※(注記)これは速報であり、数値等は今後も変わることがある。
- 平成15年1月24日
- 17時現在
- 内閣府
- 台風の概況(気象庁情報:10月2日12時55分現在)
- 1日20時30分頃神奈川県東部(川崎市付近)に上陸、速い速度で関東地方から東北地方、北海道を北上した後2日15時に稚内市の北北西海上で温帯低気圧に変った。
- 1日から2日にかけて、中部地方から北海道までの広い範囲で大雨や暴風となった。
1日0時から2日7時までの総雨量(最多5地点)
場所 雨量(ミリ)神奈川県箱根町箱根 342静岡県天城湯ヶ島町湯ヶ島 263栃木県矢板市八方が原 223埼玉県秩父市浦山 215福島県福島市吾妻山 210風の状況(最大瞬間風速40m以上の地点)
場所 最大瞬間風速
(メートル)石廊崎 53.0銚子 52.2富士山 51.1勝浦 50.5三宅島 49.3小名浜 48.1八丈島 47.9大島 45.7浦河 44.7大船渡 44.2宮古 43.5石巻 41.2千葉 40.6八戸 40.1 - 主な河川の状況
- (1) 洪水警報の発令状況 地方整備局等名 河川名 警報発令 注意報切換え 注意報解除関東多摩川 10/1 22:35 10/2 01:45 10/2 02:35中部狩野川 10/1 20:05 10/2 01:20 10/2 03:50
- (2) 水位の状況
- 危険水位を超えた河川 計1河川
- 地方整備局等名 水系名 河川名中部 狩野川 狩野川
- 警戒水位を超えた河川 計50河川
- 地方整備局等名 水系名 河川名中部 狩野川 狩野川、来光川、大場川、黄瀬川関東 鶴見川 鶴見川多摩川 多摩川、浅川荒川 荒川、入間川、高麗川、都幾川、小畔川利根川 利根川、小貝川、鏑川、渡良瀬川、巴波川、思川那珂川 那珂川相模川 相模川北陸 信濃川 信濃川、千曲川、魚野川阿賀野川 阿賀野川、阿賀川、日橋川荒川 荒川東北 阿武隈川 阿武隈川、荒川北上川 旧北上川、砂鉄川、磐井川最上川 最上川鳴瀬川 鳴瀬川北海道 十勝川 十勝川、牛首別川、士幌川、十弗川、途別川、猿別川、下頃辺川釧路川 釧路川、オソベツ川網走川 網走川、美幌川常呂川 常呂川、無加川標津川 標津川湧別川 湧別川尻別川 尻別川
- (1) 洪水警報の発令状況
- 避難の状況(消防庁調べ:平成15年1月24日15時現在
- 避難勧告
- 1都1道5県4市4町で合計479世帯1,160人
- 都道府県名 市町村 世帯 人数 備考北海道 えりも町 3 15 解除岩手県 釜石市 336 790 解除宮城県 松島町 2 2 解除福島県 いわき市 44 94 解除三島町 50 167 解除埼玉県 狭山市 37 67 解除千葉県 東金市 1 4 解除東京都 瑞穂町 6 21 解除合 計
479 1,160
- 被害の状況
- (1)人的・住家被害(消防庁調べ:平成15年1月24日15時現在)都道府県名 人的被害(人) 住家被害(棟)死者 行方不明者 負傷者
(重傷) (軽傷) 全壊 半壊 一部損壊 浸水
(床上) (床下)北海道
2 9
101 7 32青森県
1
21
岩手県
4
5 114
16宮城県 1
1
52 2 172秋田県
6
山形県
13 2 7福島県
8
78 71 422茨城県
2 14
10 682
2栃木県
2
4
1群馬県
1
3
13埼玉県
2
6 53 11 226千葉県 2
1 38 6 32 1,376 7 6東京都
4 9 60 2 26神奈川県 1
1 10 1
38 37 332新潟県
1
97山梨県
5 1 1長野県
1
1
静岡県
2 8
2 11 164 593愛知県
2
11
3 1合 計 4
9 99 12 64 2,630 307 1,947- 10月1日宮城県で船員が作業中に転落のため死者1名
- 10月1日神奈川県藤沢市で高波に流され行方不明1名(2日遺体で発見)
- 10月1日千葉県旭市及び佐原市で電線に感電し死者2名
- (2) 土砂災害(国土交通省調べ:10月2日11時30分現在)
都道府県数 発生件数がけ崩れ 4 6 - (3) 道路(国土交通省調べ:平成15年1月24日17時現在)
- 通行止め箇所
延べ路線
(箇所)数 備考高速自動車国道 5 5箇所解除直轄国道 39 39箇所解除都道府県管理国道 75 71箇所解除都道府県道 328 321箇所解除有料道路 32 32箇所解除計 479 468箇所解除
- (4) 交通機関(国土交通省調べ:10月18日17時現在)
・18日17時現在で、台風第21号による施設被害等で運休となっている交通機関なし
- (5) ライフライン(経済産業省調べ:10月3日9時現在)
- 供給停止戸数
都道府県数 延べ戸数 停止中の戸数電力 16 約952,070 0
- (6)公共土木施設被害(国土交通省調べ:平成15年1月15日17時現在)・河川 477箇所・道路 262箇所・砂防施設等 24箇所・海岸 58箇所・公園 1箇所・港湾 8箇所
- (7) 農林水産関係(農林水産省調べ:平成15年1月10日17時現在)
- 被災箇所数
箇所数等農地 294農業用施設等 284治山施設 13林地 158林道 693森林 8,443ha漁港等 38農作物等 野菜、果樹等
- (8) 文教施設(文部科学省調べ:10月18日17時現在)
- 被災箇所数
箇所数国立学校 13公立学校 121私立学校 9社会教育・体育施設等 257
- (9)その他の施設
- 18海岸において海岸保全施設(国土交通省所管)が被害
- 被害があった空港・航空保全施設については、3日13時復旧
- 5港湾において港湾施設が被害
- 公園施設1施設が被害
- その他については調査中
- (10)激甚災害の指定
・ 「平成14年10月1日及び同月2日の暴風雨による災害」として激甚災害に指定し、森林災害復旧事業に係る補助の特例措置等を適用(11月26日閣議決定、29日公布・施行)。
- (1)人的・住家被害(消防庁調べ:平成15年1月24日15時現在)
- 政府の主な対応
- 国土交通省注意体制(10月1日14時)、警戒体制(10月1日17時)
- 農林水産省災害対策関係局庁連絡会議設置(10月1日15時)
- 警察庁災害警備連絡室設置(10月1日17時)
- 消防庁第一次応急体制(10月1日17時30分)
- 内閣府情報対策室設置(10月1日17時45分)
※(注記)特段の変化がなければ、本報をもって最終。