汚染負荷量賦課金の額はどのようにして計算するのですか。
納付義務者が納付すべき汚染負荷量賦課金の額は、納付義務者が排出した硫黄酸化物(SOx)の排出量に応じて算定することになります。1988(昭和63)年度以降に申告・納付する賦課金の額は、指定解除前の算定基礎期間(1982(昭和57)年から1986(昭和61)年までの5年間)における硫黄酸化物(SOx)の排出量(過去分排出量)を基本に、各前年のSOxの排出量(現在分排出量)も勘案して算定されます。具体的には、全国一律のSOxの単位排出量当たりの賦課金額(過去分賦課料率)にその事業者の算定基礎期間におけるSOx累積換算量を乗じて得た「過去分賦課金額」と、各事業者の所在する地域に適用されるSOxの単位排出量当たりの賦課金額(現在分賦課料率)にその事業者の前年1年間のSOxの総排出量を乗じて得た「現在分賦課金額」とを合算した金額を申告・納付することになります。
なお、過去分賦課料率及び現在分賦課料率は、毎年度、政令で定められます。
(試算例)
賦課金額=50,000m3×ばつ500円/m3N+10,000m3×ばつ1,000円/m3N
=25,000,000円+10,000,000円
=35,000,000円
換算係数
地域/SOx排出年 | 1982(昭和57)年 | 1983(昭和58)年 | 1984(昭和59)年 | 1985(昭和60)年 | 1986(昭和61)年 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 大阪ブロック (大阪、豊中、吹田、守口、東大阪、八尾、堺、尼崎) |
2.55919 | 3.06364 | 3.31894 | 4.14196 | 5.36290 |
2 | 東京ブロック (東京19区、横浜、川崎) |
1.54898 | 1.85431 | 2.00883 | 2.50698 | 3.24597 |
3 | 名古屋ブロック(名古屋、東海) | 1.41429 | 1.69306 | 1.83415 | 2.28898 | 2.96371 |
4 | 四日市ブロック(四日市、楠町) | 1.07755 | 1.20933 | 1.31011 | 1.63499 | 2.11694 |
5 | 神戸ブロック(神戸) | 1.34694 | 1.61244 | 1.74681 | 2.17998 | 2.96371 |
6 | 千葉ブロック(千葉) | 1.34694 | 1.61244 | 1.74681 | 2.17998 | 2.96371 |
7 | 富士ブロック(富士) | 1.07755 | 1.28995 | 1.39745 | 1.63499 | 2.11694 |
8 | 福岡ブロック(北九州、大牟田) | 0.94286 | 1.12871 | 1.22277 | 1.63499 | 2.11694 |
9 | 岡山ブロック(倉敷、玉野、備前) | 0.94286 | 1.12871 | 1.22277 | 1.52599 | 2.11694 |
10 | その他地域 | 0.14966 | 0.17916 | 0.19409 | 0.24222 | 0.31362 |
注 楠町は2005年2月から四日市市と合併