カーボンリサイクルについて

2050年に向けて化石燃料の利用に伴うCO2の排出を大幅に削減していくためには、あらゆる技術的な選択肢を追求していく必要があります。CO2の分離・回収や利用に係る技術は、将来、有望な選択肢の一つであり、そのイノベーションが重要です。

こうした観点から、CO2を炭素資源(カーボン)と捉え、これを回収し、多様な炭素化合物として再利用(リサイクル)するカーボンリサイクルを推進します。カーボンリサイクルの着実な推進を通じ、大気中に放出されるCO2の削減を図り、気候変動問題の解決に貢献、また新たな資源の安定的な供給源の確保につなげます。

カーボンリサイクルロードマップ検討会

2050年カーボンニュートラル目標の実現に向けて、カーボンリサイクルの一層の普及促進のため、「カーボンリサイクルロードマップ」を2023年6月23日に策定しました。

カーボンリサイクル技術について目標や課題等を整理した「カーボンリサイクル技術ロードマップ」は2019年に策定し、2021年に改訂しました。今回は、技術に限らずカーボンリサイクル全体の意義、課題やアクション等を整理した総合的なロードマップを策定するため、"カーボンリサイクルロードマップ検討会"を設置し、検討を進め、ロードマップをとりまとめました。

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(注記)本検討会は、率直かつ自由な意見交換や評価を確保するため、議事は原則として非公開として運用しておりますが、会議開催後、議事要旨を公開しております。

カーボンリサイクル産学官国際会議

経済産業省及び国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、9月26日(月曜日)、第4回カーボンリサイクル産学官国際会議を開催しました。
CO2を資源として活用するカーボンリサイクルについて、各国の産学官による講演・パネルディスカッションを通じ、国際的な取組の活性化、スタートアップ企業の隆盛など、カーボンリサイクル分野における進展を発信し、更なる発展のために取り組むべき課題について確認しました。
また、本年は広島県・大崎上島のカーボンリサイクル実証研究拠点が開所した年でもあり、世界に向け、日本のカーボンリサイクル拠点を紹介し、世界の研究拠点との今後の取組についての連携を確認しました。

2022年度

日時:2022年9月26日(月曜日)13:00~16:45
場所:WEB形式
参加人数:約1200名
参加国等:23か国・地域

カーボンリサイクルの社会実装に向けた日本の直近1年間の取組として、「カーボンリサイクル実証研究拠点の開所」や「グリーンイノベーション基金の公募・採択が進展」などの進捗を「プログレスレポート」として取りまとめ、発信しました。国際連携を強化し、カーボンリサイクルの普及に向けた取組を加速していきます。

参考

カーボンリサイクル技術ロードマップについて

今後の技術開発が効果的かつ迅速に進むことを目的に、技術ロードマップを2019年6月7日に取りまとめ、2021年7月26日に改訂しました。

カーボンリサイクル技術事例集

カーボンリサイクル技術開発について、産業界及び研究機関等の取組をとりまとめました。

お知らせ

お問合せ先

資源エネルギー庁 資源・燃料部 燃料環境適合利用推進課(カーボンマネジメント課)

最終更新日:2023年7月10日

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