ごあいさつ
三菱UFJ銀行 頭取 半沢 淳一
日頃より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。頭取の半沢でございます。
コロナ禍を経て、デジタル・グリーンといった大きな潮流変化は、一層加速しています。また、地政学リスクや経済のデカップリング、人々の価値観の隔たりも顕著になっており、私たちはかつてない「分断」の時代にいます。日本では、金利のある世界が戻りつつあり、「失われた30年」と言われる長期停滞から脱する好機が訪れています。
こうした歴史的な変化の中で、個人のお客さまは貯蓄から投資の動きを強め、デジタルやAIを活用したサービス、利便性の高い多様なチャネルを求めています。企業のお客さまは生産性の向上に取り組み、ビジネスモデルの再構築、果敢な投資に踏み切っています。
当行を含むMUFGグループは、今年度から、新たな中期経営計画をスタートさせました。新中計では、「分断」の中で、お客さまをはじめ様々なステークホルダーを「つなぐ」存在となることで、「世界が進むチカラになる。」という私たちのパーパス(存在意義)の実現を目指していきます。
世の中の変化を先取りし、お客さまの課題に寄り添い共に解決を図ることで、お客さまや経済の発展に貢献していく。そのために変化を恐れず、自ら変わり続け、未来を切り拓く強い銀行となることを目指して、全行員一丸となって進んで参ります。
これからも一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
株式会社三菱UFJ銀行
取締役頭取執行役員