食品安全関係情報詳細
資料管理ID
syu06400070108
タイトル
米国環境保護庁(EPA)、ゴム製品に使用される化学物質からサケを保護するための規則提案の事前通知を公表
資料日付
2024年11月14日
分類1
-
分類2
-
概要(記事)
米国環境保護庁(EPA)は11月14日、ゴム製品に使用される化学物質からサケを保護するための規則提案の事前通知を公表した。概要は以下のとおり。
EPAは部族の請願に応えて有害物質規制法(TSCA)に基づく手続きを進めている。
EPAは、TSCA第6条に基づく規則提案の事前通知(ANPRM)を発行し、N-(1,3-ジメチルブチル)-N′-フェニル-p-フェニレンジアミン(N-(1,3-Dimethylbutyl)-N′-phenyl-p-phenylenediamine (6PPD))とその変換生成物である6PPD-キノン(quinone)に関連する潜在的リスクに関する情報を収集する。2023年8月、Yurok族、Port Gamble S’Klallam族、Puyallup族の先住民は、TSCA第21条に基づく請願書を提出し、EPAに対し、タイヤにおける6PPDの製造、加工、使用、及び流通を禁止するTSCA第6条に基づく規制を制定するよう求めた。EPAは2023年11月にこの請願書を承認し、その後の規制措置の参考となる更なる情報を収集するため、2024年秋までにANPRMを発行することを約束した。
化学物質6PPDは、自動車のタイヤの耐久性を高めるために60年以上にわたって使用されてきた。また、履物、人工芝の充填材、及び運動場等の他のゴム製品にも含まれている。6PPDは大気中のオゾン汚染と反応して6PPD-キノンと呼ばれる変換生成物を形成し、タイヤの摩耗粒子の存在により、駐車場や道路から流出する雨水中に存在する可能性がある。降雨時には、流出水が小川やその他の水域に流れ込む可能性がある。その結果、水生生物は6PPD-キノンにばく露される可能性がある。太平洋北西部の雨水中の6PPD-キノンの濃度は、わずか数時間のばく露でギンザケ(coho salmon)にとって致死的であることが確認された。
EPAは、水生及び陸生生態系への環境影響、ヒトの健康への潜在的影響、環境運命及び移動、ばく露経路、残留性及び生物蓄積、6PPDの追加用途、並びにスニーカー、運動場、ゴム改質アスファルト、再利用タイヤ、その他のゴム製品等の消費者製品からの放出を含む(ただしこれらに限定されない)化学物質に関する情報を募集するためにANPRMを発行している。EPAはまた、6PPDの代替品、及び代替品候補に関連する潜在的な化学変換生成物に関する意見及び情報を求めている。
たとえば、6PPD-キノンは魚類に有毒であり、ギンザケはこれまで研究された種の中で最も感受性が高いことを示すデータがある。しかし、6PPD-キノンがヒトの健康に及ぼす潜在的影響や、6PPD-キノンの他の発生源からのばく露の可能性については、依然として不確実性が残っている。
本件に関する官報(11月19日付け)のPDFファイルは、以下のURLから入手可能。
https://www.govinfo.gov/content/pkg/FR-2024年11月19日/pdf/2024-26894.pdf
EPAは部族の請願に応えて有害物質規制法(TSCA)に基づく手続きを進めている。
EPAは、TSCA第6条に基づく規則提案の事前通知(ANPRM)を発行し、N-(1,3-ジメチルブチル)-N′-フェニル-p-フェニレンジアミン(N-(1,3-Dimethylbutyl)-N′-phenyl-p-phenylenediamine (6PPD))とその変換生成物である6PPD-キノン(quinone)に関連する潜在的リスクに関する情報を収集する。2023年8月、Yurok族、Port Gamble S’Klallam族、Puyallup族の先住民は、TSCA第21条に基づく請願書を提出し、EPAに対し、タイヤにおける6PPDの製造、加工、使用、及び流通を禁止するTSCA第6条に基づく規制を制定するよう求めた。EPAは2023年11月にこの請願書を承認し、その後の規制措置の参考となる更なる情報を収集するため、2024年秋までにANPRMを発行することを約束した。
化学物質6PPDは、自動車のタイヤの耐久性を高めるために60年以上にわたって使用されてきた。また、履物、人工芝の充填材、及び運動場等の他のゴム製品にも含まれている。6PPDは大気中のオゾン汚染と反応して6PPD-キノンと呼ばれる変換生成物を形成し、タイヤの摩耗粒子の存在により、駐車場や道路から流出する雨水中に存在する可能性がある。降雨時には、流出水が小川やその他の水域に流れ込む可能性がある。その結果、水生生物は6PPD-キノンにばく露される可能性がある。太平洋北西部の雨水中の6PPD-キノンの濃度は、わずか数時間のばく露でギンザケ(coho salmon)にとって致死的であることが確認された。
EPAは、水生及び陸生生態系への環境影響、ヒトの健康への潜在的影響、環境運命及び移動、ばく露経路、残留性及び生物蓄積、6PPDの追加用途、並びにスニーカー、運動場、ゴム改質アスファルト、再利用タイヤ、その他のゴム製品等の消費者製品からの放出を含む(ただしこれらに限定されない)化学物質に関する情報を募集するためにANPRMを発行している。EPAはまた、6PPDの代替品、及び代替品候補に関連する潜在的な化学変換生成物に関する意見及び情報を求めている。
たとえば、6PPD-キノンは魚類に有毒であり、ギンザケはこれまで研究された種の中で最も感受性が高いことを示すデータがある。しかし、6PPD-キノンがヒトの健康に及ぼす潜在的影響や、6PPD-キノンの他の発生源からのばく露の可能性については、依然として不確実性が残っている。
本件に関する官報(11月19日付け)のPDFファイルは、以下のURLから入手可能。
https://www.govinfo.gov/content/pkg/FR-2024年11月19日/pdf/2024-26894.pdf
地域
北米
国・地方
米国
情報源(公的機関)
米国/環境保護庁(EPA)
情報源(報道)
米国環境保護庁(EPA)
(※(注記)注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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