山陰地方の大雪(平成22年12月〜23年1月)
仕事柄、天気や波の情報には過敏なのに
〜「着雪」情報、聞きもらす〜
(安来市 60代 男性 建設会社役員)
当社では現場での作業が中心なので、安全面を考慮した教育をつねに心がけています。また万一の災害に備え、社内の緊急連絡網を用意するとともに、各現場の安全確保や避難などについても指導を行なっています。今回は、年末年始の休業中の豪雪であり、対象物が転覆船や沈没船の引き上げでしたが、迅速な対応ができたと思います。
私どもは海の仕事をしていますので、天気や波の情報については、陸の業者より過敏になっています。それにより、今日は仕事ができる、できないという判断をしますので。しかし、温暖化の影響でしょうか、雪が年々減少する中、注意報や警報は出ていましたが、少し油断があったように思います。「着雪」については、あまり意識して情報を聞いていませんでした。今後、公共機関の情報として、地域で暮らす人や働く人に密着したピンポイントの予報を発表していくというのも、よいのではないかと思います。