東日本大震災(平成23年3月)
ツイッターのフォロワーは600人から12,000人へ
浦安市 30代 男性 市役所職員
[画像:ツイッターのフォロワーは600人から12,000人へのイラスト]
インタビュー日:2012年9月3日
ツイッターの利便性や効果はだれもが知るところですが、浦安市のツイッターは2011年1月に開設したばかりでした。市民からの反応がどのようなものなのか、かなり不安がありました。震災前のフォロワーは600人、震災直後からアクセス数が伸び、最終的には12,000人までに膨れ上がりました。しかし、一般的な情報しか提供できなかったという反省はありますが、浦安市でデマが流れるようなことが起きなかったのはツイッターの威力といえるでしょう。
更に、1日2回のCATVでの情報提供。これを見た市民の方々から、市内の液状化の被害を初めて知ったという声もいただきました。市役所の駐車場に自衛隊が給水活動しているのを見て、「何をしているのか」と聞いてきた人もいたくらいなので、同じ市内でも、地域によって被害状況は全く違ったからなのです。
市民の皆さんがいかに正しい情報をほしがっているか、そして私たち市の職員はいかに正しい情報を発信していかなければならないかを改めて認識しました。ですが、実際には、あの場でそんな風に思う余裕もなく、市内の被災状況を自分の足で駆けずり回って把握していたというのが実態です。今に思えば、情報を一元化し発信していくまでに若干もたつきがあったように思います。