山陰地方の大雪(平成22年12月〜23年1月)
命を救ったご近所づきあい
〜改めて実感するお付きあいの大切さ〜
(安来市 50代 男性 市役所職員)
このあたりの地域性なのかもしれませんが、このあたりでは顔見知りがほとんどです。今回の豪雪でも、日ごろのおつきあいのおかげで、尊い命が救われました。
ある人が、近所のお宅の前を通りかかったところ、軽トラックのライトがつきっぱなしになっているのを見つけたんです。「ここの人は、そんなことをする人じゃないけれどもなぁ?」と思い、様子を見に行ったところ、なんと家の人が屋根から落ちてきた雪に埋もれていました。すでに低体温症に陥っていたそうです。気づかれなければ、亡くなっていたと思います。顔が見えるおつきあいの大切さを、あらためて実感させられる出来事でした。