【ジャパンC・吉田稔さん予想】本命はドウデュース! 強かった天皇賞・秋のパフォーマンスをまた出せれば勝ち負け必至
2024年11月24日 00時00分
地方競馬通算2524勝を誇る元名古屋競馬騎手の吉田稔さん(55)がG1レースを予想する「名手の視点」。先週のマイルCSは勝ったソウルラッシュを本命に推して、馬券も見事的中した。2週連続的中を目指し、「第44回ジャパンC」はドウデュースを本命にした。強かった天皇賞・秋同様の走りができれば好勝負必至で、状態も前走より良くなっていると判断した。3歳馬シンエンペラーは東京で力を出せるとみて対抗にした。馬券は馬連で勝負する。
第170回天皇賞・秋を勝利したドウデュース(左手前)の馬上でガッツポーズする武豊騎手。右端はタスティエーラ
ほぼ20年外国馬の勝利なし 日本馬が急速にレベルアップ
マイルCSはきっちりと的中させることができました。◎にじゅうまるソウルラッシュの快勝でしたね。見立て通りにどんな馬場でも対応してくれました。団野騎手もこの馬の力を信じて堂々と騎乗した印象。完勝でした。
勢いに乗ってジャパンカップも的中してG1連勝と行きたいところです。このレースは国際招待競走。外国馬との力関係が大きなポイントですが、海外馬がこのG1を勝ったのは2005年のアルカセットが最後です。
理由は日本の高速馬場に外国馬が対応できなかったことでしょう。日本競馬のレベルが急速に上がりました。今年は例年とはひと味違ったメンバーが来日したとあって好勝負は必至ですが、やはり軸は日本馬に。
◎にじゅうまるはドウデュースです。単純に天皇賞・秋が強かった。あの力をここでも出せたら勝ち負け。ダービーも有馬記念も勝っている馬ですから距離は問題はない。課題は折り合いだけかな。
その折り合いにしても、前走では問題はなかったですからね。ここも前半はじっくりと構えて後半に懸けるレースをしてくるかと。変に動くよりもじっとしていた方が切れ味は増す。春と違って落ち着きが出てきている今なら末脚を温存することは可能です。
追い切りVTRを確認する限りは状態の方もハイレベル。じっくりと構えて心の面でも今が充実期にあるんじゃないですか。手前替えもスムーズでしたし、馬体の雰囲気は前走以上を感じました。
弟が担当する3歳馬シンエンペラーは上がりがかかれば
相手も日本馬を。弟が担当する3歳馬のシンエンペラーです。凱旋門賞12着からの遠征帰りの疲労は気になりますが、中スポの矢作師の追い切りコメントなどを見る限りは状態は維持している様子。左回りの府中が一番力を出せる印象がありますし、上がりのかかる競馬なら。
3番手はジャスティンパレス。前走の天皇賞・秋は出遅れが痛かった。発馬五分なら。海外勢ではオーギュストロダン。戦績はすごいですよね。A・オブライエン調教師がこの実績馬を連れてきたのは自信があるからかと。状態を取り戻している感じのあるスターズオンアースの一発も怖い。スミヨン騎乗のゴリアットも押さえます。
名古屋競馬で10年連続リーディング獲得のレジェンド
▼吉田稔(よしだ・みのる) 1969年2月12日、佐賀県出身の55歳。元地方競馬騎手。名古屋競馬で94〜03年まで10年連続リーディングジョッキーの座を獲得。06年に通算2000勝を達成。JRAでも愛知杯、阪急杯、関屋記念、シリウスSなど重賞を5勝を挙げ、12年9月に現役を引退した。地方競馬通算2524勝でJRA通算160勝。
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