平成16年台風第23号(平成16年10月)
やりがい求めるボランティアの調整しきれず
(宮津市 50代 女性)
ボランティアに来る人は、当然困っている人の家に行きたいと思っている人が多くて、ボランティアセンターとしてそういう人をどうさばくか、行き先をどう見つけるかが結構大変でした。
「もっとしんどいことをさせろ」とか、「こんなことをしにわざわざバスで来たんじゃないぞ」みたいな声もありました。確かに、1,200人とかいうあまりにも大きな人数の団体を受け入れたこっちも問題で、調整し切れなかったということも事実です。
結局のところ手挙げ方式で、「うちに来てください」という人のところに行ってもらいました。行政や自治会のほうからも、「何かないですか」みたいな声かけはしてもらいましたが、やっぱり自分から手を挙げた人のところに行ってもらうことがほとんどでした。
後で、参加した人から、「声を出した人だけでなく、ちゃんと行くべき人のところに行ったのですか」みたいな手紙をもらいました。
そう言われる部分もあったかもしれないなと思うこともあるけど、どういうやり方が良かったのかは今でもちょっとわからないんです。