2015年に開催された「国連持続可能な開発サミット」で採択された「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」。そこで掲げられたのが「持続可能な開発目標(SDGs)」です。
SDGsは17の目標と169のターゲットで構成されており、「誰ひとり取り残さない」社会を実現するため、複数の課題の同時解決を目指すものです。
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2020年10月の臨時国会の総理大臣による所信表明演説において「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」ことが宣言されました。
「排出を全体としてゼロにする」というのは、温室効果ガスの「排出量」と、森林などによる温室効果ガスの「吸収量」が同量となるようにすることによって、実質的にゼロにするということを意味しています。
持続可能な社会を実現するためには、1人ひとりが考え、行動することが不可欠です。特に、次の時代を担うユースが、環境問題の解決に向けて、豊かな想像力と行動力をもって、早くから解決法を見出していくことは重要です。ユースは、柔軟性、順応性、創造性が高く、時に大人が気づくことの出来ない解決法を発見する可能性があります。
「全国ユース環境ネットワーク促進事業」は、ユースネットワーク構築を促し、そこで相互研鑽や情報共有を通じ、ユースの更なる可能性を引き出し、もって持続可能な社会の担い手を育む大きな流れを作ることを目的とするものです。
その一環として、全国で環境活動に取り組む高校生の活動事例を募って「全国ユース環境活動発表大会」を開催しています。全国各地で開催する「地方大会」で選抜された高校は、全国大会に進出。優れた発表を行った高校には、環境大臣賞、環境再生保全機構理事長賞をはじめとする様々な賞を授与します。また、大会のプログラムの中では、志を同じくする仲間や先輩方との交流、活動を通じて得た学びを共有する機会(交流ワークショップなど)を提供しています。