され、欧州集団における当該食品用酵素 - 総有機固形物(TOS)への食事性ばく露は、1日あたり最大1.390 mg TOS/kg体重と推定された。
遺伝毒性試験において安全性上の懸念は示されない。全身毒性は、ラットを用いた90日間反復経口投与毒性試験により評価された。EFSAの食品用酵素に関するパネル(FEZパネル)は、試験された最高用量である1000 mg TOS/kg体重/日を無毒性量と特定し、これを推定食事性ばく露量と比較した結果、ばく露マージンは少なくとも719と算出された。
当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの相同性を検索したところ、職業性呼吸器系アレルゲンであるSchizophyllum commune産生のグルカン1,4-α-グルコシダーゼとの一致が1件検出された。当該食品用酵素製造工程においては、食物アレルゲンの既知の供給源が使用されている。FEZパネルは、当該食品用酵素への食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと判断するが、当該事象が発生する可能性は低いと考える。
提供されたデータに基づき、FEZパネルは、当該食品用酵素は意図された使用条件下において安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域
欧州
国・地方
EU
情報源(公的機関)
欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道)
欧州食品安全機関(EFSA)
(※(注記)注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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