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アンダーピニング工法

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技術概要

都市部の地下空間は、鉄道、道路、埋設物、建物基礎などが輻輳しているため、これら既設構造物直下に地下構造物を新設する事例が増加しています。
アンダーピニング工法は、既設構造物直下の掘削等による影響を抑制するため、既設構造物を新たな基礎に受替える技術で、許容変位量の制限、狭隘な空間での施工など厳しい条件下での施工となります。
受替え方式には、既設構造物を支持杭や下受け桁により直接受け替える方法と、パイプルーフや地盤改良により間接的に防護する方法があります。

[画像:受替え方式の種類]

受替え方式の種類

[画像:直接受替え方式の例]

直接受替え方式の例

[画像:間接防護方式の例]

間接防護方式の例

特長

直接受替え方式(最も実績が多い)

  • 既設構造物と下受け桁との間に油圧ジャッキを設置し、プレロードを導入することで、既設構造物の変位を制御することが可能

  • 開削トンネル、建物基礎など大型の地下構造物の受替えが可能

間接防護方式

  • 非開削施工により地上交通や周辺環境への影響を低減することが可能

  • 構造物を地盤改良やパイプルーフなどにより間接的に防護して変位を抑制することが可能

適用例

首都高速中央環状新宿線SJ41工区トンネル工事

工事概要

本工事は、地下鉄丸ノ内線を下受け桁でアンダーピニングし、直下に道路トンネル(×ばつ深さ25m)を新設する工事です。
地下鉄の直下を導坑掘削し、下受け桁の挿入・設置を行いました。下受け桁の設置に際しては、プレロードを導入し、地下鉄の変位を抑制しました。

[画像:アンダーピニング概要図]

アンダーピニング概要図

[画像:①導坑掘削]

①導坑掘削

[画像:②下受け桁挿入]

②下受け桁挿入

[画像:③プレロード]

③プレロード

[画像:④アンダーピニング完了]

④アンダーピニング完了

地下鉄12号線環状部青山工区建設工事

工事の特徴

本工事は、並行する2本の地下鉄(銀座線および半蔵門線青山一丁目駅)を、下受け桁でアンダーピニングし、直下に12号線(都営地下鉄大江戸線)青山一丁目駅を新設する工事です。狭隘な導坑内から支持杭の施工と下受け桁の設置を行い、約5,000tの躯体を支持しました。下受け桁の設置に際しては、プレロードの導入・サポートジャッキによる受け替えを行い、地下鉄の変位を抑制しました。

[画像:アンダーピニング概要図]

アンダーピニング概要図

[画像:導坑内からの支持杭の打設イメージ]

導坑内からの支持杭の打設イメージ

主な施工実績

工事名称

施工年度

場所

発注者

受替え構造物

受替え方式

地下鉄12号線環状部
青山工区建設工事

1993年〜2001年

東京都
港区

東京都地下鉄建設株式会社

地下鉄銀座線(L=20m)
地下鉄半蔵門線青山一丁目駅ホーム部とコンコース部(L=40m)

下受け桁方式

市営地下鉄東西線
御陵駅建設

1994年〜1996年

京都府
京都市

京都高速鉄道株式会社
京阪鉄道株式会社

京阪京津線(L=300m)

パイプルーフ

首都高速中央環状新宿線
SJ41工区トンネル工事

1998年〜2006年

東京都
中野区

首都高速道路株式会社

地下鉄丸ノ内線(L=37m)

下受け桁方式

首都高速中央環状新宿線
SJ34工区(1-4・2)西新宿北
連結路トンネル工事

2003年〜2006年

東京都
渋谷区

首都高速道路株式会社

京阪京津線(L=300m)

パイプルーフ

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