【第186回】福山恵里奈(27)=山口・126期=

デビュー3年を経て、初めて自分でヘルメットを作った福山。「デザインは全部お任せしました」と絵や配置などはお任せ。それでも下地などは、ずっと考えていた色にして、すごくかっこいい仕上がりとなっている。「マット系が良くて色も青紺系。このつやがない感じと、青紺が合っていてペイズリー柄もすごくマッチしているんです」とニッコリ。

デザインも凝っていて「山口の先輩がお願いしている塗装屋さん。師匠の佐々木裕美さんもここにお願いしているんです。女性の絵の周りにはボブ・マーリーの名言で、好きな言葉『誰もが自分の運命を決定する権利を持っている』が書かれていて、真ん中の女神が頭に付けているのは月桂(げっけい)樹。勝つのに縁起がいいらしいです」と勝利と栄光のシンボルとして、勝者にかぶせる聖樹が描かれており、1着を目指す彼女にとっては、こんなに勇気を与えてもらえるヘルメットはないだろう。

さらにお気に入りのところがあり「この絵全部手書きなんですよ。下書きから全部書いてくれて間近でみると筆で描いた感じがすごいんです。こんなに素晴らしいのができてくるのは想像していなかったのでひと目で気に入りました」と目をキラキラさせていた。

長期休み明けだった9月の宮島オールレディースでは準優こそ逃したが、7戦して1勝3着4回の好成績。「復帰戦がいい流れで自信になりました。これを生かして頑張りたい」と自慢のヘルメットをかぶりどんどん成長していってほしい。