◇23日 明治神宮野球大会高校の部準決勝 横浜3―1東洋大姫路(神宮)=延長11回タイブレーク
横浜の背番号1が、投打で存在感を放った。奥村頼人投手(2年)が先発して5イニング無失点で試合をつくり、延長10回に左翼から再登板して計7イニング3安打無失点。5番に座る打撃でも、延長11回に適時打を放って貴重な追加点をもたらした。
明徳義塾との初戦は「5番・左翼」で出場し、先発した1年生右腕の織田が2安打完封。それだけに「勝ったうれしさとレフトから見ている悔しさもあった。エースは自分。5番で打たせてもらっているので、ピッチングとバッティングの両方をずっと意識している」とエースの意地をプレーで示した。
滋賀県彦根市出身で、小学生時代には阪神タイガースジュニアとしてもプレーした左腕。春夏通算5度の甲子園優勝を誇る名門でエースナンバーを背負い、この秋は2022年夏以来となる来春の甲子園出場を濃厚にした。
横浜の先発・奥村頼
滋賀県彦根市出身で、小学生時代には阪神タイガースジュニアとしてもプレーした左腕。春夏通算5度の甲子園優勝を誇る名門でエースナンバーを背負い、この秋は2022年夏以来となる来春の甲子園出場を濃厚にした。
"平成の怪物"と呼ばれた松坂大輔を擁した1997年以来2度目の神宮制覇を目指す。東洋大姫路との熱戦は、延長10回1死満塁の守備で内野5人体制も敷いて守り勝った。神奈川県大会2回戦からの11試合をすべて3失点以下で勝ち上がった堅守のチームを支えるエースは「1回1回、1人1人をしっかりと打ち取っていきたい」。目の前の相手と丁寧に向き合った先に、神宮、甲子園での日本一が待っている。
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