公害健康被害補償・予防の手引

問17 汚染負荷量賦課金(8)

賦課料率を事務処理の関係上早く知りたいのですが、毎年いつ頃、賦課料率がわかるのでしょうか。

汚染負荷量賦課金の賦課料率は、翌年度に既被認定者に支給される補償給付等の見込額と算定基礎期間(1982(昭和57)年から1986(昭和61)年まで)の全国の硫黄酸化物(SOx)の累積換算量及び前年(1月から12月)の全国のSOxの年間排出量を基礎にして計算されます。したがって、賦課料率の決定に当たっては、これらの数字が正確に把握できていなければなりませんので、賦課料率が決まる時期も、これらの数字が固まる時期によって決まってきます。
このうち、補償給付等の見込額は、その2割分が自動車分として政府が自動車重量税収より交付する資金が充てられることとなっていますので、政府の予算案が決まる1月には固まります。
しかし、前年のSOxの年間排出量は、前年の各種燃料使用量や前年の主要事業場におけるSOx排出量などのデータをもとに計算されますが、これらのデータがそろうのが、どうしても2月半ばとなってしまします。
このため、正式に賦課料率が政令で決まる時期は、毎年、3月末となっています。
ただし、補償給付費等の見込額は1月にはわかりますし、前年のSOxの年間排出量も、おおむね1月の末ごろには見当がつきますので、会社の管理計画を組む必要から、おおよその目安をお知りになりたいときは、2月中旬以降に下記までお問い合わせ下さい。

◇問い合わせ先
環境省環境保健部環境保健企画管理課賦課係
TEL 03-3581-3351(内線)6312

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